*2005年2月のワタクシ。*
ちょっと更新サボっていましたが、仕事終わりました。
昨日の午後の見通しでは、「朝一で楽勝!」と思ったのに、結局徹夜で正午過ぎまでかかってしまった。
時間があればあるだけ使ってしまう、まったくもう。
(おまけに、今回はもう少し、服にトーンが張りたかったのよ、本音を言えば!)
最初一月末締切りと言われてて、3日も遅れた訳だけど、「ネ−ム先出しすれば5日までOK」と言ってもらえたので、それからすれば2日前入稿。エライじゃん、私。
と、言うのは冗談で、次が迫っているのであった。
25日締切りの30ページ、だけど、テーマが「子供の産めない夫婦の選択」って事で、今資料を漁っているところ。
デリケイトな問題。何よりも周囲の無神経さに傷付く、と、あちこちに書いてある(私もそういう現場に何度か行き会わせているし…)。
どういう風に持って行ったら、多くの人にイヤな思いをさせずに行けるんだろう。誰も傷付けない物なんて、どこにも無いとは思うけど、なるべくなら少ない方がいい。
少なくとも、無神経に傷つける側には、回りたくないな。
午後一時に最寄り駅で原稿受け渡し。
ギリギリまでトーンを貼ってて、さあ出かけよう、と思ったら、ガーン!原稿が一枚足りない!!未完成のまま、どこかに置き忘れていたら、もうアウトだ。
慌てて探したら、使ったトーンの山の中に埋もれていた。幸い、仕上げは完了していた。
家を出るのが遅くなってしまったので、おっかなびっくり小走りで駅まで急ぐ。
捻挫が治ったばかりだし、こういう時は脚がつりやすいので要注意。
昨夜はウッカリして、ストレッチの最中に脇腹がつって痛かった。
駅前で無事編集さんに原稿を手渡し、その足で図書館へ。
次の資料探しと、ちょっとだけどやはり気分を切り換えたいので、なにか楽しい本を。
(いつもは仕事の後はビデオ大会なんだけど、先日TVが壊れたので、今お風呂用小型TVしかなくて、とても字幕は読めないので今回はビデオは断念。)
資料本はなんとか探せたが、お楽しみの本が全然決められない。
あー、やっぱり疲れているのね、と思い、あきらめて資料本だけ借りた。
家に帰る道すがら、弁当屋とスーパーで食料とビールを買う。
身欠きニシンと里芋の煮付け、というのが、やたら美味しかった。
そう言えば身欠きニシンって、使わないなあ、自分では。
結構手間なんだろうか。やたらうまかったので、自分で作りたくなってるんだけど、今日もスーパーで見てみたけど置いてないようだった。
昨夜は寝られなかったので、家に帰り着くなりバッタリとなってしまうかも、と思ったけど、それよりお腹が空いている、そしてそれより髪が汚れてる。
お風呂に入っていたら、滅多に鳴らない携帯電話の呼び出し音。
なんだろう、でも出ると寒いなー、なんて思ってやり過ごしたら、今度は宅電が鳴っている。何事!?
ちょっと不安になり、入浴を中断してロフトに上がって、携帯の着信記録を見ると、母から。このところ具合は良いと言っていたけれど、70代も半ばだしなぁ。
そのまま掛け直すと、ミョーに上ずった母の声、「お風呂入ってた」と言ったら「何で今頃!?」。いいよ、もう、そういう事は。
用件は、姉の次男が中学受験でいいとこに合格した、という話だった。
「誰にも自慢できないから」「嬉しくて泣いちゃった」。父が生きていたらなあ、と、こういう時はつくづく思う。誰よりはしゃぎそうだから。
電話の後風呂の続きを済ませ、髪を乾かすのも待てずにビールを開けて、やっとマトモな食事にありつける…今朝の4時頃レトルトカレーを食べ、昼前にバナナを食べたきり。ちょうどTVは「ランチの女王」の再放送、あ、この回見逃したやつだ。
と、また電話。
今度は姉で、用件は同じ。
3年生から塾通いを続け、そう言えば正月にも塾だと言って顔を出さなかったっけ。
スゴイ事になってます、小学生。
でもその甲斐あって、かなりの名門らしい。誰に似たんだろう?
受験には良い記憶が無いんだけど、今回はおめでたい話。良かったね、甥っこ2号。
そんなこんな、結局寝たのは5時過ぎだったかな?
近頃、一時期よりは仕事がしんどくなくなってきてる、と言うか、少し健康状態がマシになって来たような。
秋頃は、眠っても疲れが全然取れず、食事も面倒で(でも食べるから、こういう時は太る)体中痛くてだるかった。 仕事が終わると文字通りバッタリ、でもなかなか回復しない。
あの頃に比べたら、随分楽になってる。
鍼治療、効いたのかな。
で、今回仕事中に、なんとなく、ダイエット始めてしまいました。
夏に捻挫したあたりから、だんだん増え出した体重が、かなりヤバイ事になっていて、減らしたいなーとは思っていたのよ。
でも、体調悪い時に何やってもダメみたいで、ちょっと炭水化物減らしたら頭ボーッとなっちゃうし、仕事がちっとも進まないのでしばらくあきらめていたんでした。
ダイエットと言っても、ミョーな事はしたくないので、甘い物を少しガマンする、野菜を増やす、くらいの事なんだけど、そうやって「きちんとした食事」を続けようとすると、結構手間ひまかかってしまう。体調の悪い時は、食事を作る気力も無くて、メニューが全然浮かばないのよ。
で、今回の仕事中、鍋をやったらおいしくて、「おお、身体が野菜を求めている」(笑)。時期が来たのかな、と。
取りあえず、半年で5kgを目標に。
わー、発表しちゃった!
来週は「くじけました」のご報告だったりして。
でも、この半年で5kg,その前の一年で5kg増えてしまってるので(すごい…)、そんなに無茶な目標設定でもないと思う。
実はそのまた前の一年位で5kg減ってるんだけど。
その時はダイエットを企画した訳ではなくて、生活の変化その他で身体が勝手に痩せてしまったんだけど、つまりよく聞くリバウンドとは、こういう状態なのかしらね。
無理せず我慢せず、食事を大切にしてみよう、という程度の事なんだけど、忙しすぎたり、身体のあちこちが痛かったりすると、そんな事すらも忘れてしまうのよ。
だいぶ元気も出て来たみたいなので、ヘンな痩せ方する前の体重を目標に。
あ、ダメなら無理はしないからね。
「翡翠展」に行って来た。
上野の東京国立博物館。
友人Mさんと駅前で2時に待ち合わせ、だったんだが、上野って意外に遠い(と、いつも思う…、ゴメン)。今回も待ち合わせに遅れてしまいました。済みません。
駅構内で前売り券を買って行ったけど、入り口でもそんなに混んでなかったみたい。
最初、「ナゼ博物館?」と、ちょっと思ったんだけど、ナルホド、展示会場に入るとすぐ納得。まず「翡翠」という鉱物の化学式から展示解説が始まり、その他の鉱物との比較やら、原石の展示(触れる!思わず「キモチイイ!」と口走ってちょっと恥ずかしい思いをしたが、後から来た女性も言っていた)やら、発掘所の写真、分布地図、歴史、ニセモノの作り方。面白い。
特に歴史は、東洋的なイメージはあったものの、日本が最も古く、中国はわりと歴史が浅い、朝鮮もほんの一時流行るけれど日本からの輸入品、それから南米でも古い装身具がたくさん出土している。知らない事がいっぱい。
香港で安く売られている翡翠製品が軟玉(Nephrite、ネフライト)で、宝石として通るのは硬玉(Jadeite、ジェダイト)。ズラリと並べられた両者を見れば、確かに全然別の物と納得する。硬玉がジェリービーンズなら、軟玉は抹茶羊羹(笑)。どっちもおいしそうなんであった。
そして色々「お勉強」した後に、いよいよ美術品の数々。
日本での歴史はせいぜい奈良時代あたりまででプッツリ終わってしまうので、技術的には稚拙で素朴、殆どが勾玉や竹ビーズ型のネックレス程度なんだが。
やっぱり中国はスゴイ。
高価な美しい材料に、気の遠くなるような技術と手間暇を注ぎ込んで、作り上げる彫刻が白菜だったりする。ご丁寧に、コオロギまで止まっている。レイシなんてのも人気なんだそうだ。でかいニンジンの彫刻もあった。バラして腕輪にしちゃってよ…。
以前、香港に行った時に見たタイガ−バ−ム宮殿を思い出した。金持ちなら美しい家を建てたらいいのに。
もっとも、水指しや食器の類いには、なかなか美しい物も楽しい物も多く、盃、いわゆる玉杯は、綺麗なだけでなく使い勝手が良さそうでステキ。Mさんは「ああお酒が飲みたくなって来た」とつぶやいている、私も同感。
きっとあると思ったけど、出口の売店では玉杯を売っていた。一脚9万円也。おお。
香港行って、ニセモノ探そうかな。でも羊羹じゃなあ(笑)。
2時半頃に入って、出て来たのは5時、見ごたえあり。13日まで。
ところで、国立博物館、リニューアルオープン、という事でそちらも興味があったんだけど、なんだかプレハブ造りみたいになってて、入り口が分かりにくく、いただけなかったな。特にコインロッカー(展覧会の必需品!)が野外設置、ってのはあんまりな。寒かったぞ。
せっかくいい展覧会やってるんだから、頑張ってよ。
それにここは常設展も、とっても楽しい。
博物館だから、面白い物やキモチワルイ物もいっぱい。
鯨の腸の標本には卒倒しそうになった、アニサキス(寄生虫)がビッシリ!ギャー!!
(注:私、「細かい同じ形がビッシリ恐怖症」なんです、疲れてる時は茶碗に盛ったご飯もコワイ、大形団地も脚がすくみます)
恐竜の骨がバーベキュー状態で串刺しになっていて、ボタン操作でぐるりと回して見られる、というサービスもあり。い、痛ましい…回したけど。
特設展のチケットの半券で常設展も入れるんだけど、残念ながら6時で閉館、という事で、ほんのサワリしか観られなかった。(平日は5時までです、ご注意!)
多分、真面目に観ようと思ったら一日でも忙しいんじゃないかな、特設展の無い時に朝からスニーカー履きで行くのが正解かも。
螢の光に追い出されて会場を後にして、駅前の蕎麦屋で夕食。
串焼きでビールを飲んだ後ザルソバを食べる。
Mさんとは大学以来の付き合いだから、「大人になったねぇ」なんて言っている。
大人と言うよりオヤジかも(笑)。
6日(日)に、最近パステル画を習い始めた母が、画材が買いたいと言い出した。
地元に画材屋なぞ無いので、電車に乗って行かねばならず、それならちょっと遠出になるが、蒲田のユザワヤが大きいらしい、という話になった。
私もスクリーントーンを買って帰るつもりだったので、一緒に行った
ユザワヤとは、知る人ぞ知る大形手芸用品店、なんだが、文具や画材も扱っている。
私はよくビーズ、毛糸、生地を買いに行くが、画材売場は初めて行った。
品揃えはそこそこで、母の買い物は間に合ったようだが、私はダメだった。
実は最近、スクリーントーンに困った事が起きている。
スクリーントーンくらいは、皆さん知っているよね?
…と、思ったら、ユザワヤの画材売場の店員さんは知らなかった(!)ので、軽く説明すると、ハーフトーンや細かいガラのパターンが印刷されたシ−ル状のシートの事。
以前は2、3社しかなかったのが、今は色んな所から安い商品がたくさん出て、柄もどんどん新しいのが増えている。昔はアミトーン(活版印刷でハーフトーンに見えるために細かい点が並んだ物)と線と、柄物と言えば白地に黒で描かれた花とか星とか、そんな程度だったのが、CGで作った複雑なハーフトーンの物、渦巻きやら雲、海、光、花柄でもハーフトーンの可愛らしい物がいっぱい。
それはとても有り難いんだが、あまりにも数が増え過ぎてしまって、目当ての物を探すのがとても面倒になってしまった。
おまけに、アミの1200番台はレトラトーンがいいけどグラデはマクソンとか、でも安いから殆どのアミはデザイントーンにするとか、この柄はI-Cスクリーンじゃなきゃ無いとか、もう本当に複雑なのよ。
それでもいいよ、あれば。
数(=図柄)が増えた、と言う事は、お店側にしてみれば、揃え切れない物も出て来る、という事。
その上、おそらく若い世代のお好みなのか、めったやたらとCG使いのハーフトーンが増えてしまって、昔からあるハッキリした白黒の柄物とかが押し出される形になってしまっている。確かにね、微妙なハーフトーンが入ると、一見ウマっぽく見えるんだけど。
今一番困ってるのが、通称「カケナワ」というやつ。
正直、以前は自分で手描きしてた(右図)し、本当はその方が好みの色にできて(グラデも自由自在)いいんだけど、やっぱり時間がかかるのよ。
だから、発売当時は「んなモン、使うかいっ!」と思ってたけど、だんだん種類も豊富になって来て、重宝させてもらっていたんだよね。
それが最近、渋谷に買いに行ったら、あれ!?
無いの。
たまたま売り切れかと思ったけど、何軒か回って買えなかった。
で、今回蒲田にも行ってみたけど、欲しい物は無い。
そこで翌7日(月)、実家から仕事場へ帰る途中で、新宿まで足を伸ばしてみた。
東口のToolsで、かろうじて2種類5枚ゲット。(これで売り切れ)やれやれ。
世界堂まで行ってみるが、ここにもナワは一枚も無い。
もう一軒、南口の東急ハンズへ。
…ここはもう、殆どトーンは「捨てている」気配。
西武新宿のPepeにも…と思ったが、疲れたのでやめた。
ところでこの間に、もう一つ、消えつつあるらしい物に気付いた。
私は下描きの最初の「アタリ」に青鉛筆を使う。鉛筆と言ってもシャーペンのカラ−芯だが。
青は印刷に写らない(たまに裏切られるが)ため、細かい下描きは普通の鉛筆でするとして、その前段階で青(正確にはグリーンがかった水色)で大まかな構図を入れておくとバランスが見易いし、コマやフキダシはこれで下描きしておけば消しゴムかけの手間がはぶける。と、いうので、重宝していた。
それが、先日近所の文具屋でこの水色芯を探したら、無くなっている。
代わりに「消しゴムで消せるカラ−芯」というのが売り出されていて、仕方無くそれを買って来て使っていた。
まあ、無いよりはマシなんだが、消しゴムで消えない所が使える理由だったワケで、やはりあまりよろしくない。
トーンを探すついでに、以前使っていた「普通の」水色芯を探したが、これまた、無い。
「消せるカラー芯」というヤツは流行りなのか、3種類くらい出ていて、色も色々。
従来の消せないタイプのカラー芯は、かろうじて世界堂に赤と紺だけ見つけたが、欲しい水色は無かった。
うーん、オールドタイプには、住みにくい世の中になって来たな。
バレンタインデーだ。
今年は誰にも渡さなかった。
でも、スポーツクラブで小さい詰め合わせを配ってくれてて、嬉しかったなあ。
ダイエット中なので甘い物は控え目にしてるけど、「禁止事項を作らない」事が唯一の禁止事項、と決めた今回のプロジェクト(笑)なので、ゆっくり大事にいただきますね。
そうそう、ダイエット、スルリッと2kgまでは落ちた、って言うか、あれは食い過ぎだったからお腹に食料が溜っていた分が減っただけかも。
ネームに入ると、また食べちゃうかなあー。ちょっと不安。
今日はちょっとヒヤリとした。
私は日常使うお金は郵便局のキャッシュカードで引き落とす事が多いんだけど、今日行ったら「残高不足」。あれっ?3000円しか残ってない!?
おかしいな、そんなに少なかったっけ?
確か仕事が終わってからだから、最後の引き落としは3日くらいだったはず。
正直残高がいくらだったか覚えてないけど、4ケタになっていたら気付くはず(アバウトなんです…やっぱり「片付けられない女」)。
週末に帰っていた実家の最寄り駅前だったんだけど、ディスペンサーだけで郵便局は遠いので、仕事場への帰り道途中の横浜駅で途中下車して中央郵便局に行ってみた。
最近キャッシュカードの情報が抜き取られて預金が引き落とされて…というニュースを良く耳にするので、ちょっと青くなっていた。まあ、郵便局には大金は入れてなかったはずだけど、盗まれるのはイヤだよね。
郵便局で「残高少ないみたいな気がするんですけど、ここ数日の引き落とし記録を見せてもらえませんか」と、取りあえず言ってみた。
ダメなんだそうだ。
通帳に記入するしか方法は無いんだと。
別紙にするためには「申込書に記入していただいた後郵送になります、有料(500円)」。
じゃあどっちみち今は教えてもらえないワケね。
実はこのところ、実家と仕事場(電車乗り継いで1時間)を行ったり来たりの生活なので、郵便貯金の通帳は実家に置いてある。
これから仕事場に戻る途中だったのに、また実家に戻らなきゃならない。電車で15分、徒歩20分。やれやれ。でも、気になるしなぁ。
私のカン違いだとは思うけど。
仕方ない、引き返し、トンボ返りで最初の最寄り駅前のデォスペンサ−で記帳した。
カン違いだった。
確かに前回私が引き落とした時は、残高は5ケタあったが、その後市民税が徴集たれていて、今の残高になっていたんであった。
あー、キモを冷やした、っつーか、自分の預金高も把握してない私って………。
仕事の資料で、不妊関係の本を読み漁っている。
なんかもう、想像妊娠しそう(笑)。
向井亜紀さんの代理母出産に関する手記「会いたかった」も読んだ。
本来なら(仕事じゃなければ)読む事はなかった、と思うんだけど。
意外とマトモ(失礼!)。
TVの報道等で、かなりヒステリックな物を感じていたけれど、(なんか裁判やってるみたいだし)本の中の彼女は、けっこうクールでクレバーな印象でした。
とは言え、不妊治療にかかわる人々の「誰だって子供が欲しいのは当然じゃないですかぁ」的な論調には、ちょっとウンザリしたな。
生命を操作する、という事を、もう少し真面目に考えて欲しい。
現に近頃では、匿名の精子提供で生まれた人工受精児達が、「遺伝子上のルーツ」を求め始めている。
っつーか、知りたがるに決まってるじゃん、フツー。
さんざん不妊治療の本を読んで(本当にスゴイのよ!!)、今回の仕事は「子供を最終的にあきらめる夫婦」という御注文なので、やっと探した「『産まない』時代の女たち」というイギリスの本を読み初めて、「心が洗われるみたい…」なんて思っていたら、↑の紹介文を読んでビックリ。全然意図が取り違えられている!
根深いなあ。
敬愛するマンガ家・青池保子先生のエッセイ集「『エロイカより愛をこめて』の創り方」が発売された。
ネーム中だというのに、やっぱり我慢できず買って読んでしまい、しばし脱力。
青池先生は、今までわりとメディアに登場する事が少なくて、それにいわゆる文化人気取りの漫画評論家とかにも不等に扱われていた感アリ。売り上げの割に語られない人だった。
最近BSの番組やら、他の漫画家さんとの顔写真入り対談記事やら、ファンにはウレシイ企画が続いている。
ネットの大盛況や、海外での人気が引き金だろうか。
時代がやっと追い付いて来た、のだろうか。
登場人物のルーツから、ネームの作り方、原稿の描き方、カラーイラストの描き方(画題の発想から!)。不遇だったデビュー当時や、ご両親の思い出を交えた御自身のルーツまで。
描き下ろしのオチャメなイラストや、描きかけ原稿も掲載されている。
(ネームの少佐と伯爵のカワイイ表情ったら!)
なによりも、しっかり時間をかけてのネーム作りや、3日もかかるというカラーイラストを描く過程。(あのイラストが「3時間」とか言われたら舌噛み切りたくなるわ…。)数人のアシスタントを抱えながら、少佐のツヤベタ頭は御自身が塗る、というこだわりよう。
不器用に、誠実に、闘い抜いて来た人なんだな、と思ったら、感動してちょっと泣けた。
そう言えば今、下北沢のピーコックで「青池保子原画展」をやってるんだ。
い、今は…行けない……。
仕事終わらせたら、ソッコーで行くぞ!
劇団☆新感線の逆木圭一郎こと植木君が、夜中に突然電話して来た。
スギモト(以下ス)「久しぶり!」 逆木(以下逆)「うん」 ス「なに?」 逆「今度公演あるの、知ってる?」 ス「……知らない。」 逆「田辺誠一好きだったでしょ」 ス「………(え!?)」 逆「それに出るんだ」 ス「え?エエ〜!?」 逆「『荒神〜AraJinn〜』て言うの、今稽古やってる」 ス「エエ〜」 逆「これは教えなくちゃと思って…」。
逆木圭一郎。なんていい奴なんだ。
あれはかれこれ5年前になるか。
「さくや 妖怪伝」という映画が京都で撮影中だった。
実はこの映画、監督・原口智生、脚本・光益公映、
そして出演者に逆木圭一郎、と3人もが私と大学で一緒だった(後で知ったが広報係も大学の同期だった!)という、ご縁!?のある企画だった。
たまたまのご縁をいい事に、図々しくも好奇心にかられて、私は京都の撮影所まで見学に駆け付けたんであった。(ついでに京都に居残って梅見物までして来ましたが。)
古い学校のような撮影所の楽屋の、「さくや」の向かいの部屋には、京極夏彦原作の「怪」が入っていた。
部屋の前のポスターでそれと知って、私は密かに期待はしていた、「田辺誠一様が見られるかも!」と。私のささやかな野望は、撮影中の田辺氏を遠目に見物する、に留まっていた。
「さくや」に出演の嶋田久作さん(ものすごい感じいい人!)や藤岡弘さん(ものすごい胸板!!)とお話するなどという超体験をしても、「怪」に出演中の日野正平さんにも廊下ですれ違ってもなお、「遠目に見物」しかイメージできなかったんであった。
ところが。
逆木、光益両氏と3人並んで、粉雪舞う撮影所をプラプラ歩いていた時だった。
積み上げてある機材を回ったところで、出合い頭に、た、田辺誠一!!!
ギャー。
いきなりの至近距離、真正面である。
田辺さんは「怪」の衣装の白い着流し姿だった。
背が高く、目元涼しく、すんばらしく素敵だった。
私の頭は瞬間、ホワイトアウトした…。
後から2人にさんざん言われた。
光益「いつもフテブテしいスギモトさんが、まるで別人」
逆木「なんだか分からないうちにボコポコにされた」
…そう、舞い上がった私は、取りあえず手近にあった物(両隣りの二人)をバシバシ叩いてしまったのでありました。
そんな私に、わざわざ電話で知らせてくれるとは。
そんな私でなくっても、出演者自らが公演の報告をしてくれるなんて、滅多に無い幸福。
日頃の行いもそんな↑なのに、本当にありがとう、逆木圭一郎。
てなワケで、劇団☆新感線の『荒神〜AraJinn〜』青山劇場で3/7〜3/27、楽しみです!
ネームが終わった!
あー、もうマジで、不妊治療の本読みまくって、「想像妊娠しそう」なんて冗談で言ってたら、出産する夢まで見てしまいました(経験も無いのに…悪阻までやってた)。
いや〜、2重に「産みの苦しみ」味わった気分ですわ(笑)。
そんなゴタゴタの中、目覚めたらADSLのモデムのランプが一つ消えている!
(通常3つ、PCを起動すると4つ点灯してるハズ)
まあちょっとした手違いで(先日の電話と似たり寄ったり…)、困った時のサービスデスク。すぐ解決してもらったんだけど。
まあ、ネットがストップしてるってだけで、なんでこんなに寂しいんでしょ。
困ったもんです。
さー、ネットも繋がってるし、田辺誠一様の舞台姿も近々見られるし、青池先生だって今日もきっと頑張っていらっしゃる!
そうそう、3/5はマツケンサンバで、なんと翌日は、卒業大学のマン研の追い出しコンパにお誘いをいただいてるんでした。
仕事、するぞー!