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臨床心理学における心理面接の実践と学習に役立つ書籍をピックアップしています。クライアントの心理状態と生活環境を的確に理解して共感的に支えるところから精神療法は始まりますが、心理面接には『クライアントの状態』を査定するための診断的面接と『クライアントの主訴』を解決するための治療的面接(対処的面接)とがあります。

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心理面接と精神療法に役立つ参考書


臨床心理面接技法 (1) 臨床心理学全書 (8) (単行本)

臨床心理面接技法 (1) 臨床心理学全書 (8) (単行本)
著者:伊藤 良子 (編集), 大塚 義孝, 東山 紘久, 岡堂 哲雄, 下山 晴彦 出版社:誠信書房

心理臨床活動の技法と実践に精通した日本を代表する臨床研究家がまとめた『臨床心理面接技法』の体系的なテキスト(教科書)ですが、心理臨床技法・理論の総合的な理解をする為にはシリーズを通して読んだほうがいいでしょう。シグムンド・フロイトを始祖とする古典的な力動的精神療法(精神分析療法)やカール・ロジャーズがカウンセリングの原理原則を示した来談者中心療法、内観的(主観的)な精神分析を反駁した客観的な行動療法・学習心理学を解説しています。もちろん、エビデンス・ベースド(統計学的根拠に基づいた)な最新の臨床心理面接技法も詳しく解説されており、アーロン・ベックから始まる認知療法や認知行動療法の理論と技術を学ぶ事も出来ます。最後の章では、スティーブ・ド・シェイザーやインスー・キム・バーグの活躍で知られる解決構築志向のソリューション・フォーカスト・アプローチについても解説しています。
遊戯療法、箱庭療法、芸術療法、臨床動作法、イメージ面接について学びたい場合には、同じシリーズの『臨床心理面接技法 (2)』を、家族療法・夫婦療法、グループ・アプローチ、心理教育的アプローチ、物語的アプローチの理論・実践については『臨床心理面接技法(3)』 を参考にしてみて下さい。


臨床心理査定技法〈1〉 (単行本)

臨床心理査定技法〈1〉 (単行本)
著者:下仲 順子 (編集)  出版社:誠信書房

上の『臨床心理面接技法シリーズ』とセットで購入すると、臨床心理学の主要な研究・調査領域である『心理療法(精神療法)・心理アセスメント(心理査定)』をバランスよく体系的に学習することが出来ます。一般的に心理査定技法というと、質問紙法や投影法の心理テスト(心理検査)を思い浮かべますが、この誠信書房の『臨床心理査定技法シリーズ』では知能・性格・認知・行動の各領域における査定を効率よく学び取ることが出来ます。また、脳器官の器質的・機能的障害によって発症する言語障害・知能障害・記憶障害・失行・失認などを鑑定・判別するための『神経心理学的アセスメント(査定)』の解説と技法にも力を入れて執筆していますので、脳機能と精神機能の相互的な関係性をアセスメントを介して学ぶことが出来ます。
臨床心理士養成課程における必修科目「臨床心理査定演習」に該当する内容を本書を通して学べますが、同じシリーズである『臨床心理査定技法(2)』では、ロールシャッハ・テストやTAT(主題統覚検査)などの投映法の解説に力点が置かれています。
誠信書房の臨床心理学シリーズでは、学校教育・産業(企業)・児童福祉・社会福祉領域におけるコミュニティ援助を詳説した『臨床心理的コミュニティ援助論』や学校環境において児童生徒・教師の適応と発達・ケア(支持)を促進する学校臨床活動について書かれた『学校臨床心理学』もお薦めです。


治療関係と面接―他者と出会うということ (単行本)

治療関係と面接―他者と出会うということ (単行本)
著者:成田善弘  出版社:金剛出版

心理面接技法において最も重要なことはクライアントと相互的な信頼関係(尊重関係)を醸成するラポールですが、『治療関係と面接−他者と出会うということ』では特に治療者とクライアント(患者)との「感情的な共鳴現象(共感体験)」を中心に心理面接の専門的な側面を解説しています。第1部の『心理療法と精神病理』では、心理面接におけるクライアントとの出会い(エンカウンター)と心理臨床家・クライアントの心理的変化を経験論的に語り、第2部の『病態と治療』では境界例(境界性人格障害)の精神療法の事例研究を示しながら、マスターソンの理論・技法を学べる構成となっています。
同じ成田善弘の著作で心理面接技法に関するものは多くありますが、誠実な臨床家に求められる姿勢・態度・診断と見立て・共感と解釈などをまとめた論文集『セラピストのための面接技法―精神療法の基本と応用』や精神療法家の仕事のエッセンスを抽出した『精神療法家の仕事―面接と面接者』もお薦めです。


感情に働きかける面接技法―心理療法の統合的アプローチ (単行本)

感情に働きかける面接技法―心理療法の統合的アプローチ (単行本)
著者:レスリー・S. グリーンバーグ, ロバート エリオット, ローラ・N. ライス  出版社:誠信書房

現代の最先端の精神療法では『複数の技法・理論の治療的統合』が盛んに進められていますが、本書『感情に働きかける面接技法―心理療法の統合的アプローチ』では身体感覚や擬似体験(ロールプレイング)を中心に展開されるゲシュタルト療法とフォーカシングの統合が模索されています。ロジャーズの来談者中心療法(クライエント中心療法)の共感的理解に基づくカウンセリングを行いながら、自分自身の心理状態や葛藤の苦悩に対する『気づき(自己洞察)』をゲシュタルト療法やフォーカシングで促進していき治療効果を得ようとするものです。心理療法のプロセスだけでなく、具体的な心理臨床家(カウンセラー)の介入技法やその介入に対するクライアントの反応も丁寧に記述されているので『感情に働きかける身体運動的な技法』を習得したい人には読む価値のある書籍です。


看護のための精神医学 第2版 (単行本)

看護のための精神医学 第2版 (単行本)
著者:中井久夫, 山口直彦 出版社:医学書院

心理臨床活動と看護行動の間には密接不可分な関係があり、その本質は『クライアントや患者の健康・安心・利益を増進する』ということであり『クライアントや患者の苦しみや痛みを緩和する』ということです。クライアント(患者)の人生の質を高める為に心理臨床家や看護師に出来ることとは何なのか?を考えるために最適な書であり、本書の基本姿勢である『看護できない患者はいない』というフレーズを心理臨床の場面にどう活かせるのかを考えることが大切だと思います。心理臨床家には精神看護学の立場から看護師に近似した『ケア(いたわり)の要素』が求められることも多く、患者(クライアント)の傷つき疲弊した心に共感的に寄り添って支える行為は医学や心理臨床に欠かすことが出来ないものなのです。
中井久夫が翻訳した『サリヴァンの精神科セミナー』では「精神医学とは対人関係である」と喝破したサリヴァンの実証主義的なケースワークが多く収載されており、心理療法における対人関係のプロセスと具体的なコミュニケーション技法を学ぶことが出来ます。哲学、文学、心理学、認識学、犯罪学などの学問分野を渡り歩きながら人間の『記憶』機能の構造と本質、その病理の発現(PTSD)に接近しようとする中井久夫の創造的な著作『徴候・記憶・外傷』もお薦めです。


セラピストの仕事―心理面接の技術 (単行本)

セラピストの仕事―心理面接の技術 (単行本)
著者:ジョージ ワインバーグ (著), 高橋 祥友 (翻訳), 高柳 陽一郎 (翻訳) 出版社:金剛出版

アメリカで版を重ねているサイコセラピー(精神療法)の基礎的な指導書であり、診断的・治療的な心理面接の具体的かつ実際的な進め方を丁寧に解説している本です。心理臨床家(サイコセラピスト)の仕事の現実や求められる資質について書き、心理面接のイントロダクション(受理面接)から治療の終結までのプロセスを事例研究を交えて分かりやすく記述しています。心理臨床家がクライアントの利益と権利を守る為に身に付けるべき『プロフェッショナルとしての心理面接のプロセス』を書いている本であり、理想的な臨床家とクライアントの人間関係のあり方についても実際のケースを参照しながら述べています。


セラピストとクライエント―フロイト、ロジャーズ、ギル、コフートの統合 (単行本)

セラピストとクライエント―フロイト、ロジャーズ、ギル、コフートの統合 (単行本)
著者:マイケル カーン (著), 園田 雅代 (翻訳)  出版社:誠信書房

心理臨床家とクライアントの『治療的に有効な人間関係』に焦点を合わせて、フロイトやロジャーズ、ギル、コフートの精神療法理論と技術を統合しようとする意欲的な専門書です。シグムンド・フロイトの精神分析では、分析家がクライアントの過去の記憶や情動についての『解釈』を与えますが、自由連想を行う古典的な精神分析では『共感的・配慮的な態度』より『中立的・権威的な態度』が目立っていました。カウンセリング技法を体系化したカール・ロジャーズはクライアントの『共感的・配慮的な理解』をカウンセラーの修得すべき基本的態度としましたが、本書では、対立しがちなフロイトとロジャーズの理論をマートン・ギルの『再体験療法』を介して統合しようとします。そして、その技法的な統合の結果として、自己愛の発達に基づく自己心理学を確立したハインツ・コフートの精神療法へとたどり着いていきます。S.フロイトから始まる精神分析療法に画期的な転換点をもたらしたハインツ・コフートの共感性と自己愛の発達について詳しく知りたい方は、アーネスト.S.ウルフの『自己心理学入門―コフート理論の実践』を参照してみてください。


心理療法と心理検査 (単行本)

心理療法と心理検査 (単行本)
著者:馬場礼子 出版社:日本評論社

著者・馬場礼子の30年にわたる研究論文を集成した書籍ですが、『心理検査・心理療法・芸術』の3部構成で編集されており、境界性人格障害のアセスメントにロールシャッハ・テストを用いる場合などの具体的な事例研究が収載されています。精神分析療法の技法と理論では陽性感情転移の一つである『恋愛性転移』を取り上げて、クライアントから寄せられる激しい感情転移に対してどのように対処すれば良いのかの示唆を得ることが出来ます。芸術論としては「川端康成の映像」などが採用されており、精神分析や心理アセスメントとはまた別の観点から人間の心理活動の本質へと鋭く切り込んでいます。
精神分析における転移現象の治療的な対応と解釈をするためには、同じ馬場礼子が書いた心理療法の基本テキスト『精神分析的心理療法の実践―クライエントに出会う前に』や逆転移感情への対処の入門書である『ころんで学ぶ心理療法―初心者のための逆転移入門』が役立つのではないかと思います。


心理療法の形と意味―見立てと面接のすすめ方 (単行本)

心理療法の形と意味―見立てと面接のすすめ方 (単行本)
著者:溝口 純二 (著)  出版社:金剛出版

心理臨床活動の現場経験を踏まえた実践的なテキストであり、『心理療法の始め方・アセスメント・具体的な介入と心理治療・途中経過とフィードバック・心理療法の終わり方』という基本的な心理面接の流れをケースを通して理解することが出来ます。『心理療法の重要概念』を解説して、そういった概念を知的理解に終わらせずに実際の技法に活かすにはどうすれば良いのかを示しています。クライアントを正確に理解して適切な介入方法を選択するために必要な『見立て・査定』について学ぶことができ、転移と逆転移の感情を治療的に活用する為のヒントも多く収載されています。


メールカウンセリング―その理論・技法の習得と実際 (単行本)

メールカウンセリング―その理論・技法の習得と実際 (単行本)
著者:武藤 清栄, 渋谷 英雄 出版社:川島書店

日本ではまだメールカウンセリングの実証的な理論化や技法の体系化が十分に進んでいませんが、本書は『メールカウンセリングの治療効果を発揮するための技法構築』に焦点を当てた書籍となっています。共感的な理解や対人的な支持の言葉だけに終わるメールカウンセリングではなく、個別的な人生を送るクライアントの心に深く染み渡るメールの書き方とはどういったものなのかを実例を元に考えています。本書以外にもインターネットを利用する心理療法(カウンセリング)の解説書として『インターネット・セラピーへの招待―心理療法の新しい世界』が、メールカウンセリングの事例を集めてその効果を検討した書籍として『ハートセラピー―心にしみるメールカウンセリング』があります。

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