兎に角高価なものを買ってしまったので、一度宿に戻る事にし、改めて昼飯を食いに街に出た。 「自助餐」という名の店が宿の近くに何軒かあり、約してみるとそれはセルフサービスで、ずらりと並んだ鍋から料理を取リ、その内容によって値段が決まるという大衆食堂だ。 面白そうなので入ってみた。 体調、というか、ハラが顕かにおかしくなっていたのだけれど、そこのメシはどんどん食えた。 あくまで安上がりに出来た腹なのか? しかしメシよりも美味かったのが「汁」 えー、名前が分れば名前で書くのだが、今までのワタクシの人生で、その「汁」に該当するようなものに行き当たった事がないのであえて「汁」と書くしかない。 まず、つめたい。そして甘い。色は褐色。 誤解を恐れず言うなら冷たいお汁粉かなあ?。 さっぱりとしていて、冷房中りの体にとても優しかった。 そのあとで出かけたのが台北で一番でかい寺の龍山寺龍山寺。 宗教施設はその国の文化が一番濃密に体現された場所なので訪れるのが好きな所だ。 もちろんなかには頼まれてもゴメンと言う所もあるが・・・。 非常にいい味のばあさんたちが並んで一心に祈っていた。 ところで、あとでテレビで見て知ったが、あの汁は緑の小豆の汁で夏バテ予防に効くらしい。 |