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出産ばなし ++生まれるまで編

はーすけは3/1が予定日でした。
「動かないと生まれない」という話しを聞いて、大きいって言われてるし、この腹はいい加減重いしということで、少しでも早く生まれてきて〜と、せっせと床磨いたり、階段(家は3階)を使ってみたり、遠い駅(徒歩20分)を使ってみたりしたんだけど、どーにもこーにも生まれて来なかったです。

元々、大きいって言われてて、先生の「これ以上待ってると4000超える」という判断もあり、3/5の検診で誘発することに決まった。
それが決まった日...実は超ブルーでした。
だんなは誘発剤を使うことになったのを気にしてると思って、気を遣ったのかなんなのか妙に優しかったけど、実は気にしてたのはソコじゃなくて...(おい)
私が気にしてたのは、誘発剤よりも「点滴」。もっと細かくいうと点滴の「針」
点滴で使う針って、普通の注射の針よりも太いって聞いたことがあって、針を刺すことだけがなによりも怖かった(おいおい)わけで...我ながら、ブルーになるポイントが違うって思っちゃうけど、その時は他の何より(陣痛より)怖かった。

誘発は予定日の1週間後、3/8に決まった。
この日になったのは、 「火曜日に誘発してもすぐに生まれるとは限らないけど、火曜日なら木曜日の朝まで僕がつきあえるから」という理由で。
月曜日に誘発すれば、木曜日までもう1日猶予ができるけど、土日は入院手続きが出来ない=入院手続きが月曜日になるってことで、火曜日になったんでした。
ちなみに木曜日の朝までつきあえるっていうのは、先生が火曜日は日勤、水曜日が宿直だったのでした。

誘発日の前日に入院。
この日はNSTをしたら、後は特にすることもないので、部屋でぼーっとしてた。
CDプレイヤーを持ち込んでいたので、音楽を聴きながらのんきに小林聡美さんのエッセイ(オススメ)を読んでいたら...
なんの前触れもなく主治医が登場。
普通、声かけるよね???いきなりカーテン開けられて、ちょう焦った(汗)

病室は6人部屋。でもいたのは私を含め3人。
もう1人、夜にきてその日は4人でした。

 

出産ばなし ++誘発〜出産編

いよいよ誘発当日。
「点滴だよ〜(まだ言ってる)」と朝からブルーに。

7時くらいに助産師さんが迎えにきて、分娩室に移動して支度。
トイレ行ったり、着替えたり、その他色々。

そして、陣痛室に移動して7時半くらいから点滴。
助産師さんが点滴を持って来て、「ちょっと痛いかもしれないけど、ごめんね〜」と。
人生初(オーバー)の点滴。
以前、 人生初のインフルエンザになったときも「点滴すると早く楽になるよ」と言われたのに、針が怖くて断ったのに...

それほど怖がっていた点滴なのに、大した痛みもなく終わってしまい、拍子抜け。
(デモやっぱり、針は未だに苦手。だからインフルエンザの予防接種とかも受けてない...)
今までそのことで頭がいっぱいだったせいで、余裕がなかったけど、余裕が出て来て、部屋の状況を把握する。

陣痛室にはベッドが2つ。 左側のベッドに私、右側のベッドには先に妊婦さんがいた。
お隣の妊婦さんはかなり進んでるらしく、かなり大変そう。
入れ替わり立ち代わり付き添い(?)の人が来ていて、その人達が私の方にちょっとはみ出したり、(そういう気がなくても)覗いてしまったりするたびに、注意しているのがちょっと気の毒だった。
私の方はまだ効き目が出てないから、またまた小林聡美さんのエッセイ(本当に面白い)なんぞを読んでいたんだけど...

と、ここでとあることに気づく。
昨日、売店でドリンクを買っておいたんだけど、それを持って来るのを忘れた。
だんなには、スポーツドリンクとプリン(陣痛中でも食べられると何かで読んだ)を頼んだけど、だんなが来るのは9時くらい。それまで朝食についてきたパックの牛乳しかない...がびーん(どこまでも能天気なヤツ)。

そんな事をしているうちに、徐々にお腹が張ってきた(気がした。元々前駆陣痛があったので、よく違いがわかってない)。
誘発してると管理が必要なので、30分に1回、助産師さんが来る。
NSTをしてるので、それを見ながら点滴の速度を変えたりして調節してる。
陣痛も15分間隔で...とか10分間隔で...とかじゃなく、いきなり2〜3分間隔になる(最初はさほど痛くはない)。
あまりに間隔が短くなったり、痛みがきつくなると、速度を落としてくれる。

9時くらいにお隣さんに先生(主治医とは違う先生だった)がきて、いろいろ小難しいはなしをしている。
どうやら、10cm開かない(と分娩室に行けない)けど、これ以上は体力も心配...とか。何やら大変そうだなぁ...と思っていると、話が終わり、分娩室に移動していった。 残されたのは、お母さんらしき女性1人。
カーテンで仕切られているだけで、横のカーテンをしてなかったので、お母さんは私に話しかけてきた(汗)。
お母さんの話によると、月曜日の明け方に陣痛がきて病院に来てずっと陣痛室だったそうで...分娩室に移動しても生まれてこなかったら帝王切開になるかもしれないと...
これから私も生むんですけど...そんな話されても...と思いつつも、「大変ですね」とか適当に返事をしていた。
その間も定期的に張りは続く...
じきに助産師さんが来て、お母さんは外へ移動。

10時くらいに主治医が様子見に。
NSTを見ながら「いい感じに来てますね」とだけ告げて去って行った。
「いい感じ?どういう感じが?」と思いつつも、ひたすらだんなが来るのを待っていた。
だんなは、9時にくるとかいいながら、うちの母に「どうせ生まれないから」と言われ、家でのんびりしてたらしい。
助産師さんからも「だんなさんお見えにならないですね」とか言われてたのに...
この頃にはさすがに陣痛だと分るくらいになっていたんだけど、どーも私は声が出せないタイプらしくひたすら黙って耐えていた(本でみたけど、漫画家のオグリサオリさんも同じだったみたい)。

11時くらいにだんながポカリとプリンを持ってのんきにやってきた。
「お母さんはまだ大丈夫だよ〜。っていうんだけど、これ以上遅くなると怒られるから...」と言って、送ってもらったらしい。「怒られるから」って当たり前だろ〜〜〜!!!両親学級でなんていわれたのさぁ〜〜〜!!!と思ったけど、口に出して怒る気力はなかったなぁ...

お昼前にまたまた主治医が来て、今度は診察。
まだまだ当分、生まれないらしい...

14時くらいに突然「プチン」って音がしたと思ったら、いきなり破水してしまった。
慌てて助産師さんにナースコールして着替え。
NSTとか全部取るの...むちゃくちゃ面倒くさい(おいおい)

その後はもう何がなんだか分らないくらいで...
オグリサオリさんは下半身にエンジンついたみたいって書いていたけど、ホントその通り!って感じ。
18時くらいに助産師さんが診察して、「あ、マズイ」みたいな感じで慌てて分娩室に移動。
先生2人、看護師さん、助産師さんがわらわらと登場(本当はもっと前に移動してないといけなかったらしい)。
主治医がお腹の側に立って、「押しますね」と。ここでもNSTつけてるので、私より主治医のほうがいつ次の痛みがくるのか分ってて「そろそろだよ」とか教えてくれたなぁ...
移動して15分くらいではーすけは生まれてきました(声楽の先生曰く、声楽やってるとお腹に力入れるのに慣れてるから、いきみが上手いらしい)。
あとで聞いた話しだと、他のみんなは、助産師さんと先生1人だったそう...多分、はーすけは大きいと言われていたので、こんなに人が多かったんだと...(特に先生なんて、何もしなかった。ぼーっとしてた。なんて散々な言われようだったよ)

かんたんにキレイにしてもらったはーすけを抱っこして、だんなとポラロイドで記念撮影してもらって、だんなとはーすけは外へ移動。 私はその後の処置などしてもらって2時間ほど休憩...
2時間後、病室に戻る際に、だんなと母がはーすけにあう(別室なので、これを逃すと退院まで抱く機会ナシ)

母子手帳に書かれた時間は、9時間18分。
ということは、9時から陣痛が来ていたことになってるのね。
4時間ちょっとという友達もいたから倍以上かかってるじゃん!って思ったけど、お隣の人には「短いよぉ〜」って言われました。

++オマケ だんなのヌケ話
私が休んでいる間、はーすけも新生児室に戻るので、だんなはフリーに。
夕飯食べてくるというので、だんなに両親に連絡してもらうことにしていたんだけど...
あろうことか、うちの母にだけ連絡して、自分の両親に連絡し忘れてました。2時間後に迎えにきた母に「電話した?」と指摘されて「あ、わすれてた」と気づくくらい...
どこまでもヌケているだんなでした。

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