ガリバー王国への入り口です。97年に、オウムのサティアン群を解体した跡地を利用して開業しましたが、見所の少なさやテーマパークについての理念が浅はかだったのでしょう。99年10月、メインバンクの新潟中央銀行の経営破綻以降、資金繰りが悪化。結局2001年10月に閉園。競売にかけられるも買い手はなく、大幅に入札金額を引き下げてからリゾート開発会社が14億円で落札したようです。
正面に見えるのが、ゲートです。まだ管理人は来ていないようですが、用心してここから迂回行動に入ります。
殺伐とした景色ですね。何だったところだろう?後から分かったのですが、ここはふれあい牧場だったところです。ウサギ、羊、ヤギ、ワラビーなんかいて、えさをやったりできたようです。子供受けを狙ったどこにでもありそうなものですね、こういうの。
ふれあい牧場の事務所でしょうか。屋根にはDOGRUNとペイントしてあります。犬なんかと遊べたりしたのでしょう。考えることが平凡すぎです。まあ、こども相手のテーマパクの定石なんでしょう。
敷地に潜入しました。窓が破損しています。閉園してから競売にかけられるも買い手がないという状況が続いて管理も杜撰になってきているのかな。

軽食堂、ゲームコーナー、乗り物のアトラクションが入っているようです。
こちらはレストランのようです。
展望台入り口を登ると、、、。
おお〜、空中回廊が伸びています。回廊がついているなんて贅沢なつくりです。こういうの好きですね。ああっ。ガリバーが寝ています。
振り返ると、展望台横の建物のドアが破損しています。後で内部を探索します。
ここは乗り物の駅ですね。パンフによるとボブスレーコースだったとのこと。
軌道です。ここをボブスレーが高速で走行したのですね。話によると結構、Gがかかって面白かったようです。でも滑り終わった機体はトラックで上まで運んでいたとのこと。アタマ悪いっすね。
ガリバーです。思っていたよりは小さい感じがします。部屋につれてきた彼女が酔っ払って寝てしまったというシチュエーションみたいですね。話が脱線してすみません。
元々は新潟中央銀行の3大融資プロジェクトだったオセアニア構想なるものの1つでした。ちなみに後の2つは新潟ロシア村と柏崎トルコ文化村でした。どちらも現在、ご臨終です。ここは時期的にオウムのサティアン解体と被っていて、上九一色村では、染み付いてしまったオウムのイメージを払拭したい期待もありましたが、正味3,4年の命でした。
テーマパークの廃墟、正確には閉鎖物件ですが、建物が残っていて誰もいないという違和感。敷地の外には現実が広がっています。
先ほどのドアが破損していた建物内部です。ここはELKという軽食堂でした。厨房設備を見る限り、レンジでチンするくらいのものとアイス、アルコールが主だったようです。
右手奥はトイレです。左の階段を下りてみましょう。
1階です。ごちゃごちゃしています。
地下1階。斜面に建っているので、完全な地下ではありません。写真はフラッシュで明るくなっていますが、結構薄暗いところでした。
改めて見所の少なさを感じます。逆に考えると東京ネズミーランドなどは、お客さんに飽きられないように、ものすごい努力を重ねているんですね。
先ほどのレストランです。ここもガラスがわれている箇所があります。どうやら建物には機械警備がはいっていないようです。これにかかるお金も捻出できないのかも。さっきの軽食堂よりはまともなものが食べられそうです。

さきほどのDOGRUN事務所です。ここからちょっと下っていきます。
なにやらパイプが地表をはっています。ユンボもありますので、何かやっているんでしょう。
さて、ここからがメインディッシュです。
とんがり帽子の建物はキディパークなるものです。ソフトクリームだのフランクフルトだのが売られていたのでしょう。
北欧村が見えてきました。期待したのも一瞬、失望感がモクモクとわきあがって来ます。言葉で言えば、「おっ!?、あ〜あ。」という感じです。
ガリバー島の入り口です。真打ちのガリバーさんが寝ているんですが、渡った先にある建物を通らないと近くでおがむこともできないようです。

おフランスで3億円かけた500体の人形とロボットの掛け合いのジオラマ劇場がメインのようです。でも、何でここ富士山のふもとにガリバーなの?という素朴な疑問が浮かんできます。こういう殺伐としたところには、やはり別荘か農地か宗教団施設がお似合いでしょう。後は演習場とか。気象の変化が激しいところには、娯楽施設はそぐわないのでは?
この建物の向こうにガリバーが寝ていますが、現役時代は何とガリバーを見るのに別料金が必要だったとのこと。
何じゃそりゃ?
ここだけ見ると一瞬だけ、外国の雰囲気がします。
定番のトレイン。子供たちが乗ってワイワイガヤガヤ、汽車もガタゴト。文字通りクラッタートレインです。今はただ寂滅。と云わんかの如し。
こういう放棄された停留所には、深夜になるとどこからともなく列車がやって来て、その日死んだ人たちを黄泉の国へと送り届ける。そんな病的なイメージが私の脳に刷り込まれています。
建物はドイツの木造建築っぽいんですが、ひさしのところがアメリカのウエスタン調ですね。
看板がある奥にはアーケードゲームが放置してあります。
こうして見ると、1階以外はダミーか、あっても物置くらいなものらしいです。
北海道にあるようなシールド付きの入り口です。真冬は休業したでしょうが、春は遅いし、夏は短く、秋は早足ですから寒かったのでしょう。ま、でも北欧の町の天気はそんな感じですけどね。

北欧ではありませんが、しばらく住んでいたメルボルンは1日に4つの季節があると言われるくらい、天気がころころ変わっていました。

ここもそうだったかも。
管理人がいるのにあちこち破られていますね。うれしい限りです。勇気ある猛者の方々に感謝です。
水のみ場にも余計なペイントが。隣の植え込みも雰囲気をぶち壊しています。
当時の旅行雑誌には、よく造りこんである、なんてあったけど、ああいうのは、マイナスなことは書けないですものね。
わざわざドアが閉まらないように物がおいてあります。そういえば建物内部は全て行き来できるようになっているのかな。
北欧村の円形広場。サバゲーをやったら面白いでしょう。でも、建物は1階以外はダミーなので平面的な戦闘しかできないですね。
お土産ショップの什器。キーホルダーが1つ、転がっていました。
電動カートみたいなものがまとめてあります。
ガリバー王国の保温マグカップです。記念に1つ、といきたいところですが、手は触れません。でも、中に入れておいてやればよかったかな。外じゃ錆びちゃうし。
シアターホールですね。真っ暗闇で、ちょっとぶるってしまいました。
店舗は殆ど食べるところか、お土産屋。それ以外のものがあっても無駄といえば無駄ですけれど。
ここも食堂らしいです。天井の模様は染みではなく、演出用にペイントされたものです。
トイレ。個室までは見ませんでしたが、天井以外は綺麗ですね。ちなみに女子トイレです。
雰囲気ぶち壊しの看板です。せめて表に出すなら北欧風の料理を出して、ラーメンだの、天ぷらそばだのは、店内にでも貼れば良いのに。エンターテイメントに対する知識の浅さがよく分かります。日本のテーマーパークってTDL以外どこもこんな感じですが、、、。あと、こういうのはイラストのほうが似合います。外国にいたとき、パブやダイナーのチョークで描かれた看板をちょくちょく写真に撮ったものでした。
こういうウッドデッキっていいですね。ツリーハウスにも興味があって、事業で成功したら八ヶ岳にログハウスの別荘を造るか、沖縄に移住しようか等と他愛もないことを考えています。
ロープスライダー。えーと、あれですかね、ターザンみたいにぶら下がってあ〜あ、あ〜っていうやつかな。看板自体が入り口をふさいでいるような、いないような。
建物は北欧調、でもってアーケードはウエスタン調です。ゴトランド半島の港町に似ている、わけないか。
落ちた窓から軽量鉄骨が見えています。
スウィフトのガリバー旅行記がどんな話だったかは忘れましたが、確か巨人の国で終わっていたのでは。でも原典ではさらに旅は続き、馬の国というところで終わっています。ここではエログロな世界が展開されているので、普通、私たちが読むものからは都合よく消されています。
誤解をおそれずに言うなら、日本は高度に情報統制、大衆操作されている社会です。ある本ではそれを「システム」と表現しています。まあ、どこかの国と50歩100歩です。
サカナは今日も空を泳ぎながら、なにを思っているのでしょう。
高山植物園。貴重な高山植物はとってこれるわけありませんので、お花畑みたいなものだったんでしょうか。
森の教会です。どこに森があるの?なんて突っ込みたくなります。
入り口がファサード正面に配置されていないことで、教会建築の基本ルールが無視されていることが明白です。
パソコンで写真を見て仰天しました。いるはずのない新郎新婦が、、、。でも良く考えたら、あれは張りぼてで、顔のところに穴が開いていて写真をとるんでした。こういうのを見るにつけ、日本人の宗教に対する態度を考えさせられます。ひいては日本社会の閉塞感、そこから来る病的な事件。それらの事象の要因のひとつではないかとさえ思います。過激な人は、キリスト教を冒涜してると思うかも。

教会にいったことのある人は分かるでしょうが、内部のつくりもめちゃくちゃです。これには呆れるのを通り越して寒気を感じました。
看板に書いてある料金が下で見たのとは違います。でもどっちでも良いので展望台を攻略しに行きますか。
展望台下部には入り口がありませんでしたので空調ファンとパイプを伝って空中回廊の下まで来ました。階段には狸だか何だかのフンがありました。夜になると彼らの遊び場と化すのでしょう。
協賛企業の看板。
空中回廊から。鳥瞰図は私のお気に入りの構図ですが、中々撮る機会はありません。
あ、ドアが開いています。来る者拒まず状態ですね。ご好意に甘えて、早速お邪魔しまーす。管理人がいるのにどうしてだろう。
入り口を入ってすぐ左。
同じく今度は右。正面の階段でスタッフルームやトイレに行けますが、省略します。
ずらりと並んだモニターにはボブスレーコースに設置されたカメラの画像が映し出されたそうです。他人の引きつった表情を見て、爆笑したのでしょう。
さて、真打ちのガリバーです。45mの大きさですが、よこに寝ていると。こんなものかという感じです。でも小さい頃の自分が見たら、感激してはしゃぎまくりですね。
晴れた日には、ここにたくさんのテーブルが並び、こどもたちの歓声や場違いな音楽であふれていたのでしょうか。ドイツのビール祭り、行ってみようかな。あ、唐突なたわ言を言ってすみません。
登らないでくれだって。見上げるだけじゃあ、つまんないですね。
はじめから、こうなることを見通していたような眼差しですね。
一目見てわかるチープなつくりに脱帽です。バンダナを巻いた頭をさらして冷やします。侵入前のわくわく感はとうに消え去り、失望感が51対49で勝ってしまいました。
このドックにも船があったんでしょう。水面を見るとコイが泳いでいました。かなり濁っていますが水量は豊富です。
この看板に出ている料金なんですが、他の場所にあったのとは、値段が違います。末期には、いろんなことがちぐはぐになっていたのでしょう。従業員はちゃんと最後まで給料をもらえたかな?
他のテーマークもそうなんですが、一目で「作られた」と分かります。綺麗過ぎることと、モルタルにペンキ塗りでは質感が出ませんものね。でも、ここをサバゲー場にしたら面白いだろうな。
あれもガリバーでしょうか。もはや彼の出迎えを受ける人たちが来ることはありません。誰も来ないゲートを見下ろして彼は今日も立ち続けています。
最後に正面ゲートを探索、と思ったら、管理人がご出勤のようです。しかも車が2台。1人は携帯でなにやら話し中。もう1人は見えません。こちらは迷彩服を着て草むらの中なので見つかる心配はありませんが、ここで切り上げて撤収です。帰りは正面から出ようと思っていたのですが、また大きく迂回して出ます。
出てきた後で、こんな警告が、、、。ひ〜。もう入りませんから許してください(泣)。なんてね。
交通の便も悪く、気象の変わりやすいこの地に、なんでテーマパークなの?という疑問は多くの人が持っていたようです。ここへ来たことがある人の話でも、遠からず倒産しそうな感じがしたとのこと。となりのゴルフ場は経営が替わったらしいですが、何とかやっているみたいです。探索中にも放送なんかが聞こえてきました。

オウムのサティアンはここへ上ってくる途中の片側2車線の坂道のところなどにあったそうです。あの当時はすごいさわぎだったようですが、私は県外にいてその後すぐ国外へ出てしまったので、よくは知りません。いまでは当時の面影のかけらもありません。村にとってはそれで良いんでしょう。

最後にかつてサティアンで殺害された方々のご冥福をお祈りいたします。合掌

ガリバー王国

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