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か窯のすべて

この場を借りてご質問にお答えします

呈色剤は金か? 

金糸と呼びうる金線は金糸鉄線の二本の線のうちの金糸部分です あたりまえの事のようですが
実は書いてあるとうり二割から三割ほどが美しい光を放つ まさに金糸です
金糸の残りは茶褐色です そして金糸部分は押し出された空気が糸状に表れたもののようです
(鉄線部分はか窯独特の黒線です これは他のか窯と同じです)

この空気がきれいな糸状の泡となって光を受けると金色に光ります
実際 うすい金茶色にも見えます

ではなぜご質問の呈色剤は金なのかについてですが
ヒントはHPにも書きましたが柚がはじけたところが黒ずんでいるところです
つまり熱に比較的弱いもののように思われるからです

金糸鉄線 か窯の検索上位にある中国の現代作家さんの作品からもそれは伺いしれます
つまり黒い鉄線の大貫入をつくったあとに350度で金糸をいれるとありますが
これは金を使うという意味にとらえています

金糸は尾根 赤は谷

せっかくですから 申し訳ついでに秘密をひとつ明かします
金糸は山々の尾根 稜線に現れます 青磁の空気が押し出されるという解釈はここからきます
他方 赤(唐代かもしれません)と黒のか窯は赤色が谷に現れます
製法がまったく違うことを意味します

瀬戸岩屋堂の作家さんに貫入青磁の作り方を一度お聞きしましたところ
この方は一度割ってそのまま二度焼きして作るそうです
もちろん二重有色貫入磁器 か窯にはなりませんが

復古は真品をまえにして作られる

中国の磁器製作の真実をも知る事が想像できます
金は水銀に溶かし黒い溶液になります
上絵付けをしている写真など御覧になったかと思います
低温で金の絵付けを一番後にします

汝の現代作家さんも紹介致しましたが 現在いまだ世にでていない汝の復古もされています
これら復古品から 当時の真品を探りあてるのは謎解きの一つの解でもあります

追記
日ごろ当サイトにお立ち寄りありがとうございます

金糸鉄線のご質問は複数の方から頂きましたが今回もお返事が遅れて誠に申し訳ございませんでした
去年と今年 それも今月ハッキングに会って居るもようです
去年は当PC内のHPデータがほどんど壊滅的に壊されました 復旧にひとつきかかりました

ビルダーを新しくし今年またがんばっておりますが自動発信と受信の状態がつづいております
これはウイルスソフトで固めまして内容を傍受されないようにしております

メールもそんな訳でほとんど開けなくなっております 一度お客様で写真を添付ファイルで送ってきたことがありました
鑑定依頼なのです 添付ファイルはお受けしないことにしているのですが

現在 ビッグローブさんにHPを預けています とりあえず安心です
当分の間 嫉妬する旺の支配する他国では要注意サイトに指定されておりますから
名誉なことでもあり不自由なことでもあります

唐代 
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