2日目の午前中はかの有名な故宮博物院に行き、翡翠のキャベツを見たことでも書くところなのだが、写真を撮るなという国立博物館にあるまじきケチ臭いことをいうので写真が一枚もない。よって、あっさりと飛ばし、お茶のハナシに行くのである。 台湾といえば烏龍茶。しかも凍頂烏龍茶というのが有名らしい。 茶芸館という日本の茶道ほどではないがそれなりの作法を持って茶を飲む店も有名だけど、なんと言っても興味があったのは「茶器」。 そこでハワードホテルの中にある「奇古堂」という(日本人に)有名な店があるのでそこに行こうと言う事になった。もちろんこの店も目黒にあるのだが、まあ、本場ですから。 それよりも哀しいのは故宮の冷房で完全に冷房中りしてしまい、30度を越すクソ暑い中で長袖を着て歩かねばならないくらい体がおかしなことになっていた。 奇古堂には普通に日本人を話すおばさんがいて、お茶を振舞ってくれた。 そのお茶の美味かった事。前日にも茶芸館で茶を飲んでいたけど、そこで飲んだミルク味のゲテモノに比べ、なんとも自然の甘み。甘露だなあ。 そこで打っていた茶器はおもちゃのように小さく、秀逸なデザインだった。 茶葉がいいので、このサイズの茶器で充分なのだそうだ。 大奮発。 茶器と茶葉を買った。 合計金額は今回の旅行代と大差ないくらいになったけど、満足だった。 目黒には行きません。 |