*2007年11月のワタクシ。*
シナリオ教室時代の知り合いで、今も月一勉強会でお会いするYさんが、落語の脚本コンテストで受賞した。
今日はそのお披露目という事で、第17回三笑亭夢丸独演会 を見に行った。(Yさんの受賞の子細はこちら)
覚悟はしていたのに、仕事が予想以上に進まず、悪戦苦闘の日々が続いてる。
でも、せっかくの知り合いの晴れ舞台。良い刺激に違いない。
このところ“和"づいているところに持ってきて落語というのも、なにかのご縁かも。
会場も、先日長唄を聴きに行ったばかりの国立劇場の並びの国立演芸場。
街中へ出るのでついでに資料写真も撮って来た。地下鉄とか、あまり役には立たなかったけど(笑)。
会場に入ると一本目の途中だった。
Yさんの脚本は今回のメインなので登場はトリだが、その前に弟子達の出し物が何本かある。
本当は、時間も無い事だし、トリだけ見に来てもいいなと思ったんだけど、上記のような理由+気分転換も兼ねて、通しで見てみようと思って。
後ろのドアから入るとすぐ、最後列にYさんの大きな背中が見えた。
後ろから観客の反応も見えるんだな…緊張してるんだろうなぁ。
出し物の途中なので。私も最後列の角の席に座る。
お弟子さん達の落語は…、うーん、あまりうまくない人もいたみたい。オチが聴き取れなかったりして。
こういう世界も当然ながら修練がモノを言うのでしょう。
何本か落語を聞いた後、トリに師匠が出る前に、独楽回しのショーがあった。
これは、面白かったな。知ってたらもっと前の席に座るんだった。
落語を聞きに来てこんな出し物があるとは知らなかった。でも、こういう芸は、面白いから好き。
そしてついに、Yさんの受賞作を三笑亭夢丸師匠が上演!
話の前に簡単な解説。
「笑いの要素は少ないが良い味わいの秀作」と、いうような内容だったと思う。
応募時は『銭勘定』というタイトルだったのが、『三文銭』に変更されている。
どちらでもなるほど、というタイトルなんだが、「銭勘定」という言葉の持つちょっと卑しいイメージとはかけ離れた印象だったので、これで正解かも。
なるほど、笑う部分は少なくて、落語に付き物のマヌケなキャラクターも出て来ない。
でも、江戸の町方の雰囲気とか、やり取りの巧さ、キチンと落ちるラスト、と、落語の要素はタップリ。
へえぇ〜、こういうやり方もあるんだ、と、ちょっと新鮮な印象だった。
作者の人となりを、多少なりとも知る身としては、 らしいなぁ、というのが何だか嬉しい。
終わると満場の拍手。
Yさんに挨拶して「すごい拍手でしたね」と言うと、
「僕じゃなくてあちら(と、舞台を指して)のね、力だから」と、モジモジ。
でも、嬉しいだろうなぁ。いいなぁ。
原稿、終了!
ああ、長かった……辛かった……大変だった……。
結局最後は押せ押せになってしまい、ちゃんと描きたかった背景もあきらめ、貼りたかったトーンもあきらめて、最初に告げられた期日通りの夕方に、持って行かれてしまいました(泣)。
それでも、1日やそこら締切延ばしてもらったところで、もうそんなに変わらなかった気もする。
本当にヘロヘロになってしまって、探し物(道具とか)は増える、失敗して原稿を汚す、判断力がニブッて必要無い仕事をやっては訂正する……と、いう状態に陥っていたから。
でも、あと一時間あれば、青年のシャツとヒロインのブーツとおじさんのセーターに色が付けられた…トホホ。
最寄り駅で受け渡しをしたのが19:00。
取りあえず食べる物(と、本日発売のボージョレ・ヌーヴォー♪)を買って帰り、お風呂にお湯を入れながら買った物を食べたら眠気に耐えられなくなって、お風呂はあきらめて取りあえず寝る。
布団に入ったのが20:30頃。
寝ながら足(右ふくらはぎ)がつって目が覚めて、やはり身体が固まっていて休めないのだと起き出して、お風呂に入る。
沸かし直しのできないユニットバスなんだけど、『沸かし太郎』というナメた名前の便利グッズで保温している。ありがたや。
サッパリして、身体も軽くなったところで、お待ちかねのボージョレを開けて「お疲れ様」の乾杯(一人上手と呼ばないで…笑)。
半分くらいでまた眠くなって、もう一度寝て、次に起きたのが翌16日の22時。頭痛がするので、また入浴、食事、睡眠。
17日の早朝5時、やっとスッキリと目が覚めて、なんとか日常生活に復帰できた。
慣れないジャンルだった事もあるけれど、やっぱり修練不足が一番の原因、だと思う。
それと、思いもよらず前半に歯が折れたり、靴擦れを悪化させてしまい、全然泳ぎに行けなくて肩凝りも最悪の情況に……いやいや、やっぱりサボッて絵を描かなかったのが、一番の敗因だわ。
顔が描けない。表情が、動作が描けない。服のシワやら襟の付き方まで、迷い出したらキリが無い。
驚いたのは、顔の向きに元々多少の差はあったけど、苦手な向きが全く描けなくなってた事。裏返してチェックしたりして、やっと顔らしきモノに仕立て上げた。(本来、裏返しの絵ってヘンなので使えない物なんだけど…)
……歳、ってのもあるかもしれないけれど。
やっぱり描き続けなくては、衰えも早いに違いない。
描こう、仕事無くても。
(と、心に誓ってみたものの、締切から早や半月経った、今日は11月30日。
締切以来、全然描いてません……どーすんじゃコラ。)
実は、某SNSで別の仕事に応募していて、この仕事進めながらネット経由でやり取りをしてたんだが、締切当日に断りのメールが届いた。
もう、それどこじゃない状態になってたんだけど。
てなワケで、またまた仕事のスケジュールは真っ白です。
フリーの編集者、というかライターみたいなお仕事をしているR子さんのお誘いで、某プロジェクトの打ち合わせにお邪魔しました。
久しぶりに足を踏み入れた、出版社の接客ルームという所。
なんだかすごい煙草の煙で、前半30分程は半ば失神状態。
後半、ちょっと慣れてきたのか、話に少し参加できたけど。
こんな飛び入り参加にも資料のお土産をいただいて、ちょっとラッキー♪
…でも、私も何か出さないといけないようで…(汗)。
具体化したら、かなり面白そうな企画ではあるんだけれど、すみません、何も思い浮かばない…。
まだ資料読んでる途中。
久しぶりの仕事で精魂尽き果てた、15日の夜。
さーて、次は沖縄だ。22日から、これまた4月以来久々のダイビングのため、嘉手納へ行く予定。
なのだが…、ツアー主催者のM氏から送られて来た書類を、あらためて(と言うか、初めて落ち着いて)読んでみてガクゼン。
往復飛行機チケット代とホテル宿泊費の振り込み期限を、10日も過ぎている!!!!
目の前が真っ暗いや真っ白、どっちだ!?とにかくパニック。
慌てて書類に載ってる問い合わせ先に電話するが、出ない。M氏に謝罪メールを送って、とにかく翌16日振り込みをした。
……あー、社会人として、ダメだ。
行けるのか私、沖縄へ!?
そのまた翌17日に、M氏から携帯に電話が入った。
飛行機のチケットが届いたので渡したいが郵送がいいか?
って言うか行っていいんですかワタクシ?
いったいどなたが立て替えてくださったのでしょうか。
20日、会社帰りのM氏と最寄り駅前でチケットの受け渡しをした。
行けるんだ、私、沖縄。
催促してくれたらいいのにー、と、甘えた事を思ってしまったんだが…、よーく考えたら、されてた。
書類が届いてしばらく後に、M氏からメールで「書類届いてる?」との問い合わせ。「来てますよ」と返事した(うー)。
その後一度、駅前のスーパーで買い物中にM氏にバッタリ会った。「書類届いてる?」と聞かれたので「うん」と答えた(ひー)。
そう言えば何か言いたそうだった、あの時。
催促された事に気付かなかったんであった。
届いた書類はちゃんと読めよ、最低。
ああ、大人として全然、ダメだ…。
羽田空港12時発の、ANAピカチュウジェットで出発。
内装も、座席の頭部分のカバーとか配膳コーナーのカーテンなんかもピカチュウ柄。カワイイ!と言うよりは、「あれに乗るの!?」と思ったけど(笑)。
一緒に行くのはチーム最年長のMMさん、走るクラスで一緒のT氏、和裁で一緒のH氏(今日も和服だ!)。
チケットの引き替え方法が最近変更されたとかで、機械の前でちょっとモタモタしてしまった。
連休前とあって機内は満員、4人並んで真ん中の列、残念ながら窓の外は見られない。
まあいいや、飛び立てば那覇まで、3時間弱だもの。
那覇空港にはmarinaさんがお迎えに来てくれていて、嘉手納の『ダイビングショップJAM』の事務所に着いたのが4時頃、挨拶をして、すぐ前のホテルへ。
今回は2泊目から別のホテルに移って3人部屋なので、一人は今夜だけ。部屋は7階で、前回より見晴らしも良くて部屋もキレイ。いい感じ!
東京は寒かったので、暖かい沖縄に来て身体がフニャ〜と弛んだ気分。キモチイイ!
夕食はメンバー4人とスタッフで居酒屋ご飯。今夜はこれで、寝るだけ。
ああ、早く海に入りたい!気分が盛り上がって来たぞー。
朝は8:30にJAM事務所集合。
お天気もまあまあの薄曇りで、近場で3本ボートダイブ。
出発前におさらいしておこうと思っていたのに、グダグダ寝て過ごしてしまって講習で習った事を全然覚えてない!
一本目の“シッティングバックロールエントリー"の前は、ちょっと怖くなって軽くパニクッてしまった(笑)が、海に身体が入ると何となく思い出した(ような気がした)。水はちょっと白っぽく濁って見えたが、明るくていい感じ。
アンカーのロープを伝って潜る。耳抜きも、問題ナシ。
我々のチームの他に、立派な水中カメラを持った女性Tさんが同行、かなりのベテランらしく、ジタバタしている私の腕を掴んで落ち着かせてくれた。
「私を見て」と動作で示されて、マスク越しに目が合ったら、それだけでとても落ち着いた。かっこいい〜!
2本目、ロープ伝いに潜った途端、進行方向に大きなエイを発見!
私の前にはTさんだけが入っていて、立派なカメラで狙っている。
体長1m(尾を入れたらもっと)くらい?水中は大きく見えると言うから分からないが、かなりデカイ。しばらくユラユラ泳いだと思ったら、アッという間に視界から消えた。
後で聞いたら『マダラエイ』というヤツなんだそうだ。
ボートに上がってから、Tさんが「見たの二人だけよ」と言って来た。ラッキー♪
一緒の飛行機で来たH氏とT氏は初心者という事で、同じボートで海へ出てすぐ近くでOW講習をしている。
初心者と言ってもH氏は海育ち、T氏もスキンダイビング経験者とあって、全く落ち着き払っている(笑)。
私の講習も担当してくれたMiharuさんが二人を指導しているが、半年見ないうちにすっかりイントラの貫禄が付いて頼もしくなっている。
そう言えば、MarinaさんもMiharuさんも、ホッソリしてキレイになった。20代前半だもんなぁ。どんどんキレイになるよね(遠い目…)。
我々ファンダイブ組はMarinaさんが引率してくれる。
前回私が大騒ぎをして喜んだせいか?
ハリセンボンを見付けて膨らませてくれた。またまた大喜び。
膨らむのは威嚇の動作だから、本人(ハリセンボン)かなりのストレスなんだと思うけれど、カワイイ、あまりにもカワイイ。
少し落ち着いて周囲が見渡せるようになって来たのか、砂地にいる膨らむ前のハリセンボンを何匹が見かけた。いえね、膨らんでなくても、けっこうカワイイのよ。
お昼を挟んで3本潜り、今日からのホテルはボートの置いてある浜のすぐ近くなので、同室のMMさんと直接ホテルへ行く。
2LDKの広々としたコンドミニアム。キッチン(空っぽ)に電子レンジ、3ドア冷蔵庫、洗濯機。米軍が家族と利用する用だそうで、スナック菓子の自動販売機はドル仕様。
広くてキレイでいいんだけど、小さなバスタブにセンが無い。事務所へ行って聞いたら「米軍さんはシャワーでOK」なんだそうで、元々用意が無いらしい(泣)。でも、頼んだらどこからかヤカンとマグカップを調達してくれた、これでコーヒーが飲める!(プチ依存症)
暗くなって後発隊3人が到着、今夜の宴会はニギヤカ。
沖縄料理はだいたい美味しいけど、刺身はイマイチかも…まあ、元々刺身大好きって方でもないんだけれど。
モズクの天麩羅、島ラッキョの天麩羅、ジーマミー豆腐の揚げ出し。揚げ物ばっかじゃん!?
今回の大ヒットは“フーチャンプルー"(麩と野菜、スパムの炒め物)と“アグーの塩焼き"(沖縄の豚“アグー"のバラ肉の塩漬けを焼いた物)。ああ、とろける…♡
9時頃には宴会もお開きとなり、後発隊で来た同室のYさんも共に部屋に戻る。
今日が晴れてデビューのダイコン(ダイビング・コンピュータ)、使い方もまだ良く分からないので、説明書首っ引きで分かる限りの記録を付けてみる。
そして早々に、バッタリ眠る。日常では考えられない、早い就寝(笑)。
ちょっと心配したけど、思った程寒い思いもせず、快適なダイビングで、良かった!
今日もボートで3本潜る。午前中、ちょっと遠出で“ナガンス沖"へ。
後で調べたら、すでに憧れの慶良間諸島のはじっこだったみたい。
そして、激戦の地でもあった。沖縄の歴史は、かなり痛いものがある。
ボートを飛ばして沖へ。止まったな、と思ったら、すぐ隣に超豪華な船が留まっていて、その船の持ち主というご夫婦と一緒に潜った。
総勢10人くらい?すごい団体。Marinaさんに付いて行こうとすると、混み合っててぶつかったりからまったり(笑)。地面に立ってるつもりでフト足元を見たら、豪華船の旦那さんを踏んでいた(笑)。
嘉手納の近辺より、大きな魚が多い?ちょっと景色がちがう。
シマウミヘビが、あっちにもこっちにも。凶暴性は無いとはいえ、猛毒と聞けばちょっと緊張するけれど、姿や動きはとても美しい!
さらに、砂から顔を出すハナヒゲウツボ(←写真撮影はチーム主宰のM氏)も目撃!小さいけど、すごいキレイな色で感動。
海の生物って、本当に鮮やかで驚かされる。魚やサンゴもだけど、ウミウシとか、ヒトデとか。
今日は我々の他に、若いカップルがボートに乗って来た。
ボートで寒そうにしているな、と思ったら、昼に浜に戻ったら女の子の方が堤防の上に寝ころんでいる。
船酔いでダウンだそうだ。
船酔い……そう言えば、そんな物もあったっけ。他の皆は全くケロリとしている。
一度海外で体験ダイビングに行った時に、物凄い船酔いを経験している。ダメな時はどうしようもなくダメなんだよね。
ホテルの部屋のバスタブが使えないので、同室の人がスタッフに聞いてくれて、ホテルから徒歩20分の所にスパがあると言う。
ダイビングが終わってから行く事にした。
浜から見えていた目印の高い建物はホテルで、その裏手に『ちゅら〜ゆ』はあった。
単なるお風呂屋さんかと思ったら、なんと天然温泉。しかも、水着で入る屋外温水プールの施設もあった。シマッタ!水着のまま来ればよかった。
実はこの日、掲示板の常連『九州美人支部長』ことTさんが、全く偶然今日から家族旅行で沖縄に来るというので、会えたらいいね、と言っていた。
それで、携帯に連絡が入ったのが、ちょうどお風呂に行く途中。那覇からレンタカーでこちらに向かっているという。
最初、ホテルの住所を教えたが、意外に早く着きそうなんで、『ちゅら〜ゆ』の方を伝え直したら、レンタカーのカーナビで探し当てて来てくれた。
前日道路が混んでいたと聞いたので、まだしばらく大丈夫だろうと温泉に入る。
あー、極楽、こんな所で温泉にありつけるとは思わなかった♪
お湯が柔らかくて、海風でいじめられたお肌が(それなりに)スベスベに。説明書には「無色無臭」とあったが、ほのかにイオウっぽい匂い。
極楽ではあったが、Tさんの方の経過が気になって早めにロッカーに戻り携帯をチェックすると、メールが入ってる。もうすぐそこまで来ている!きゃ〜。
連れの二人に事情を話し、一足先にお湯から上がる。
身体を拭いていたら「スパの前に着いた」の連絡、きゃ〜、久しぶりに会うのにスッピンだ〜、髪も乾かせない!
と、とにかく服だけは着て(当たり前)宿泊ホテルの黄色いバスタオルで髪を拭きながらチェックアウトしようとしたら、受付前にもうTさんが立っていた!
しかも、その後ろには、初対面の旦那様と娘さん夫婦が並んでる。きゃー。こんな格好で、お恥ずかしい…。
家族旅行で、この先のリゾート地へ行く途中なので、あまり時間に余裕も無さそうだったんだけど、せっかく会えたので隣のホテルのロビーで30分ばかりお茶にした。
知らずに入ってみると、ホテルは白浜のビーチに面してして、ロビーのカフェから椰子のビーチに出られる。
並んで記念撮影、ちょっとの間にリゾート気分を味わえた♪
最年長メンバーのMMさんが今日お誕生日ともらしていたので、夕食時の居酒屋でお祝いした。
JAMのスタッフさん達は「何も用意してない…」と言っていたが、恥ずかしがるMMさんを囲んで皆でハッピーバースデーを合唱。
すると、店員さんや他の席のお客さんも一緒に歌って拍手してくれた。なんてまあ、フレンドリー!
それで終わったと(私は)思って、しばらく雑談していると、JINさんがロウソクの立ったケーキを持って登場!
さっき聞いて、速攻で仕入れて来たらしい。サスガ!
沖縄は、実はケーキ屋さんが少ない、と、4月に来た時Marinaさんが言っていたっけ。キレイなデコレーションケーキは『ブルーシール』のアイスクリーム。しっかりMMさんのネーム入り。ロウソクを吹き消して、お祝いのやり直し。
そう言えば子供の頃は、毎年アイスクリークケーキだったなぁ、ウチ。なぜだ…?
ああ、早い!今日で潜りは最終日。
波が高いので遠出はできないと言われ、また近場で3本。
大所帯なので、はぐれたら大変、と緊張したが、意外と他の団体がいなかったので平気だった。
…でも、気が弛んだのか?
浮上前の安全停止中に、急にコントロールがきかなくなって浮き上がってしまい、慌ててBCの空気を抜いたり息を吐いたりジタバタしたが効果ナシ。勢いが付いてしまうとなかなか止められないのか、パニクッて下手な暴れ方をしたのか?ピヨピヨ鳴るダイコンの音(急浮上すると警戒音が鳴る)を聴きながら、だんだん背中が温かくなる。下で待機中の誰かと目が合った。見てないで助けてよ、と、またまた甘えた事を考えたが伝える術さえ思い付かない。とうとう背中から水面にポッカリ出てしまった。
透明度の高い水の中、5mの距離はとっても近くて良く見える。とってもきまり悪い。
仕方が無いので、今さら無駄とは思ったが、もう一度潜って皆の所へ戻り、一緒に浮上した(笑)。
浮いてしまえば上向きの勢いは止まるので、簡単に沈める…と、後から思えば、まだ水面からロープ無しで潜った事、無かったんだった。
あらら。できるわ。
誰も何も言わないのでトボケて黙っていた(目が合ったのは誰だったんだろう?皆同じような格好でマスクしてるから分からない…)んだが、ボートの上からシッカリ見られていた(爆)。かなり笑える姿だっただろうな…。
と、まだ深度が浅いから笑っていられるけど、もっと深くまで行くようになったら、安全停止は本当に必須。ちゃんと対処できるようにならなくては。
午前中2本潜り、午後の一本、今回のラストはMMさんの50本記念イベントでサンゴの植え付けをした。
4月にも書いたけど、沖縄のサンゴがヤバイというんで、養殖して増やして行こう、と言う運動があって、JAMも力を入れている。
今回は皆で資金を出し合って、MMさんのお祝いにサンゴの苗を一つ買って植え付けをしてもらい、皆で見物(見学?)させてもらった。
ふーん、なんだかカワイイ、サンゴの苗。
水中で、岩の隙間を探し、足りない分はサンゴの土台になっている石綿みたいなのを削ってピッタリにして、押し込む。隙間に海面をちぎって詰め込んで安定させ、金属製の保護網を被せて釘で固定、という手順。
グローブを外して苗に触って励ましてあげて、と言われてやってみる。なんか情が沸く。
網にはMMさんの名と今日の日付を書いた札が付けられる。次に来た時、見付けられるように。
大きく育てよ。キレイになれよ。
MMさんからお返しに、全員に“Sea seed"ステッカーをいただきました。
売り上げ金がサンゴの移植費用になるという物で、他にもTシャツ、ストラップなんかもあります。
興味のある方、賛同される方は、こちらをご覧ください。
あー、終わっちゃった〜!
未練タラタラで陸に上がり、
再び昨日と同じ温泉へ。
今日は水着を着たまま行って
、屋外プールにも入ってみる。
ここも温泉。かなり暖かいお湯に浸かりつつ、空を見上げながらボンヤリ風に吹かれていると、気分は最高。
昨日は大慌てだったし、今日はのんびりしたい。
なんたって、露天風呂もサウナもあるんだもの。夕食までまだ間があるし。
私は長湯が好きなので、一緒に来た同室の先輩二人に「先に出ててください」と言って一人残らせてもらった。
ゆっくりサウナも入って、のんびり仕度すれば夕食にちょうどいい時間、というあたりの時間に上がって、下着姿で髪を乾かし、軽くメイクを…と、化粧ポーチを開けて、血の気が引いた。
ホテルのルームキイが入っている。
三人部屋のキイを、私が預かっていたのを、す〜〜〜〜っかり忘れていたのであった!ぎゃー。
Yさんに携帯で電話を入れて、受け付けを走って飛び出した。
歩いて15分だったから、走れば数分……と、思ったら、足が全然前に出ない。
そんなに泳いでる意識は無かったのに、フィンを付けて水中にいると、けっこう脚って疲れるのね。
すぐスネのあたりがつりそうになる。おまけにビーサン。濡れた水着と着替えで荷物も重い。
このところ仕事で走るのサボッてたしな…。
帰ったらまた、鍛え直しだ。
今日で本当に最後、帰る日になってしまった。
来た時と同じ4人が先発で、11時台発の飛行機なので、帰る以外今日は何もできない。 JAM事務所前で皆に見送られ、Miharuさんに車で送ってもらって那覇空港へ。
また来るぞ、絶対、近いうち。…でも、しばらくシーズンオフなんだよね。
沖縄で美味しい物、という話題で、スタッフさん達に聞いたのが、『A&W』というバーガー屋。
口を揃えて「ルートビアを飲んで行け」と言う。それなに?と聞くと、「Dr.ペッパーとかチェリーコークに似てる変な味の飲み物」という事らしい。だったら私、OK!好きだもん、両方とも。
空港に店舗が入っているというので、今日のお昼ご飯はここと皆で決めていた。
何だか良く分からないので、「一番シンプルなハンバーガーと、ルートビア」と注文してみたら、トマトとレタスがドッチャリはさまってマヨネーズギトギトの『ビッガーDXチーズバーガー』ってのと、中ジョッキになみなみ入ったルートビアをよこして来た。
んー、バンズもパティも美味しいんだけど、私バーガーに野菜いっぱいはさむの好みじゃないのよ、ましてやマヨネーズなんて。お肉の味が薄まっちゃう。後からゆっくりメニューを見たら、メルティリッチの方が私好みっぽい。
ああ、残念、これまた次回のお楽しみ。
(以前は渋谷にもあったんだって、後から聞いた。惜しい事に本州からは撤退しちゃったんだそうだ)
分散してお土産を購入、何となく買い終わって集まってきたら、後発隊3人もやって来た。(一時間後の飛行機で帰るので)また挨拶して、飛行機に乗り込む。
また真ん中の席、また混んでる。でも、今度はピカチュウじゃなかった(笑)。
家に帰り着いたのは4時頃。
まだ昼間だったけど、な〜んにもする気が起きず、ダラダラご飯食べて寝た。
前回は一人大はしゃぎだったけど、今回はもう、ちょっと欲が出て来た感じ。
写真撮りたい、自分で。もっと違う景色が見たい。もっと思うように、動けるようになりたい。
あ、それから、もっと色んな物食べたい(笑)。
さよなら沖縄、また会う日まで。