*作品*

私の過去のコマ割マンガ作品を見ていただくページです。
頃合を見て他の作品と入れ替えます。

最新は、この2本です。
それ以前の作品は一番下からお入りください。

 

「降るか晴れるか7月7日」
19ページ


「晶子さん」とは

 しょうこ
「晶子さん」とは、私が長年、実に3誌に渡って描いてきた主人公の名前です。
私としては思い出深いので、ここで毎月出してみようと思います。
掲載は月刊誌の読切り連載で、編集サイドから「季節感」を要求されたので、季節の情報も盛り沢山(古いネタもあるけど…)。

どちらかと言えばアンチキャラで登場したつもりのミエハリこと張谷美恵子ちゃん。
意外と言うか、すぐに晶子さん組に合併されてしまって(笑)、すっかりカワイイ性格になってしまいました。読者様からの、なけなしの反響が多かったのも、実はミエちゃんとハルさんだったりする(うーん?)。
まあ、そう言われてみれば、誰の中にもミエちゃんはいるのかも知れない。
晶子さんは強いし、桃ちゃんや華子さんは清らか過ぎるもんね…。

そんなミエちゃんの、純情物語を、七夕に引っかけて考えてみました。
実は、ミエちゃんの「イナカ」を出すに当たって、「地方をバカにするな」とのお叱りを受けるかも、とドキドキしていたんですが、いただいたお便りは暖かいもので、「ウチのイナカもこんな感じだよ」「イナカは人がいいんだよね」等という物でした。
良かった。みんな、優しいなぁ。
私自身も、ミエちゃんの親戚一同を描くのは、とっても楽しかった。
地元に残った青年とのやり取りも、ほんの少しだけど色んな思いを込めました。

…そんな大切なキャラであるミエちゃんなんだけど、実は!
出演回によって、「張家」の時と「張谷」の時があった事に、つい最近気付きました(ひゃ〜)。
どちらかに統一してしまえばいいんだけど、まあ、これも思い出の一つ、という事で(笑)。
なにしろミエハリちゃんなんです、よろしく。



 

「文句があるかッ」
40ページ

だいぶ前に前半だけUPしたものの、営業上の理由で下げてしまったのを、コロリと忘れておりました。すみません。
後半をUPしました。

「if」誌に載ったのは、かなり初期の頃、90年代半ば過ぎ頃だったと思います。
作品中「不況」と出て来るけど、今に比べたら失業率もまだまだ低かった頃。世代的にも、男性の家事・育児参加なんて全然。
でも、そろそろ「リストラされたお父さんが家族に内緒で毎日出社するふりをしてる」なんて話がTVの報道番組に登場したりし始めて、夫の失業をキッカケに、
妻が外に出て稼いで夫が家の仕事をする、いわば「専業主夫」もチラホラ話題になりだしていた。
とは言っても、世間の目は今よりずっと冷たく、特殊な家庭、情けない男、という色合いで語られる事が多かったみたい。
それで、こんな攻撃的なタイトルになってしまった。
今見ると、ちょっと恥ずかしい(笑)。

TVドラマで「専業主夫」の話をやっていて、あ、以前私描いたな、って思い出しまして。
ドラマを見ると、扱いはずっとナチュラルでライト。妻よりも夫側に視点が置かれているせいもあるけど、やはり時代、でしょうね。
(後編をUPした時点では、さらに別の専業主夫ドラマが放映されていて、これまた扱いが随分好意的になってます)
作品中出て来る「専業主夫は全国で約二万人」というのは当時の統計。
今はきっと、もっと増えているんだろうな。
と、思って調べたら、どうやら2005年で八万人、という話らしいです。
もし今またこのテーマで描くとしたら、だいぶ違った物ができそうな気はするけど、ま、それはそれ。
ちょっと昔に描かれたもの、というのを頭の隅っこに置いて、読んでくださると嬉しいな。

 


 

以前公開した作品はこちらから。

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