*2005年8月のワタクシ。*

 

8/1

映画の日なのでロードショウのハシゴをした。
チーム★アメリカ ワールドポリス」と「亡国のイージス」。 
何気なく観たけど、なんかすごいカップリングだったわ(笑)。

週末は実家泊まりだったんで、朝は比較的楽に起きられて、渋谷12:00の回に悠々間に合った。
劇場は東急Bunkamuraの正面の小さなシアター(こんな所にあったんだ…知らなかった)。
東急本店には8/9からのギュスターヴ・モロー展のポスターが。ああっ。待ち遠しい!

劇場に入ってみると、狭い客席に客の入りは50%くらい?
平日の真昼とは言え映画の日に、評判になった割には少ない。
キワモノ的話題にはしても、実際観に来るお調子者は少ないって事かしら。
画面も小さそうなんで、前から3列目に席を取り、何となくミョーな感じがして周囲を良く見回してみた。
独り客のオヤジばかりだ。
そのオヤジ達が、おのおの一つづつ席を空けて座っている。
なんだか異様な客層……以前渋谷で「サンダ−バ−ド展」に入った時も、中年男性の独り客ばかりだったのを思い出した。オヤジは人形劇がお好き!?

そう、「チーム★アメリカ ワールドポリス」は、人形劇。登場人物を操る糸もバッチリ見える。
そのくせR指定、しかも理由が「過激なセックスシーン」………、正直、子供に見せちゃいけない点はもっと他にいっぱいあったように思うんだが。
かなり好みが分かれるとは思うが、私としてはギリギリセーフ、かな。
後半ちょっと凡庸な印象で残念。
それと、せっかく実名入りでのオ−ルスタ−キャストなのに、ハリウッドスタ−達の顔が、あまり似てないのが本当に残念。マイケル・ムーアとキムジョンイルは激似なのに(笑えます)。
マット・ディモンなんてフランケンの怪人扱いだし…そういうキャラだっけ!?
とは言え、いきなり現れてパリの街を破壊する冒頭から、派手なアクションとスプラッタぶりには度胆を抜かれる。セリフもなんだかいちいちおかしい。ロックンロールな音楽に乗っけた歌詞も傑作。
独裁者の凶暴なペット、という設定で、本物の黒猫が登場する等、楽しい遊びもいっぱいだ。
…それでけっこう楽しめるのだから、なにもそんなに下品にしなくても……と、思うのは私だけ?

劇場を出て昼食を食べ、ちょっと買い物をしてたら、すぐ約束の時刻。
劇場前でちょうど待ち合わせ相手の2人に会うと、ちゃんと整理券を取ってくれていた。
整理券の番号順に入場。近頃の映画の日は、こんな事になってたのね。
こちらの客層は、カップルや友人同士らしき若物が中心で、いたってマトモだ。

こちらも大変な話題作だけど、私は正直そんなに興味があった訳でもなくて、誘われたから来たくらいのノリだった。だから原作も読んでない。
意外と楽しめました。
一緒に行った友人は、原作のファンだったので、映画の出来にはちょっと不満があったようで、それは何となく分かる気はしたが。
原作を知らなくても、かなり内容を端折ってる印象があって、そういう意味では出来はよろしくない、かも知れない。映画だけを見ると、いらないキャラもいるし、あれ?場面飛んだぞ、って事も。
でも、艦の中の様子とか、戦闘場面とか、方や会議の様子とか、それぞれに充分楽しめた。
(あっ…、私、舟の映画が異常に好きだったんだっけ。そのせいかも)
そんな場合じゃないだろー!って場面で説教始まっちゃったり、傷の手当てを後回しに愁嘆場芝居が続いたり、という、邦画特有の問題もアリだけど、あれって、無いとやっぱりウケないんだろうか。良く分からない。
最初キャスティングを聞いた時、真田広之がサエない中年オヤジの役、と聞いて、「?」と思ったが、他のキャストが長身でガタイのいいオトコマエ揃いなんで、けっこうサエなく見えて良かったかも。
そういう意味でも、女性にはかなり楽しい映画だと思う。

でも、そんな訳で原作が面白そうか否かは想像もつかないんだけど。
一応話題だし読んでみようかと思って、図書館に問い合わせてみたところ、「本は4冊、現在38人待ち」。ははは。
しばらく待たされそうです。


8/4

ジュエリ−デザイナ−・工藤静香の、宣伝パーティに行った。

…別に木村家と懇意とか、そういうワケではなく(誰もそんな心配しないか…)、富士急ハイランドのプレスビュ−に誘ってくださったライターのIさんが、またまたお声をかけてくださったのよ。
なんでも一年前に始めたジュエリーブランドTREASURE||||(トレジャーフォー)の2005年新作コレクションの発表、だとか。
ヒカリモン好きの上ミーハーな私は、喜び勇んで参加を即決。
やはり富士急でも一緒だったR子さんもIさんのお誘いを受けて、現地集合という事になった。

場所は学芸大学駅から徒歩10分、と案内には書いてあったが、見知らぬ街で暑い中だったせいか、もっとずっと歩いた気がした。もう夕方なのに、物凄く蒸し暑い。
送られて来たFAXの地図が文字がかすれて心もとなく、迷ったかな!?と、思い始めた頃に、目印の郵便局が見えて来てホッとした。
開始時刻18:30の寸前に会場のホテル「クラスカ」前に到着すると、エントランス前にIさんが立って待っていてくれた。今日も私は見苦しくも汗だく。
後からやって来たR子さんは、「駅前で人に訊ねたら全然別方向を教えられた〜」……ここはイタリアか。

2階の‘ギャラリー’が、パ−ティ−会場。受付で荷物を預けて中に入ると、打ちっ放しの薄暗い室内に黒を基調のディスプレイが80年代のディスコみたい(笑)。
良く見ると日本刀や雉のはく製なんかも飾ってあり、あちこちに蝋燭の火がともって、なんかSMの館みたい(行った事ないけど)でもある。
入ってすぐに、目の前にやたらと顔の部品の大きい男女が立ち塞がったんで何事かと思ったら、「新作コレクション」を身に付けたモデルさん達であった。
(訂正:部品がでかいのではなく枠が小さいのだと後に気付く。)
早速持参のデジカメで撮影したが、会場は暗い、モノは小さい。ウデはヘタクソ(笑)。
それにしても、女性モデルの細い事!ちゃんと内蔵入ってるのか?と疑いたくなる。

入口正面にバーがしつらえてあって、小奇麗なバーテンのお兄さんがカクテルをステアしてくれる。暑くて喉がカラカラだったんで、カンパリソーダが身体に沁み入った。
少し奥に続き部屋があって、こちらはコレクションがショーケースに入れて展示してある。値札もバッチリ見える。
クモのブローチが200万円。コウモリのペンダント(女性モデルがしてます)は190万円
ど、どひぇ〜〜〜!!
プラチナ台だそうで、クモにはアメシストやトパーズがはめ込んであり、確かに素材費だけでもけっこう…なんだろう、けれど。
ハッキリ言って、見たところは渋谷センタ−街の屋台アクセと大差ナシ。
(センタ−街に行った事がない人でも、TV等で何となくイメージは持ってると思う、そのイメージで間違い無い。ちなみに渋谷のアクセは1000円位)

いささかゲンナリしてバーの前に戻って来ると、IさんとR子さんが色めき立っている。
「シズカさん見た!?」えっ、現れたの?どこどこ!?
指された方を見ると、人の群がる中に、いたいた、三日月顔のロングヘア。黒いドレスの工藤静香だ!
ほ、細い。
周辺は何となくモデルやタレント崩れといった感じの華やかで細い人々が取り囲んでいたが、静香さんはその中でも、ひとっっっきわ、ほっそい!
「あの脚は間違いなく私の腕より細い」と思わず口走ったら、隣のIさんが「否定はできない」と即答。
…いや実際、「軽くヤバイ」どころのハナシじゃありません。細い。
TVで見るより若々しく見えた静香さん、でも撮影は、NGなんだそうで、ここに載せられなくて残念。
そのうち挨拶くらいあるのかなーと待っていたが、奥の方の会場で一番居心地の良さげなソファで談笑してると思ったら、いつの間にか消えていた。あらら。

案内状に「ライヴパフォーマンスあり」とあったんで、まさかシズカが歌って踊るんじゃなかろうなと危惧していたが、さにあらず。
肩にタトゥ状のペイントを施した、どこと言って普通の小柄なオバサンがやおらステージに立って、これまた80年代シンセ風音楽に乗ってポージングを繰り広げた。だんだんヨガ的に凄いポーズになっていくかと思ったらそうでもなく、「静香さんの親戚のおばさんだったりして」「結婚式で踊る人とかいるよね」。
そうこうするうち、客が三々五々帰って行く気配。あ、お開きなのね。
堅苦しい挨拶が延々と続くよりはずっといいが、なんか投げやりって気もする。
そう言えば工藤静香って、二科展で連続入選とかしてるんだよね…。

 

8/6

出身校であるW大学マンガ研究会のイベント、「ジャンクビートパーティ」に参加。

今日も暑い。
直前まで新作のサンドレスで行こうと思って(前の晩にスソをまつっていた…私は「キャリー」かい…)いたが、スカートとタンクトップに急遽変更。
理由は、「ワンピースだと背中の汗が拭きにくいから」ううう……暑苦しい。
家を出てから、いつも持ち歩く扇子を忘れたのに気付き、駅の自販機でお茶を買おうとしたら財布に万札しか入ってなかった。熱中症で倒れそう。
なにしろこの真夏に、開始時刻が昼の1:30ときたもんだ。
おまけに会場は大学の食堂、確か駅から徒歩20分……これは相乗りでタクシーだな、と話し合っていたら、当HPに載せたアドレスに見知らぬ後輩M君からメールが入った。
「駅から車でお送りします、他の先輩方もお誘いください。」
うおお。なんていい人なんだ!
渡りに舟とお願いして、駅前で待ち合わせたのが5人。うち2人は当日朝ドタキャン、2人は10分の遅刻。みんな、もうオトナなんだからさぁ。
時刻前に来てくれたM君、暑い中待たせてご免なさい。

学内は凄い蝉時雨。野外プールの脇を通る時、水着姿の人影が目に入り、羨ましさに目眩がする。
会場の学食に着くと、もうけっこうな人数が集まっていた。
我々がいた頃から比べると、改装されてだいぶ小奇麗にはなっているが、基本はあまり変わってなさそう。
夏休み中だから、貸し切りで、テーブルにはビールと巻寿司やらオードブルなんかがズラリと並んでいる。
今日もビールがめちゃウマイ。こんな昼日中から、贅沢な気分であります。

タイトルの「ジャンクビート」とは落書き帳の意味なんだって。
会場の一角には、歴代のマン研の印刷誌や会報、部室に置かれた落書き帳がズラリと並べられている。
すごい量。あの狭い部室に、こんなに大量の物が入っているとはオドロキだ。
見覚えのある表紙を見つけるとパラパラめくって、若かりし自分の作品や、入学時の自己紹介ペ−ジに赤面。
特に感動したのは、1974、75年に編集された、先輩方の肉筆同人誌。印刷誌とは違った迫力。今見ても、かなりハイレベルだ。
それもそのはず、先輩に聞いてみると、コミケ創設期のメンバーだという。熱気があるのもうなづける。
傍にいた最近の卒業生が肉筆誌を見て「私まだ生まれてない…」。
今の現役の子達が、私が卒業した頃生まれてるはずだもんなぁ。
御夫婦仲良く出席のY夫妻は、マン研カップル第一号?で、今年なんと銀婚式!だそうだ。
上は50歳から下は17歳?までが、一同に介してのイベント。40人くらいだったのかな?同世代でまとまっちゃうかな、と心配だったが、わりとみんなバラケていろんな人と話していたみたい、なごやかな良い雰囲気でした。

4時で学食を追い出され、そのまま外でダラダラ飲んだ。
暑いには暑いが、屋根付きの渡り廊下は風が抜けて気持ちいい。
日なたには椅子とテーブルが設えてあるが、さすがに暑いので誰もそこには座らず、立ったままとか階段に腰掛けたりして話す。
現役生の人達が展示物や残った食べ物を片付けて、涼しい廊下にシートを敷いて場所を作ってくれたので、そこいらでまた飲む。

一昨日会ったばかりのR子さんはマン研の先輩だが、今日は仕事が片付かなくて(R子さんのお仕事は映画関係のライターさん)来られなくなってしまった。
「昨日は美容院に予約までして準備してたのに〜」ってアナタ(笑)。
可哀想なので携帯で電話を入れて、R子さんと親しかった人と話してもらった。
電話は手から手へ、どんどん回ってどっかに行ってしまった…R子さんて人気者。
現役当時太めが個性だったI氏は、すっかり目立たなくなっていた(周囲の男性達が膨らんでるから・笑)。開口一番「もうデブキャラじゃないね!」と言ってしまった私は失礼だが本当だ。
途中お酒の買い出しに行った3つばかり下のS君は「○○酒店(近所で唯一の酒屋)のおばさんが僕を覚えていてくれた」と喜んでいる。「3日に1度は通い詰めたから」。そんな彼も1児の父。
レディスマンガ家のN先輩はステキなエスニック風のサンドレス姿。最新の単行本を一冊くれた。ああ、羨ましい………仕事、しなくちゃな、そろそろ。
やはりマンガ家のA先輩とは10年ぶりくらい?印象が全然変わらない。こちらもバリバリで売れっ子さん。…と、話していたら、なんとA先輩が描いている今の連載の原作者が後輩のK君と判明!(この場で。)世の中は狭い。
同期でマンガ家のT君には、「コピック」の使い方を教えてもらった。今までは紙が悪かったのかもしれない、今度試してみよう。
交通事故の後遺症で苦しむR太は、杖こそ手放せないものの、だいぶ首が回るようになっていた。良かった、でも、本当に災難だね。
学生時代からおじさんぽかったT氏は、「本当のおじさんだよ」と自分で言っていたが、元々なので意外と印象が変わらない(笑)。
現役カメラマンのY先輩が、階段に並んだ集合写真を撮ってくれて、この場はお開き、もう薄暗くなっている。

だいぶ涼しくなったので、帰り道は皆でのんびり歩いて駅に向かった。
この後まだ終わらず街に出て、カラオケBOXに行った。
そして今夜も若者の「宇宙戦艦ヤマト」を聞いて盛り上がり、帰りの電車では若い女の子相手に浴衣について熱弁を振るった……よーな気がする。

企画をしてくれた現役生元部長のI君、準備で奔走したのにお仕事で欠席になってしまったG先輩、お疲れ様でした。今日も楽しく酔っぱらわせていただきました。

 

8/8

通っているスポーツクラブで、近頃やっと色んなクラスに顔を出せるようになって来た。
去年の夏に右足首を捻挫して以来、すっかりこじらせてしまって、運動も水泳以外控えていたんだけど、春頃からぼちぼちヨガやバイクなんかを始めた。
おっかなびっくり続けているけど、もうそんなに痛む事はない。
左足と比べると、全然足首回らないんだけど、焦って無理しなければ大丈夫そうだ。
ドレッドミルでちょっと走ったりもし始めた。
最近始めたバランスボールというのが、けっこう面白くて意外にキツイ。毎週楽しみになって来た。
本当は、捻挫する前はクラシックバレエがマイブームだったんで、早く復帰したいんだけど、まだ片脚で立って回る勇気は出ない。もうちょっと、ガマン。

そう言えば、2月から半年計画で敢行したダイエット、そろそろ期限過ぎたんだけど、今の時点でなんとか目標体重クリアってところ。
まだ不安定で、0.5kgくらいはすぐオーバーする状態だけど、ギリギリセーフ、かな。
本当の目標は、あとマイナス2kg位軽くなりたいんだけど、しばらくは今の維持に勤めて、落ち着いて来たらまた少し落とそう。
ジャンクフードに手を出さない事、これに尽きるんだけどねぇ。
好きなのよね、甘い物。出来合いのお惣菜は楽だからつい、買って帰りたくなっちゃうし…。
ストレスにならないように、運動しながら、テキトーに流して続けよう。

でもって今日、念願のスキンダイビングのクラスに出てみた。
最初にここのクラブに一日体験した時に、一度参加させてもらい、ダイビングプールで耳抜きの仕方を教わって、入会してから浅いプールでマスクやシュノーケルの使い方を教えてもらった。
捻挫をしてから、フィンを履いて泳ぐのはかなり痛かったので、参加できずにモンモンとしていたんだけど、そろそろいいでしょう、もう。
先日やったクロールでのフィンを履いた練習も、別に痛まなかった。
それで、家に貼ってあるスケジュ−ル表をチェックして、「スキンダイビング入門」「初級スキンダイビング」と30分づつ2本続けてある今日、意を決して参加すべく、出かけた。
ちなみに、イルカちゃんと泳ぐのが、当面私の目標だったりする。

クラス開始時刻にプールに行ってみたら、奥のダイビングプールの側で数人の人がマスクとフィンを身に付け始めている。早速寄って行って、一番優しそうなおばさん、と言うより初老の御夫人にご挨拶をしてみた。
最初の体験の時も、いた人だった。
「どれでもいいから選んでいいのよ」と言ってくれたのでマスクを物色していると、ダイビングプールでスキューバの練習をしていたお姉さんが上がって来て、「どうぞ」と被っていたマスクを手渡してくれた(なぜだろう…あの中で一番いいマスクだったのかな)。
今日は初心者クラスだから、浅いいつものスイミングプールで簡単な練習をするんだよな、なんたって基礎は大切、なんて思ってたら、可愛らしい若い女性のインストラクターがやって来て「スキンダイビング中級クラス始めまーす!」あれ?
「すいません、初心者クラスですよね?」「前はそうでしたがカリキュラムが変わって中級になりました」ありゃ〜。
仕方ない。
耳抜きは教わったと説明したら入れてくれたんで、一番後ろからダイビングプールに入る。
最初はハシゴを伝って降りながらの耳抜き。
一番下まで行く間に3回程鼻をつまんで、底に立った姿勢で上に上がった(のは間違いだったみたい)。
次は頭を下にして潜り、底の真ん中に手をついて来い、と言われたが、潜って行ったら身体が横にそれてしまって、ジタバタしてるうちに息苦しくなり、あえなく浮上。
うーん、難しいぞ。
3番目は底に手をついて5秒制止してから浮上、と言われたが、無理そうなので正直に申告して潜るだけにしてもらった。 インストラクターが「あまりバタバタ動かなくても大丈夫ですよ」と教えてくれたんで、今度はジタバタせずギューンと降りて行けた、と思ったら底に手が届く前に耳がキンと痛んだ。
考えてみれば、立った姿勢の耳の位置と逆さになって手をついた耳の位置では1mは違う。水圧もそれだけ大きくなるのだから、耳が痛むのも当然だった。
慌てず耳抜きすれば良かったんだよね。でも、泳ぎながらだと他の動作に気を取られてしまいそうなんで、もう一度ハシゴの耳抜きからやり直し。他の人達は底に置かれた輪っかを潜り抜けている。
大丈夫、体験でスキューバやった時は、もっと深かったけど、耳なんて痛くなかった。
ダイビングプールの深さは4m?5mはあるかな。そんな程度じゃないか。
次に皆は、ゴムボールを持って底まで行き、仰向けになってボールを放し、ボールが浮き上がったのを確認して浮上、というのをやっている。
浮き上がってくるボールは水圧でへしゃげて白玉ダンゴみたいになっている。うへー。
私はもちろんボールなんか持たずに再トライ。
下の方で痛くなる前に鼻をつまんで、今度は床に手がついた。
急に面白くなって来る、と思ったら、「次がラストです」。フリーでどうぞ、との事。
輪っか、イケそうだな。
潜って行って、人がやってるのを見て気持ち良さそうだったんで仰向けに輪をくぐってみた。
もう一度くぐろうか?と少し迷ったが、息が苦しくなるとイヤなので上がってしまった。
でも、輪っかくぐりが取り合えずできたんで、ちょっと達成感。
次からはちゃんと、初級クラスから練習しよう!
絶対すごい好きになる、と思う。

 

8/10

私の一番好きな画家・ギュスターヴ・モロ−の大掛かりな展覧会が開かれるというんで、前から楽しみにしていたんだが、とうとう始まった。
初日に駆け付けようと思ったけど2日目になってしまった、残念(追っかけですか…)。

会場はお馴染みの渋谷Bunkamuraミュージアム。
あまりにも好きなので、誰も誘わずに独りで行った。
着て行く服まで真剣に悩んでしまった。
殆ど離れて暮らす恋人に会う気分(笑)。

入場するとすぐ、若き日のモローの自画像が出迎えてくれる。
子供の頃画集で「ガラテイア」に一目惚れした私は、確か「モローは作家が顔を出す事を好まず、写真や自画像を発表する事を禁じた」というような記述を読んだ記憶があるが、没後100年も経てばそういうのも時効なんだろうか、図版にも堂々と印刷されている。
作品イメージを損なわない、ナカナカのオトコマエである(自己申告だからナンですが…)。

そして始まる、光と色の幻想世界。
絢爛たる装飾の中の、透明感ある人物(や妖精、怪物も)達。
「出現」を中心にサロメのシリーズも、ユピテルとセメレーの小品も、レダやガラテイアも、トロイのヘレンも、そしてポスターにもなった「一角獣」も晩年の「夕べの声々」も勢揃いの豪華ラインナップだ。中でも私は「死せる詩人を運ぶケンタウロス」(写真→)が、今回とても印象深かった。
そして、完成作の周辺の習作も、多数展示あり。
解説も丁寧で詳しく、画家の生涯に迫る、美しい展覧会になっている。

モローは作品の多くを手許に残したまま亡くなり、そのまま住居が美術館になっている。
日本でも国立西洋美術館や倉敷美術館等に何点かは小作品があるものの、まとめて見られる機会は本当に少ない。
若い頃、胸ときめかせてパリのモロ−美術館へ行った時の感動と驚愕は、並み大抵のものではなかった。
この画家は、代表作とされる油彩の完成作もむろん美しいけれど、膨大な習作やスケッチ、エスキースがまた素晴らしく、物によってはむしろ完成作より魅力的だったりもする。
特に晩年の水彩画は、最高に刺激的。
サロン出展作品等が、20世紀を見た目にはいささか堅苦しく見えるのに対し、サラリと描かれた水彩の習作の、画面全体が光輝くような色彩の乱舞。
もはや、「どうかしてる」域に入っている。
享年72歳、まあまあ長生きはしたものの、もっと言いたい事があったんじゃないの?という、もどかしさもまた甘く心地良かったりする。
今回の展覧会は、パリのモロー美術館が大掛かりな修復をするために、これだけの企画が実現したという。
パリにはまた、いずれ会いに行くとして、あちらから来てくれる機会なんてもう無いかもしれない。
9月には展示替えがあるそうなので、その後もう一度行くつもり。

ギュスタ−ヴ・モロ−展、10/23日まで。絶対オススメ!


8/14、15

母のお店がお盆休暇なので、それに合わせて姉が企画した家族旅行に行った。
蔵王・松島一泊バスツアー。
姉の息子の甥っ子2号(中1)と、4人で行った。
1号(中3)は水泳で全国大会に出るとかで(なんですってぇ!)練習が忙しく不参加。

何しろ朝は5:30起きである。
(大きな声では言えないが)いつもなら寝る時間だったりする。
横浜駅からバスで蔵王へ行き、「お釜」見物の後ロープウエーで登った山頂の宿に一泊、の予定だったのに、お盆渋滞で大幅に遅れた上大雨で、添乗員が「どうせこの天候ではお釜に行っても何も見えないですが…」と言い出して、チ−ズ工房で買い物しただけで宿に向かってしまった。
それでも朝8:30発で、宿着は18:15。そして夕食は18:45に集れという。
約10時間、殆どバスに乗りっぱなし、しかも座席が狭くてシートも倒せない旧型のバスに乗客は満杯。
天気は雨で景色もろくに見えず。
全車禁煙なのは本当に助かったが、それでも脚はむくんで背骨は痛む。
夕食まで30分では入浴も大急ぎ、と思ったのは私だけ。母も姉も夕食前にお風呂は行かないと言う(信じられない…)ので、一人で入った。
温泉ではないが、ガラス張りの大浴場からはドッコ沼が展望できる。大雨で良く見えないけど。
宿の食事というと、お決まりの刺身に天麩羅、かと思いきや、ステーキ(山県牛?)や山菜で、ちょっと目先が違っていて、これは美味しかった。(食べ過ぎた…)
さすがに涼しくて、真夏なのを忘れそうな気候。
明日は雨が上がるといいな、と祈りながら就寝するが、ウトウトしかけると誰かが寝返りを打つので引き戻され、なかなか寝つけない。いつも一人で、人と就むのに慣れてないからな……と、思いつつ、やっと眠ったと思ったら、またガサガサ、ドタバタいう音で目が覚めてしまった。
もう朝かと思ったが真っ暗で、母が部屋中何度も行ったり来たりしている。「何してるの」と聞くと、眠れなかったらしく、「お風呂行ってたのよ!」と怒っている。

朝はまた5:30起きで、取りあえず朝風呂。
朝食はバイキング。取り過ぎて後悔したが残せないので、また食べ過ぎた。
そして残念ながら、今朝もやっぱり、雨がザンザン。
8:30にバスが出発、昨日行きそびれたお土産屋に寄ってから奥松島へ行き、遊覧船に乗る。
12人乗りの小さな舟4槽に分乗。
東北便丸出しの爺さんの船頭がガイドも勤める、なかなかのどかな雰囲気だ。
朝から降っていた雨が、この時だけは殆ど止んで、景色はイマイチだったが、まだしも良かった。
舟を追ってカモメがいっぱい付いて来る。
点在する小さな島には、白やオレンジの百合が花盛り。
やっと旅行らしい気分が味わえた。

舟を降りた頃から、また降り出して、松島の観光街に着く頃には土砂降り。
ここで昼食に案内されたが、まだ12時前、バイキングで取り過ぎた私はちょっとゲンナリだった。
昼食を含めて約2時間半の自由時間、こんな大雨の中時間持て余すかと思ったが、瑞巌寺という大きなお寺があって、見物していたら時間が来てしまった。
広いし、参道の杉並木もいい風情で、中のふすま絵や彫刻も素晴らしく豪華(さすが伊達男の菩提寺!)、宝物館も広くて綺麗で、雨にも濡れず良かった。
しかし、そろそろバスに戻ろうと外に出たら、もはや豪雨の勢いで、私の持参した晴雨兼用傘では力及ばず、ほんの数分歩いただけでずぶ濡れになってしまった。
ここで着替える事もできず、濡れた服のままバスは出発。
どこへ出発かと言うと、これでもう横浜へ帰るのであった。

昨日はバスの狭さと時間の長さに本当に参ってしまい、今日の帰り道が恐かったが、慣れたのか思った程ではなかった。
でも状況は酷いもので、ずっと大雨、途中雷もチラホラ。
そして、やはりお盆渋滞という事で、予定では20:30到着のはずが23:30まで延びてしまった。
途中バスの中で添乗員が終電時刻を発表する始末。
このバスは横浜の後町田にも行って客を降ろすので、町田組は本当に危なかった。
しかし、おばさま方は陽気なもので、「横浜の駅前に泊れるスパがあるから」なんて話し合っている。
何だか前に同じような目にあって、そこに泊まったらしい口ぶりだった。
………凄い。懲りないんだ。
途中、長丁場になり過ぎたのに気を使って、添乗員が「ビデオを流す」と言い出した。「反対の方がいらっしゃらないようでしたら…」と言っていたが、どうやら反対者がいたらしく(席が前で見えなかった)ビデオは流されなかった。な、なんじゃそりゃあ。あのバスの中で、少しでも退屈しのぎができると思ったのに。邪魔をするとはいい度胸、っつーか、なにがいけないの!?と不思議だ。
渋滞、と言っても全然動かないという時は無くて、なんとなくずっと進んではいたが、予定していた東北自動車道が65km渋滞!だそうで、常磐道だかに迂回して帰ったせいで、遠回りになったらしい。
ずっと雨で景色も楽しめなかったが、沿道はムクゲやキョウチクトウが花盛り。白とピンクに少し慰められた。
そして横浜は、雨が上がっていた!ヨカッター!!
と、思ったら、なんと横浜は、全然降らなかったらしい。
母は庭の植木が心配で、「降っててほしい」と何度も言っていたんだが、ダメでした。
これって日頃の行い………?お気の毒(笑)。

翌朝私は10時過ぎまで寝てしまった。全身が痛い。
母は定刻に起きて店を開けている。植木にもちゃんと水やったらしい。
すごい…、と言うか、多分あのツアーに参加した殆どの人(殆ど私より年輩)は、そんなモンなんじゃなかろうか。今日は火曜日だし、お盆も明けた。
たださえ団体行動は苦手なんだけど、こういう旅行をするとつくづく、自分の軟弱さを思い知る。
雨でも風でも予定の行程を消化するというのが信じられない。
「旅行が嫌い」という人はけっこう多いが、こういう旅行しか経験が無かったら、なにが楽しいのか分からなくても無理はない、気もする。
食事が美味しかったのが、せめてもの救い、だったけど。

 

8/18

ロシア民族学博物館アイヌ資料展 −ロシアが見た島国の人びと−」を見に行った。

仕事場の最寄り駅からバスで一本の市民ミュージアム。
どうしようかな、と思っていたら、友人からお誘いを受けたんで、行く事にした。
要するに、ロシアの占領した地域に住むアイヌ民族の衣服や道具類が資料館になってるらしい。

展示数は、かなり多数。
植物の繊維や獣や魚の皮(!)を使い、パッチワークを施した衣服(着物?)や帽子(頭巾やヘアバンドも)、靴、手袋は、何となく古い写真や絵本等で目にしてはいたが、実物を見ると意外な程ポップでオシャレな印象。ちょっと流行らないかしら?
食器や煙草入れ、刃物の柄等は、木彫りで細かな細工が施される。
神事に使われたという木製の棒‘イクパスイ’にも、レリーフ状に装飾が彫られ、クマや魚、アザラシなんかの姿も見える。
衣類は女性、木彫りは男性の手作り。
占領当時らしきアイヌの人々の写真も見られて、なかなか興味深い。

実は何年か前、北海道に旅行した時に、登別だったかにアイヌ村というのがあって、併設するクマ牧場と共に見学した事がある。
何と言うか、とてもうら寂しい印象だった。
同じ旅行中に、他のアイヌの記念館かなんかにも行ったが、そこも似たりよったり。
申し訳無いんだがオソマツな印象で、日本の中でアイヌ文化がぞんざいに扱われて来た様子が忍ばれる気がして情けなかった。
ロシア人、ちゃんとしてるわー。
なかなか見応えがありました。
川崎市民ミュージアムにて、8/28までなので、もうじき終わりだな。


同じ川崎市民ミュージアムで、「つたえる美術―ポスター、写真、マンガのはじめて物語―」という展覧会もやっていたので、そちらも見る(料金は共同で500円、サスガ市民ミュージアム)
こちらもかなり密度の濃い展示。
特にポスターは、1820年の物からあって、かなり面白かった。
中でも私は、1950年代のフランス人、レイモン・サヴィニャック(←飛行機会社のポスター)というイラストレーターがお気に入り、って言うか、初めて知ったんだけど、何枚か出ているカラフルなポスターにすっかり目を奪われてしまった。
‘PKZ’というスイスかなんかの紳士服ブランドのポスターも、イラストレーターは色々だが、イメージが統一されてて美しかった。
懐かしい資生堂のポスターや、古いマンガの原稿、明治時代の侍の写真なんかも見られて、思わぬ充実ぶりに閉館時刻になってしまい、全部シッカリ見切れなかった、残念。
こちらは長く、11/6までやっている、けっこうオススメ。

 

8/28

スポーツクラブのイベントで、ラフティングに行って来た。
場所は群馬県・水上の利根川。

(写真はイメージです)
知り合いもいないので一人参加で、ちょっと心細かったんだが、やってみたかったのよ、ラフティング。
舟関係好きだしさ。あまりチャンスは無さそうと思っていたから、まさしく渡りに舟。
でも、スポーツクラブのロビーに朝7:00集合、というだけでもう大緊張の私。
朝食食べて行こうと思ったら6:00起き。下手すりゃ就寝時刻だったりする…。
明日が早いと言ったって急に早寝はできないし、結局寝坊こそしなかったが大幅に睡眠不足で出かけた。
クラブ前に停まっているバスに乗ると、後部座席がサロンバスになっている。
前の方の二人掛け席はすでに埋まっており、サロン席の角に席を取った。
しまった、これじゃ眠れない。行きは寝ないと持たないかも…、気まずい相手と二人席に並ぶのも辛いけど。

頭は半分眠りながら、11:00には水上に到着。
日焼けを考えると晴れたら恐い、と思っていたら、どんより曇り空、時々雨がパラついている。あまり暑くもなく、いい日に来たな。
バスが停まったのは、「MAX」というアウトドア施設(と言うんだと思う…)。
予定より早かったので、ちょっと長い事待たされて、午前中のツアーの人達が戻るのを待つ。
私と同じく独りで参加のラフティング初心者のおばさま方と、「凄く濡れるんですかねぇ」なんて話し合っている所にバスが着き、ウエットス−ツ姿の人々が降りて来た。
すごい。びしょ濡れ
ステップを降りる脚が、もつれてる女の子までいる。

いよいよ、ウエットス−ツと上着、シューズを貸してもらって着替え、さらにヘルメットとセーフティジャケットを装着。各自パドルを1本づつ持ってバスに乗り込み、川へ向かう。
川辺で説明、緊急時の対処の仕方等丁寧に聞かされて、ちょっと緊張する。
ボートは4隻。当然ガイドさんが一人づつ同乗するが、ガイド達の名前がAndyとかCharlyだったりする(顔はバリバリ日本人・笑)。
我々のガイドのMarkさんは、目が合うと恥ずかしいようなラテン系の二枚目(日本人だけど)、と思ったら、後でネットで見たら「カリスマガイド」だそうな。ラッキーだったのね。
彼がツアーのリーダーらしく、うちのボートは先頭を行く。

夏場は水が少ないそうで、流れもそんなに急じゃない。
ボートが出発した川辺は公園があり、くつろぐ人々が面白そうにこちらを見てる。
手を振ると振り返してくれたりして、すっかり楽しくなってしまった。
ボートは左右に各4人の8人乗り。
物凄く漕がされるのかと思ったらそんなでもなく、パドルは舵代わりに数回づつ漕ぐのと、他のボートに水を掛けるのに使うくらい(笑)。
それよりも、揺れるんで、つかまるのと踏ん張るので体力を使った気がする。

しばらく進んで一旦上陸。
「飛び込みの予行練習をしまーす!」え?「ここから走って飛び込みましょう!」
…前のツアー客がビショビショだったのは、激流の水しぶきを浴びたってワケじゃなかったのね。
指定された岩場は、水面からたいして高さは無い。(でも練習って事は…)
ライフジャケットがあるから、絶対浮かんで来れる。
それでも、助走を付けて脚から飛び込みのはちょっと度胸がいる。
夏場とはいえ川の水温は12度だそうな。
飛び込んだら冷たいのと、意外に流れが早いので「ひゃ〜」となったら鼻に水が入った。
でも、気持ちいい!

またしばらく進んで、今度は「セルフラフティング」つまり生身で急流を流される。
ポイントの岩場に集まって説明を待つ間、お散歩中の犬がトテトテ寄って来た。人なつこいパグ君。
獣の臭いがしたのか?すり寄って来たのでナデナデしたら、フガフガ言って可愛い。
濡れた手は毛だらけ、その手のまま急流に沈んだ。
流される時は足を前にして仰向けになる。また水が入りそうだから鼻から息を吐こうと思ったら、案外長く沈んでいたんで息が切れて、結局鼻に水が入った。
後から流れて来る人達を見てると、小柄で華奢な女性はすぐ浮かんで来るが、ごつい男性はなかなか浮上できない。私かなり沈んでたような……。

スタッフの一人が岸を付いて来ていて、途中急流のポイントで写真を撮ってくれる。遊園地みたい。
そしてまた上陸、高い岩の上で集合写真……もしや、これって。
予感適中。陽気なガイドのAndy君が、ここから飛べと言う。
写真を撮った所から覗いて「ありえね〜」と思ったら、そこが「中」で、そのさらに上の「大」と、もう少し低い「小」の3コース、選んでいいし飛びたくなければボートに乗っていい。
と、言われたが、誰一人ボートに乗らない。おいおい…。
せっかくだから飛ぼう、「小」ならそんなに恐くないけど「中」でもイケそう、なんて思っているうちに、スポーツクラブのインストラクター(今日の引率)と男性会員が並んで「大」からダイブ。
それを見て、急に「せっかくだし…」という気になってしまった。
ドシロート相手のツアーのメニューだ。ライフジャケットも着てる。
「大」の上から見た水面は、凄く遠くに見えた。
ガイドがカウントしてくれるが、「ゼロ」の声を聞いても一瞬出遅れてしまい、 一緒に立った女性がポンと飛んだので、一拍遅れて飛び込む。(自分ヘタレです…)
見たいと思ったのにやっぱり目を閉じてしまった。
水面まで長かった。「あれ、まだ?」と思ってからギューンと入ったが、練習の時より楽に上がって来られた。
下流でボートが拾ってくれて、後から飛ぶ人達を見た。結局、28人の半数以上が「大」から飛んだみたい。高さは3m程度、でも高かったー!
終わった後の気持ち良さは格別。
全員が終わった後で、ガイドの2人(Andy&Hide)が、どんどん高い所に登って行く、と思ったら、まさかと思う高さ(10mだって)から揃ってダイブ!すごいすごい!
女の子の黄色い声が上がる。

その後、「立って渡ると願い事の叶う瀬」を無事立って通過(でも願い事忘れた…笑)、いよいよゴールが見えた頃、Markが「ここでゲームをやります」。
ボートの縁に全員で立って輪になって手を繋ぎ、思い切り両手を開いて後ろに反った姿勢でキープ。
相手を信用してない人がいて手を緩めたり体重を前にかけたりすると輪が崩れて落ちますよ。って、タイタニックですかい。
縁に立つだけでも皆おっかなびっくり。でも、手を繋いでのけぞるといい気分で、気が大きくなる。
隣のMarkが手を引っ込めるので、 離すもんかと思ったのに振り切られてしまった。サスガ。
思い切り後から水に落ちるのも初体験。気持ち良かったー。
ゴールまでの短い距離を、そのまま泳いで、と言うか流されて、コ−ス終了。
約1時間、急流下りと言うよりは川遊び、タップリ楽しませていただきました。
今度は水が多い春、5月頃にやってみたいな。

帰って着替えが終わった頃には15:00を回ってる。
更衣室前のデッキでビ−ル付きのバーベキューをいただく。
騒いだりドキドキしたりでお腹ペコペコ、今日はダイエットは忘れよう。
「MAX」からバスが出る時は、スタッフ総出で手を振って見送ってくれた。
「いいなあ、こういう仕事」誰かが言って、皆同意した。
いいけど、大変だと思うぞ。好きでなきゃできない仕事だよね。
水上で温泉に寄って、ちょっと慌ただしく入浴後、帰りのバスでは会員の男性が差し入れてくれたビール(エライ!!)で宴会状態に。
ちょうど「24時間TV」で丸山弁護士が100kmマラソンをやってて、マラソン好きな人も何人かいたので盛り上がる。ゴールは見逃したがバス備え付けのTVで直後の話は聞けた。
早起きして、ハイになって、お腹一杯食べて、温泉入ってビ−ル飲んで、眠い…サロンカーは眠れない(寝たけど)。
クラブ前到着が22:00、帰宅してバッタリでした。
秋にはシャワークライミングを企画中とか。面白そう…。