まるくんは、バーチャルペットです。
まるくんは遺伝的アルゴリズムで進化するニューラルネットの脳(パーセプトン)を持っています。
理屈はともかく、可愛いので遊んでやってみてください。
最初10匹のまるくんが作られます。
10匹とも、それぞれ異なった脳を持っています。
初めはまるくんは、エサに近づく方法を知りませんが、より多くのエサを獲得したまるくんが、分裂して増えていきます。
また、2匹のまるくんが接触すると、脳の情報を分け合って子供を作ります。
子供は親よりも脳が進化している確率が高くなります。
まるくんの数はいつも10匹です。
つまり、新しいまるくんが作られると、エサを取れないで弱っているまるくんから死んでいきます。
まるくんはの脳の進化によって、色分けされています。
黄->茶->赤->緑->水->青 の順に脳が進化していき、エサを獲得する能力が高くなっていきます。
ゲームの目的は、出来るだけ早く、10匹すべてのまるくんの色を青にすることです。
上位20位までの記録を登録することが出来ます。
ソフト(marukunn.exe)を立ち上げ、スタートボタンをクリックします。
パスワード入力ボックスが表示されますので、登録前ならキャンセルボタンをクリックしてください。
ゲームが始まると、まるくんが10匹左の画面を動き回ります。
画面の右には、10匹の遺伝子が表示されます。
エサをまきたい場所にカーソルを持っていき、左クリックしてください。
茶色のエサが現れます。
エサは最大20個までまくことが出来ます。
まるくんがエサを食べて、エサが減ったら、また20個までエサをまくことが出来ます。
まるくんがエサを食べたり、合体することで、少しずつまるくんの脳が進化していき、最終的に10匹全部のまるくんの色が青になります。
右クリックすると、赤色のエサが現れます。
赤色のエサを食べると、まるくんは突然変異を起こします。
画面の右に表示された10匹の遺伝子がそろってきたら(同じような形になってきたら)、突然変異を起こした方が、進化が早まる起こる可能性が高くなります。
まるくんの周りには、等間隔で8個のセンサーが付いています。
常時1個のセンサーだけが働いています。
同時に2個以上のセンサーが働くことはありません。
働くセンサーは、エサに一番近いセンサーです。
各センサーは、それぞれ3個の出力ニューロンを持っています。
3個のニューロンは、右回転、無回転、左回転の指示をまるくんに出します。
3個のニューロンの中で、一番長いニューロンが決定権を持っています。
例えば、まるくんの正面にエサがあったら、無回転で直進しなければエサを食べることが出来ません。
つまり、まるくんの正面に付いている3個のニューロンでは真中のニューロンが一番長い必要があります。
このように、エサが右にあれば右回転、左にあれば左回転、正面にあれば無回転するように、まるくんを進化させなければなりません。
この例では青色のまるくんを例に取りました。
青色は進化の最終形です。
つまり、進化の最終形を目標にニューロンを作っていかなければなりません。
出力ニューロンは、また遺伝子として子供に伝わっていきます。
つまり、まるくんにとっては、出力ニューロンと遺伝子は同じ物です。
下の図は、それぞれの色のまるくんの遺伝子です。
この例の水色のまるくんは、左前にエサがあるとき、左回転ではなく、右回転してしまい、エサを取ることが出来ません。
このニューロンが修正されれば、水色のまるくんは青色のまるくんに進化することが出来ます。
エサは全部で20個しか画面に表示することが出来ないので、効率よくエサをまかなくてはなりません。
まるくんの小集団が出現したら、その集団を囲むようにエサをまいてください。
そして、その中で最も効率よくエサを食べるまるくんを見つけ、そのまるくんの周りに集中的にエサをまいてください。
まるくんが進化して色が変わったら、そのまるくんに集中的にエサを与えてください。
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まるくん