役者(キャラクター)制度

 

けっこう長い事マンガを描いていて、鳴かず飛ばずの短編読み切り作家生活を続けていると、毎回いちいちキャラクターを設定するのがひと苦労。
主人公と相手役(多くは恋愛の)の名前と年齢と職業を決めるだけでも、けっこう消耗しちゃう。
それでも主役級は、特別理由が無い限り(ダイエット物の太めちゃんとか、コンプレックスがテーマで不美人、ってのはたまーにあるけど)だいたいいつも同じような美男美女と相場は決まっていて、あとは髪型とファッションでキャラを決めて行く、程度。

しかし、そうもいかないのがワキ役達。
まず、主役と見分けが付かねばならぬ。
そしてさらに、ワキ役が複数いれば、そいつらとも区別が必要。
おまけに私は、どうやら登場人物が多い話が好きみたい。
…でも、恥ずかしながら、そんなに描き分け、できないのよ、ワタクシ。

そこで、初めはなんとなく、だんだん確信犯的に、何人かの「いつものメンバー」が出来上がって来まして。
だいたいこの顔にはこんな性格、というのから、名前までいつも同じで登場するのまで、数名。
なかには「複合タイプ」や「似てるけどちょっと違う」みたいなのもいるんだけど、なんとなく(ムリヤリも含めて)整理してみました。

 

  1. メガネ君1号
    彼は一番重宝しているうちの役者で、多分登場回数も一番かも(あ、主役のいつもの美男美女は数に入りません)。

    だいたいの役回りは、「イマイチ君」。
    キモイと言われる訳ではないけど、あまりパッとしなくて、なんかトキメカないのよね、悪い人じゃないんだけど。
    と、いうのはよくある話で、そんな時にはだいたい、メガネ君1号の登場。

    メガネはジョン・レノンみたいな真ん丸の時も、ノンフレームの四角の時もあり、髪型もボサボサ頭からオールバック、フワフワパーマの時もあった。

    パッとしない、出しゃばらない、憎まれもしない。たいていは性格が良く、頭も良く、多分お育ちもよろしい、あー容姿がなー惜しいなー、という役回りで、だから最初は主人公の美女に相手にされないけど、最後に笑うのは彼、という話も多い。存在感も顔も薄く、植物みたいな雰囲気の人。
    人畜無害イメージを逆手に取って、実はけっこうチャッカリだったり、ホモだった事もあったなあ。

    ワキと言っても、わりと準主役くらいの事が多いせいか、決まった名前は無いんだけど、構想段階ではだいたい「いつものメガネ君」でやっちゃってますね。

    「晶子さん」シリーズ
    のサトルの小学校の先生も、彼。実は「晶子さんの彼氏にしようかな?」なんて思った事もあったんだけど、なんか編集部は「美男」でないと文句が出る所だったので、実現せず。
    私的には、これくらいの見てくれで性格良くて稼ぎもマトモなら、全然OKだと思うんすけど、いかがでしょうか?

    使い勝手がいいので、今後も色々やってもらえそう。
    70年代フォークシンガーみたいな長髪も似合いそうだな。

    <参照:作品「聖者がマジにやって来る」>




  2. 星野さやか(美女)

    この人は、いつでも決まってこの名前、「星野さやか」さん。

    どこでも出ばって来ては「あたくし星野さやか、○○(ここに社名や団体名、地区名等が入る)一の美女」と名乗って、だいたいはそれだけで退場する人。

    いつも美人でスタイル抜群、懐かしのボディコンワンピやレース使いの服をチャラチャラと着て、赤い口紅、大振りのイヤリング、という、ハデハデのラテン系美女(?)。
    モチロン足にはハイヒールでもって、主人公の行く手に立ちふさがる、が。
    よくあるじゃない、「嫁さんにしたいのはケバい美人より地味目のかわいい娘」みたいな男の声。そんな訳であえなく退場、ってパターンが多いな。

    でも、(これは私の周囲の美人がだいたいそうなので)性格はいいのよ、サッパリして裏表が無くて、もしくは案外純情な時もアリ。

    結婚して太っちゃった時もあったりして、絵を描くのが楽しいキャラクターです。
    今度は内気な役でもやらせてみようかな。

    <参照:イラスト「ある朝、僕は突然に」>




  3. 七三君
    いわゆる7.3分けの黒髪のサラリーマンで、主人公の相手役になる事も多いんだけど、だいたい役回りが決まっているというか。
    顔も姿もまあまあ二枚目なんだけど、色気が無いのがポイント(笑)。
    そして役回りは、たいてい内容のウスイ奴、一見すごく社会適応してそうなんだけど、狭い範囲の常識を振りかざしたり、小さい事にこだわってたり。マザコンだったり、ハゲだったり。

    正直言って、1のメガネ君が「世間的にはイマイチでも私はいいじゃん」なら、こちらは「世間的には良くても私はゴメン」って役を割り当てられる事が多い。
    この場合の「私」って、主人公の事だけど、こういう主人公の好みとか感覚みたいなものは、だいたい私の本音に近い事が多いな。

    だから、読者の中には「いいじゃないの、これくらい、主人公はワガママでイヤな女だわ」って思う人もいるかも知れない、と、時々思う。
    特にこの「七三君」が出て来る話の時は、そう思う事が多い。
    一見社会適応してそうで、ちょっと好青年なんだけど、中身はヒドイ、付き合い切れないわ!という話なんだけど、「外見マトモで適応してたらいいじゃん」って人もいるだろうし、好みは色々だから仕方ないかもね 。

    <参照:イラスト「タマゴひよこツバメ」>




  4. メガネ君2号(山田)
    七三君と同じように、 「真面目ないい方ね」と年輩のオバサンなんかに言われるタイプだけど、女性ウケは良くない。

    太ってて、ブサイクな顔に黒ぶちメガネたま〜に見えるメガネの奥の目が、睫毛長かったりして、とっても暑苦しい。
    この人は同じメガネでも、1号と比べると随分扱いが違って、ちょっと気の毒なの。
    1号がサッパリ系で植物的なら、2号君はコッテリのオヤジ型。
    女性にモテないオヤジの典型タイプ。

    性格も察しが悪くて退屈、というのが多い。
    女性に対して一途だったりすると、それがまたうっとうしく思われちゃったり、ホント気の毒なんすよね。
    でもモテないのは無理もないな、と、思うの。
    だってダサいんだもん。
    可哀想だから、時々最後は幸せにしてあげたりしています。

    そう言えば、「晶子さん」シリーズにも出た事あったなあ。
    晶子さんに片思いのクリーニング屋さん。
    そのうちまた出そうと思ったけど、すぐ忘れました(笑)。

    <参照:作品「演歌なワタシ」>



  5. 父、母

    主人公(ヒロイン)は、だいたい独身で独り暮らしか、結婚して親元を離れているか、という設定が圧倒的に多いんだけど、時たま両親が登場するシーンもあって、たいがいは、ものすご〜くチョイ役なので、かなりテキトーに描いてしまいます。

    そうすると、なにも考えず「父と母のステロタイプ」として自然に出て来るのがこの二人。
    痩せ気味の撫で肩で眼鏡、ちょっと神経質そうだけどもの優しい父と、小太りでしっかり者、でもわりと大雑把なところのある母。
    はい、これってウチの両親ですね(笑)。

                     


  6. 一方、主人公の夫の親に関しては、実の両親と区別したい意図もあり、違ったタイプになる事が多いんですが、特に姑に関しては、かなりイメージが固定しているようです。

    だいたい、痩せててシワの目立つ、神経質そうなイジワルオバサンタイプ。眉間のたてじわははずせないな。目もキツくて、口も「へ」の字。
    舅さんの方は、出ない事も多く、あまり存在感がないんですが、妻の父に比べると貫禄のある、男らしい?重役タイプになりがち。

    単純に描き分けの問題も大きいけど、何となく妻の実家より夫の実家の方が金持ちそうになってしまうみたい。妻の馴染みにくい気分を出し易いからかな。

    <参照:作品「犬よりも自由」>


  7. キツネ目の女
    これもテキトーにワキ役を描いているうちに、だんだん役割が決まって来たのに気が付いた一人 。

    最初は、主人公を引き立てたいけど、あまりおブスな印象も与えたくない、という程度の感じで出してた。
    服装も髪型もサッパリして飾り気が無く、容貌も同様、装飾が少ない、きっとそのへんにいたら目立たないタイプ。あまり女おんなしてないし。

    そういう意味で「メガネ君1号」女バージョン、かも。
    でも、男の「いい人」と女の「いい人」では性格はだいぶ違って、彼女はすごくシンが強い。でしゃばって自己主張はしないけど、いつの間にか自分の道を確立してる…と、いうのが多い。
    言うなれば、主人公が「あたしって子供だなあ」「みんな頑張ってるんだなあ」と思ったり、「あたしもしっかりしなくっちゃ」と奮起するキッカケになる人物。

    地に足が付いていると言うか、マイペースの自立タイプですね。






  8. 甘利ママ
    この人は「晶子さん」シリーズで、主人公の上司の奥さんだったんだけど、描き易いので時々よそに出張するようになった。

    上の「キツネちゃん」のバリエーションで、顔立ちも似てるんだけど(こちらはより細長い)、キツネちゃんが地味で目立たない、ささやかでも自分の道を淡々と歩むのに対して、こちらは華やか。

    顔は地味目だけど、キチンとお化粧して、服装も髪型も派手め、スタイルがとっても良かったりする。経済的にも家庭的にも恵まれていて、不満無さそうな、いわば「コマダム系」ってとこかしら?
    主人公がうらやむ位置にいる、一歩先を行く人。

    マイペースで地に足が付いている所はキツネちゃんと同じ、と言うか、キツネが頑張って成功した姿なのかも。



  9. ナルシ−君
    70 年代少女マンガに出て来たような、前髪ハラリの白面の美青年(の、つもりなんだから、そこらへん突っ込まんといて!)。長い睫毛が瞳に影を落とす。

    こういう男は、要注意。って言うか、たいがいアブナイ(笑)。
    だいたい小心者で、自分の事しか考えてない、憂い顔で悩んでいるのは、自分で解決する行動力も度胸も無いから。

    でもモテちゃうので、いつもしっかり者の女(当然主人公もその一人になる)が何とかしてくれちゃう、または、彼女に押し付けて逃げちゃう。逃げ損ねて追い付かれると、泣いてごまかす、あるいは逆ギレして本当にアブナくなってしまう…。

    幸い私自身は、そういう色男にかかずらわった経験は無く、どちらかと言えば観念的な累計パターン?かとも思うんだけど、分かり易いし、描いててけっこう楽しいのよ。

    そうそう、「風と共に去りぬ」のアシュレって、このタイプかも。



  10. リカ

    高い頬骨に三白眼、鷲鼻、ヒョウ柄のシャツにアミタイツ、金髪のサーファーカット(死語!?)。くわえタバコにピンヒールのミュール。
    そう、リカさんは、「昔ならした」お姐さん、それも、かなり昔。

    あなたのまわりにいませんか?
    もう、実は結構な歳なんだろうなー、と(肌の感じとかで)思われるんだけど、着るものがやたらハデで、スタイルもかなり頑張って保ってて、言動も若い子っぽい。でも、なんか根性座ってる、っていうか、威圧感があったりして。
    で、最初コワイなー、あまりかかわりたくないな、なんて思うんだけど、話してみると意外に気が良かったりして。なーんだ、って仲良くなったら、やっぱり物凄いコワイ所が急に見えたりして。
    なかなかスリリングな女友達、一人欲しいような、やっぱりたいへんそうだからパスしたいような。

    結婚していいママやってたりする役が多いんだけど、一度くらいメインキャストで、「別れた子供と愛を再構築する不良母」とかやらせてみたいな。
    なぜか、私の中ではこのタイプ、「母性」と直結しているみたいです。



  11. 一重マブタ君
    このキャラ、細かい顔立ちがアレコレ色々だったりするんだけど、基本的に目が一重。あとはけっこう、普通にハンサム男の顔なんだけど。
    身体つきも、メインの男性キャラに比べると、かなり華奢目に描いてるようです。

    余談ですが、私好きなのよ、一重マブタ、特に男性だけど、女性も好き。
    神秘的で色っぽいじゃない?まあ、顔立ちが整っていれば、の話ですが。
    よくTVなんかで出てるよね、「目を二重に整形したい」っていう人。「それより歯の矯正したら?」「肌のクレーター埋めるのが先では?」とかって、一人突っ込み入れてます。

    で、そんな私の好きな一重マブタの彼の演ずる役どころは、だいたいが「ロクデナシ」、ただし、憎めない、気のいい奴、というのが多い。
    「七三君」が、狭い常識を武器に人を攻撃する、その対極にある。この「一重君」は世間を味方に付けない。だいたいアウトローで、チンピラで、身勝手だけど正直。

    そんな訳で、彼の役回りは「SMのM男」だの「ヤリ逃げ男」だの「借金踏み倒して逃走中」だのと、きわめて不名誉なのが多い、って言うか、そんなんばっか。

    こんな男に惚れたら不幸、かも知れないけど、実は結構楽しそう。
    捕まえ切れない自由人、と言ったら、カッコ良すぎかな?




  12. スネオ君

    なーんて、ちょっと顔が似てるんだけど、お金持ちでもマザコンでもないのよん。

    一重君とキャラがちょっとカブるので、一緒にしてなんか名前考えてもいいかなーと思ったんだけど、やぱり別人格(笑)なので、独立させました。

    ロクデナシというよりは、こちらはもう少し社会適応していて、でも何となくカルい印象がある。
    アウトローという程ではないけど、ちゃんとサラリーマンやりながらテキトーに遊んでるとか、周囲が家庭の大切さを解く中、一人独身貴族を気取って若いおネーチャンと付き合ってるとか、余裕のあるハズレ方してる人。
    終止ゴキゲンな感じも一重君と似てるのは、好きに生きてる同士だからでしょう。

    でも、ヘラヘラしてる上に自信家で、けっこうイヤミに写る所もある。
    悪役かな?と思わせて、終わってみれば意外といい奴だった、とかって、あるじゃない?
    でも、仕事はピシッとできる、とか、ひょろっと口にした事がミョーにマトを射ていたりとか、たいへん重宝する使い易いヤツです。

    コイツが言うと説教臭くないかな、なんてね。



  13. 圭子

    こちらも「晶子さん」シリーズで、主人公のOL仲間の一人だったんだけど、いちばんクセが無くてジャマにならないので、時々よそで端役をやってます。
    これといって個性は無く、しいて言えばそこが個性。

    平均的、常識的な若いOLって、こんな感じかな?と、私はイメージするんですが。
    お育ちもわりと良く、学歴もソコソコ、仕事も遊びもスポーツも、目立たない程度にこなす。恋もソコソコ、お盛んだったり。
    本当は、平均的というよりは、かなり上のレベルの生活かも知れない。
    みんながちょっとミエ張って見せてる事を地でやってる感じかな。

    ファッションも言動もコンサバ系と言うか、常識的なのはこのあたり、というラインを提示する役割をになう事が多いようです。

    <参照:作品「春だ!京都だ!お花見だ!!」>



  14. おばさん

    と、言っても、本当におばさんと言うよりは、主人公と同世代でおばさん化しちゃってる女友達。

    テキトーにパーマをかけたショートカットに、小太りの身体、中年太りだけど若い頃は可愛かった、という設定なので、目はパッチリ丸くて、今でもかわいいと言えなくも無い(けどまず言われない)。

    だいたい若いうちに結婚して、子育てに追われている専業主婦で、気はいいんだけど視野が狭い、現実的なのに独善的。

    主人公の同性だし、性格は明るいのでそんなに実害はないんだけど、女版「七三君」みたいな位置で、狭〜い自分の常識を押し付けては主人公に見当ハズレの(場合が多い)説教を垂れる。
    でも、基本はいい奴なので、後半思い直したりする事も多い。

    良くも悪くも、よくいるフツーのオバサン。

    <参照:作品「減量バカ一代」>




  15. 外巻きちゃん

    この子はだいたい、主人公の後輩とか、友達でも妹タイプと言うか、そういう役回り。
    たいてい会社の給湯室でお茶入れしてるか、サ店でお茶してる(笑)。

    キャピキャピしてて、性格は明るいんだけど、考えが浅い、若さと条件反射で生きてるタイプの女の子。
    多分声はカン高くて、喋り方は舌足らずなんだろうな。
    ウワサ話が大好きで、パッと見で物事を判断しては泣いたり怒ったり、簡単に人を批判するし、コロッと崇拝しちゃったりもする。
    憎めないけど、あまり信用もできない人。

    でも、裏表が無く正直で単純、分かりやすいので、たとえば主人公が何となくモヤモヤしている時なんかに、ポンと本質をついた指摘をしたりして、あなどれないんである、こういう女。
    自分が単純なだけに、物事を(自分に理解できるレベルに)単純化して見る能力がある、と言うかね。

    そういう意味で、交通整理役として、重宝してます。
    それにこういう子って、親友にはなれないけど、一人いるとけっこう楽しい 。
    見た目も表情とかも可愛いし、描いてても、楽しいんですよね。



  16. パンチおばさん
    この顔気に入ってて、ぜひとも使いたいんだけど。
    あまりにインパクトが強いので、なかなか合う役が思いつかないで、あまり出せずにいるんだよね。
    画面の隅にチョッロっとエキストラ程度が多くて、一度だけしかセリフ付きの役やってないな。

    基本的に、ここまで悪そうな顔の人は実は悪い事できないんじゃないかと(笑)思ってるんだけど、「最初恐かったけど実はいい人」ってのも、何度も使ってるとつまらんかなと。

    でもぜひとも、この外見を生かした面白い役を、と考えています。

    <参照:作品「犬よりも自由」>




  17. 愛人(ラマン)(笑)。
    主人公の主婦のパート先の不倫相手とか、結婚前に付き合って別れたけどヨリが戻っちゃった男とか、セクハラ上司とか。
    そういう役回りはレディコミにはつき物みたいなもんだけど、ついつい使ってしまうのが、この顔。

    高い頬骨にわし鼻、奥目気味の鋭い目。
    あらら、リカさんに似てるのね。
    身体は(いわゆる普通の二枚目よりも)細目で、関節の目立つ体型。ちょっと猫背気味なのかな。

    年令は、20〜50代と幅があるみたいだけど、基本的には同じヒト。
    「結婚には向かないけど性的に引き付けられる男」から「素敵な紳士だと思ったのにとんだスケベオヤジだったわ」まで、性格の幅も広いものの、共通してるのはエッチな役割、というか。

    ……と、いう事は、私はこの手の顔にアッピールを感じる(笑)という事なのかな?
    確かに、あまり整った女でもOKみたいな美貌の男性って、あまり興味無いかも…。

    まあ、マンガでは、基本的に美男美女が主役を勤める事が多いので、軽い自主規制なのかも知れません。主役にはちょっとクセ強いけど、っていう。

    <参照:作品「犬よりも自由」>




  18. ミエちゃん

    「ミエちゃん」は、「晶子さん」シリーズで、見栄っ張りのイナカ物キャラで出てたんだけど、実はそれ以前からちょこちょこ使っていたキャラクター。

    いわゆる「オタフク」顔って言うか、ふくれた顔に、細い目、鼻筋は無い。そしてナゼカ?眉毛、つながってるよね、きっと素顔は。
    体型も、ちょっとポッチャリ、と言うよりは、ズングリ。足首太い。
    まあ、ブスキャラなんだけど、なぜだか友人が複数、「この子って私がモデル?」と聞いて来た。違いますって。
    大きな声では言えないがモデルはいるけど、友達付き合いはしてないもん。

    性格も、けして良いとは言えない。
    その名の通り見栄っ張りで、ゴシップ好き(この二つは裏表かな?)で、なんかグズグズと
    スッキリしない、そばにいたら面倒臭そうだなー、というタイプ。
    実際、トラブルメーカーの役で出してるんだけど。

    「晶子さん」連載中、意外に好意的な反響があって、ちょっとビックリしたな。
    「私?」と聞いて来た友人も含め実は共感されやすいのかな?
    見栄を張って嘘をついたり、他人が気になって仕方なくてウワサ話に熱中する、なんてのは、案外誰でも持っている、人間的な部分なのかも知れません。
    ま、そう考えると、可愛い気もしますわな。

    <参照:作品「ハリハリハリケ〜ン」/イラスト「一年坊主は眠れない」>




  19. マリリン系(ごめん。)

    こんな名を付けるのは申し訳ないんですが(笑)、まあ、好きなので。

    いわゆる「色っぽい」というか、むしろ「お色気過剰」な女性。
    ホクロはあったりなかったり、色々なんだけど、だいたいふんわりパーマの白い髪(シラガじゃないよ)で、眠そうな垂れ目で、ナイスバディ。
    服は派手目で、アクセサリーもジャラジャラ。

    たまーに主役張る事もあるけど、やっぱりたいていは、主人公の同僚、女友達、ライバルの事も多い。

    性格は色々だけど、なにしろ見た目が影響力大なので、内容よりも外見で取りざたされてしまいがちな人。
    プラス、だらしが無かったり、意外としっかり者だったり、あざとかったり、すごく優しくて心清い事も。
    比較的オットリ気味なのは、共通してるけどね。

    なにしろ見た目が好みなので、描くのが楽しい、服や小道具選ぶのも、楽しいし。
    服装も、ボディコンドレスからヒラヒラのカントリー調まで、さまざまだけど、フェミニン系である事は間違い無い。
    今度は服だけラフにしてみようかな。

    実は「晶子さん」シリーズの「社長令嬢・華子さん」も、この流れ。
    女性誌で連載する前の1、2シリーズでは、役名も「マリエさん」だったんだけど……、
    やめました。
    性格的に、ちょっとハズレて来ちゃったせいかな。

    <参照:作品「決戦は10・10!」>


と、まあ、今のところ、こんな感じでしょうか。
20まで作ろうかと思ったけど、あんまりムリヤリになってもナンだから、19まででやめておきました(笑)。

色々探してこじつけて行くと、キリが無いんすけど。
また、増えたら追加しようかな?
(新しい参照作品が増えたら、リンク追加します。)


取りあえず、今は、ここらへんで。

*キャラクター(役者)制度:おしまい*


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