[ 1] ●比較について
急に思ったので、誰かの助けになることもあるかと思って記します。
深夜、ふと数日間の気うつが解ける。
多くの悩みごとは、比較から生じるのではないかと思い当たったからだ。
これには、当然人との比較もあるが、
このときああだったら、もっとうまくいったのにとか、こうしたから失敗したとか、人が自分の願うようではないとかいった、理想との比較が常に私たち
を取り巻いて苦しめるのだ。
いま、あるがままを受け入れ、そのままの自分を許すことは、当たり前のようでいながら、さまざまな人を見ていると、できていないことが多い。
もちろん、私は常に、あるべき、あって欲しい自分と比較して、自分を苦しめてきたのだ。
わかったからといって、すぐに心の癖を治すことは難しい。ただ、自覚し続ければ変わっていくと思う。
焦っても、苛々してもしょうがない。
私たちは、みな不完全であり、なんらかの面で障害を抱えているのだ。
ついでにいうと、最近「負け犬」の女性論が話題だが、一部に受けるキャッチはともかく、本来女性に勝ち負けの概念を適用するのは違うのでは、
と思う。
そもそも女性は多くがネコ型だし、縦社会の競争者ではないのだから。縦社会に生きる、《犬》になるのはやめましょう。
じつに、動物行動学で、犬は順位で動くということを発見して驚いていた矢先。象徴的にも、じっさいにも犬とはそうしたものらしい。
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