最近の話題から

ハンドヘルド 小型蛍光X線検査の新型機デルタ オリンパスから新発売。

日本語字幕付はオリンパスのホームページで見られます。


 オリンパス デルタ 200万円
 

DELTA XRF Analyzer Quick Start Tutorial

Youtube 英語版 5:30 簡単な取り扱い解説ビデオ 詳しく分かります

少し詳しい使い方 2:27 Delta Premium Handheld XRF Analyzer Preview

考古学の発見 4:43 Archaeology Discovery with Handheld XRF

用語解説 

英語が苦手な方のために

ビーングエミテッド: (赤ランプが点滅中は)放射されている。

赤ランプ点灯中は、放射はないが、スタンバイ中。  

カルチェック: 分析機能が正しく行われているか、検査前に試験用のクーポン(試験ようコイン)を用い行うチェック。 

ホットスワップとタイマー: バッテリー交換の仕方で、4時間で、バッテリーが切れた時、

90秒以内の交換なら、連続して検査がつづけられるという、便利機能。

ドッキングステーション: 使用、未使用に関わらず、10時間毎に、カルチェックを自動で行い、同時にバッテリー充電をする装置。


こうなるとやはり、新しいものを買うべきですね。

今後、古美術鑑定も、こうした、大学レベルの工学知識、またユーチューブ理解の英語能力が必要かしら。


新商売 日本の技術が世界を変える!?

時代ごと、窯ごとのRXFデータを販売しようかしら。

良いような、良くないような。インチキが、難しくなる。鑑定も少しは科学的になるというもの。

まずは、博物館、美術館から、しっかりチェックしてもらいたいものです。

鑑定の3本柱 従来の目視に頼る経験則 姿形、ゆう、土色のほかに

2本目に法則の解釈(ろはん尺は2000円で済みます) 

3本目の土、ゆうの科学的分析、調査(機械は200万円!)となります。

恐らく、どの柱が欠けても、それは歴史上の誤謬となるのでしょう。


歴史の誤謬

次の映像は、現在の中国の誠実さ、謙虚さを表しています。カタログからも外されたそうです。

蘋果日報 - 2011-08-01 - 壓碎宋代哥窯一級文物故宮瞞報毀國寶

2年前の香港のニュースです。北京故宮の2枚の哥窯がこうして、次々と割られました。(1分)



この時に使った試験機が蛍光X線分析器です。

Hoard Conservation Blog: X-Ray Fluorescence (XRF) Machine
小型機ですがこちらが実際のXRF試験の映像です(ご参考)。

2分過ぎに例のエレベーターが写ります。


锵锵三人行2011 08 02 宋代哥窑 chunk 1 chunk 1
台湾では、何をアホなことをしているの!と放送しています。

皆様には、その理由が、既にお分かりでしょう。2006年から、中国故宮の方々も頭を悩ませていたのでしょう。

私でも、恥ずかしい事に思うからです。