お写真
H 神様に近い場所 |
ガート(沐浴場) |
経過報告25(イン バラナシ)
雨とくそ真っ只中のバラナシに帰ってきました。携帯の皆様、久しぶりにまーの声をどうぞ。 りえ
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ガンガーで沐浴 |
経過報告26(イン バラナシ)
「your name?」彼は困ったような顔をして沈黙した。しばらくして「...シバ。」 オレンジ色の炎は体感55度くらいで僕に迫ってくる。生々しい肉汁と炭になった人間。空と交差する火の粉。バラナシの夜は今日も心和ませる。 ふとした事から、嫌な奴を思い出した。奴はきっと僕らの事を、得意げに自慢するに違いない。?なにを?これほど世界中を僕らと同じ民族が歩き回っているというのに。特異な事として得意になっているのは自分の方だ。全く自分を見失っている。自由人という名前に縛られている義務ばかりの毎日に。 紺碧のガンジスは答えてくれる。「大きなしがらみに相当の幸せが与えられる。」ぼくはうなづくしかない。 彼がサドゥーだと知ったのは数日後だった。名前さえもない彼はガンジスと共に笑う。 りえ
バングラッシーを飲んだばかりの隣の席でメールしている某チャンプ(声は福山雅治似)が、何時キマッテしまうか、心配しながら打ってます。われわれは昨日ガンジスで沐浴し、今までの罪を洗い流したばかりなのに、もう汚れちゃったね。 チャンプは「俺の生き様を見ろー!!」と叫びながら、頭からガンジスにダイブした。俺は足元に流れついた炭が、隣の火葬場の炭でない事を祈りつつ、及び腰で河に入った。俺の横ではドレッドヘアーのサドゥーが、顔面を水に決して付けない、インド式クロールで泳いでいる。俺が考えるに、インド人、ホントは「この水汚い」と思っているに違いない。 ガンジスは、気持ちよかった。真ん中辺まで泳ごうと思ったが、チャンプが、海パンを脱がそうとするからやめた。コレラ菌も生きられない水を37mlくらい飲んだ。バラナシは、文句無くサイコーだ。 まわ
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ジャンタルマンタル |
経過報告26(イン ジャイプール) チャンプ(27歳、無職(元建築や)乳首が美しいことを誇りにしている。でも、ち○ぽ小さめ(本人談、未確認)見かけによらず小心者。思考が複雑そうに思えるが、根は単純。あきこからのメールで涙するちょっとおしゃまなロマンチスト。)との同棲生活は3週間で破局を迎えた。帰国直前のチャンプ。彼はまったく変わらなかった。1番の贅沢といったら、240円のタンドーリチキンを2日間も食ってしまったことだ。「今日は贅沢すっか。」などといいつつ、3人で1皿を頼む。 何の面白味もない平凡な夫婦と3週間も一緒に居るやつなんて1人しか居ねえと思っていたが、よりにもよってこのコンビとは...日本でうちらの悪口を言い合っている2人のやらしい笑顔が目に浮かぶ。しかし、これも運命よ。夫婦といっしょの部屋に寝るやつは奇特な奴ときまっとる。長くなったから、この辺で。...迷わず行けよ、行けばわかるさ。ありがとう!!!
りえ 我々は、アグラで打ちのめされ、今日、ジャイプールに逃げてきました。ここは良い町のような気がしています。今のところ。そうそう、タージマハール、一人3000円弱出して、入ってきたぜ!入ろうかどうしようか迷いすぎて知恵熱だした。 まわ |
![]() タージマハル |
〜タージマハール〜 昨日ケチケチして碌なことが無かったので、今日、思い切ってタージマハールに入場することにした。 手持ちのルピーが無いので、宿のラージブに両替屋の場所を聞き、50$で両替してきた。結構遠くて、1キロほど歩いた。 タージマハールの入場料は960RS(約21$)。インド人の月収とほぼ同じというばかげた値段だ。インド人は20RSでは入れるんだけどね。それでも結局入ってよかった。 巨大な赤砂色の門も、タージ両脇のモスクも美しく、特にタージは子の旅行中見たすべての建築物の中、最高の美しさだった。近寄ってみるのもいいが、門からタージまでの中ほどにある大理石の台の上に上ってみるタージは非現実的なほどキレイ立った。 中は暗くて2つの棺が並んでいるだけで面白くはなかった。 タージの敷地内はまさにインド人だらけ。タージの絵を描いているとスグに囲まれてしまう。中にはターバン巻いたシク教徒や、ムスリム等もいて、なかなかフクザツにも面白いのではないか、と思った。 |
![]() インドの列車の車内 |
経過報告28(イン デリー)例によって乗るべき車両は見つからない。適当なとこに乗り込んで「ここは自分の番号だ!」しかしインド人は、「ネクスト」とくり返すばかり。その時1人の兄ちゃんが私たちの切符をつかんで走り出す。「エスワン!エスワン!」私たちの乗るべき車両番号を周りの人に叫びつつ、発車のベルは鳴り出した。そして無事、私たちはその席に座ることができたのだ。 列車の鉄格子の窓から見上げる雲は手が届きそうになるほどだ。隣のじじいは「ラダックはすばらしい!!!」とめんたまひんむいて話す。インド。やなことも山ほどある。でも、信号待ちしているらくだ5頭で帳消しになってしまう。奇妙に居心地の良い所。 そして、デリーについたとたん、この旅1番ぶちきれて、ヒステリックに怒鳴り散らす。今度はらくだ5頭じゃ、効かねえぞ。 りえ
デリー...皆さんは、この地名から何を想像されるでしょうか。 駅前のカレー屋さんである!と確信をもって言われる方にちょっと説明しますと、そこは、インド奴隷王朝の頃から、インド人の意地汚さとか、容量の悪さとか、口のうまさとか、タンドーリチキンとか、ターバン巻いたオッサンの皮下脂肪の厚さとか、そんな種々雑多、魑魅魍魎、七転八倒、コマンタレ.ヴーな数々を集約して来た場所なのであります。 広いです。この広さは、インド人には不向きです。まず、駅前の、プリペイドリキシャを仕切る警官、彼には、この広い街の交通渋滞のなかから、リキシャを捕まえ、順番待ちしている人々に能率良くあてがっていくようなクレバーさはあったもんじゃありません。おめえ、もっと頭使え!!!!...失礼。まさに、枚挙にいとまがありません。ああああ。いなかいきたい まわ 箱根駅伝において、往路と復路の選手は絶対に同じ宿にはしない。復路の選手の緊張感を保つためだ。 なんだよーここは。「イヤー今日の便で帰ります。」「最後の500ルピー使ってきましたよ。」「今日空港から着いたんですけど、大変でしたー」「180ドルもしたんですよ。列車の切符」ばかやろー!ぼられすぎだよ、お前ら。 うちらはまだまだ先長いんだよー。頼むからいい緊張感を保たせてくれ。出入りが激しいこの宿に6日も居るうちらは牢名主化しつつある。本とは北の情報が欲しくてドミに泊まってんのに、こんなへたれパッカーのうちらにばっか聞くな! インドに来るのは誰でもこれる。痛感させられた一週間。大概の事では人間死なんなあ。 りえ ああ、もう1週間なんですね。デリー。周りの日本人が、次々インド人マジックの泥沼にはまり、100ドル、200ドルと散財したり、夜道を逃げまわったりしている中、私たちはなーんにもありません。だって、風邪ひいて寝込んでたんだもん。あーははっはっははっははっはああああ。 1都市で2度も寝込むなんて初めてです。多分、前の日に行った「ゴーXXX カフェ」の飯の中に、何物かが混入されていたとみているのだが、もしそんなことを口に出せば、日本人のファンが多い「ゴーXXX カフェ」の刺客にねらわれそうなのでいえません。すごいです、デリー。 ところで、私たちは明日より北のダラムサラ、ラダック方面に向かいます。もしかしたら、メールが打てなくなるかもしれないので、よろしく。 まわ
確かに、今日の朝までは行くはずでした。パッキングして、チェックアウトして、村上龍ご推薦の「モテイ.マハル」のタンドーリチキン食ったまでは良かったが、その後行った、ジャーマーマスジット(モスク)を前にして、足がまったく動かなくなった。 おととい熱だして、よくなったと思ったところが、デリーの暑さにやられたらしい。沈没。
まわ |
パプー |
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道端に自生する植物 |
経過報告32(イン ダラムサラ)
滑稽だったチベット寺院での修行僧、4ヶ月ボランテイアやってる彼女とガンジャの関係、インドのカーストについて、こむずかしい事書こうと思ったけど、台湾からのシリアスな文を読んだ後でそれはつらい。 ここはインドじゃない。寒い。人民がいっぱい。店員の愛想無し。いったいここはどこなんだー!!!違う国に入るなら心構えもあったけど、インドだろう?!頼むから、ヘイジャパニーって言ってくれ。マイフレンド、ノープロブレムって言ってくれ。さみしいよう。こんな寒いとこだいっきらいだ! 外は雨。今日も洗濯物は乾かない。 りえ ダラムサラにやってくる大方の旅人と同じようにおれもそう思った。 我が地球の歩き方によると、謁見の申し込みは、セキュリテイーオフィスに行き、申込書に記入すればいいという。そんな簡単に言ってしまっていいのか?相手は恐れ多くもヒズ.ホーリネス14thダライラマ先生猊下様様ノーベル平和賞も持ってんだぞーオラ!っていうくらいすごい人なのである。 セキュリテイーオフィスの場所はすぐ分かったが、オフィスを前にして、私は逡巡した。逡巡しまくった。中に出入りしているのはチベタンばかりである。おれは心の底から恥知らずの外人がやってくることを願った。 「あのー、ダライラマに会いたいんですけど...」 無愛想な係官によると、今月の謁見はもう無く、来月ならあると思うが、何時かは確信が持てないという。残念だ...。後から聞いた話では、3日前に謁見があったばかりだとか。道理でどこのホテルもいっぱいだったわけだ。ちゃんちゃん。
まわ |
ロバの行列 |
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透き通るアオ |
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美味かったマトンの串焼き |
経過報告34(イン レー) 高山病に悩まされ続けて早2日。3600メートルの高地にやってまいりました。空気薄。 ところでインド、ジャイプールから送った荷物が紛失した模様です。旅の達人の皆様、こんなときどこに行くのが1番いいか知ってる方、どうぞ教えてください。また、ジャイプールからはがき送ったゼミの友人たち!届いてるかいないか連絡ください。 りえ
高山病初体験。4000メートル附近で1泊キャンプしたとき、頭ぐらぐら体ふらふら。こっち来てからも体調冴えません。 「レー」はとてもツーリスティックでインドの街そのもので少しがっかり。でも今日、王宮まで山を登ってみて、景色は灰色一色できれいだった。これから各地の寺めぐりをします。 まわ |
レー王宮 |
〜綿の雪〜 レー市内からチャンスパと呼ばれる区域に入ると急に緑が多くなり、畑も多く、見通しが良くなる。遠くにはくっきりヒマラヤ。空はコバルトブルーを通り越してウルトラマリンくらいの濃さだ。そして、市内の排ガスとも無縁。レーの乾燥と排ガスでやられたのども、今日は調子いい。 そして、レーではよく見る「綿の雪」が桜吹雪のように大量に舞っていた。これは何かの花なのだろうか?樹上から降り注ぐ綿はとても幻想的で、ラダックらしい風景だった。 シャンティーストゥーパは、小高い山の上にあり、700段の階段を上らなくてはならない。3500メートルの高地ではきつい・・・。100段ごと、ジジイのように休憩し、息を切らして登る。 ストゥーパの前は広場になっていて、もしかしたら世界最高なんじゃないかという景色が広がっていた。遠くヒマラヤが見え、スグ下をゆっくりと雲が流れ、砂漠に囲まれたオアシスのようにレーの緑が広がっている。 2枚絵を描き、O君に返すように頼まれた「AERA」を付属のレストランに返して下山した。いい午後だった。 |
ジャーマンベーカリーのオヤジ |
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〜アルチの子供たち〜 アルチゴンパは前評判通り、ヘキ画とか仏像とか、何より古めかしい雰囲気が良かった。 しかし、子供が多く、すぐ 「1フォト」 とやってくる。けど、チベタンチベタンしていてつい撮ってあげてしまう。 アルチの人は田舎くさくて、そして宿のおっちゃんも優しいので、すごく居心地の良いところだ。 ちがうところのゴンパに行ったら坊主がいなくて入れなかったが、おじちゃんにいっぱいのアプリコット(しかもうまい)をもらって大満足。 その帰りにオバちゃんが 「1フォト」 と言うので行ってみるとわらがわらわらしているところに牛がいっぱいいて、とても良いかんぢだった。 オバちゃんが 「手紙を書くから住所を教えて」 とスマイルで言った。 その帰りに子供の 「1フォト、ペンくれ」 攻撃にあい、うーんインドだー。 |
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トラック事故で足止め |
経過報告35(イン ダラムサラ)
ローカルバスを乗り継いであっという間の3日間。左右上下に頭を振られ、戻ってきました、ダライ.ラマ、じゃなくてダラムサラ。 土砂崩れ、トラック横転事故も乗り越えて、発車直後のバスを車掌さんとタクシーで追っかけていやあ、愉快愉快。 「レー、最高だー!!だから、もうおれは帰る!!」トルコまで行くはずだったのに。レイっていう名前のせいだろ。すげーくだらねえ。日本でお香どしどし売ってくれ。 こんなにチベタンだらけで下界に降りれるか心配だったよ。ほら案の定、昨日ターリーぼられてる。いやここもチベタンだらけだ。のぐそもやっとこ初体験。おぼっちゃまわが「えー、うんこするのお?」 嫌がっていた君もすぐに初体験。透明なアオ。今日が2人のこげ茶記念日。
りえ ラダックの何に感動したって、辛気臭いゴンパ(チベット寺)ではなく、やっぱり空の色でしょう。 ベトナムの某宿で、マツザワイサム(仮名)にチベットの写真を見せてもらったとき、彼も「チベットは空の色が違う」といっていましたが、実際その時は「写真で見るから違うんじゃあねえのか?」と、考えていたものです。 「今日の夕飯は10000ドンステーキがいいな」とも考えていたものです。 でも、本当に空の色は違いました。ただ「濃い青」なだけでなく、透き通ったような色なのです。その透明感が、まるで空気遠近法のように、遠くの山並みまで染めていて、まるで、空の色を基準にして世界の色が決まっているかのような感じです。 こんな気持ちのよい風景を見ていると、「あーもうおれ、どうでもいいや、ボラれてもいいや、ノグソしてもいいや...」と、とても素直な気持ちになっていきます。なんか、ちょっと今までの旅は、数々の旅の先人や、実際であったすごい旅人たちに触発され、どこかその業績をなぞろうと無理していたような気持ちにもなっちゃったりします。とにかく、おれたちはおれたち、無理せず、のんべんだらりとおれたちらしい旅を続けていきます。 さらばラダック。おれたちは、やっと、西進します。 まわ
〜ダライラマ〜今日はカッキーと3人でダライラマのティーチングに参加してきた。 午前中、セキュリティーオフィスに行くと、写真とパスポートを持って直接会場に行けということだったので、会場となるナムギェルゴンパへ。 ゴンパは1時前なのにすごい人で、物々しいセキュリティーチェックの後、中へ。参加証は中で簡単に発行された。会場内はすでに超満員。残念ながら、法王の顔を拝める位置には座れなかった。 ティーチングは代表者と法王の間の質疑応答のような形で進み、結構リラックスムード。赤子は泣くし、ジジイは寝るし、僧は雑談してるし、かえって完全にハマってしまっている白人2人が、険しい表情で座禅を組んで聞いているのが場違いのように見えた。 途中でお茶やチャイが振舞われ、周りのチベタンから、ビスケットやら、パンやらを貰って食べた。 更に赤いヒモや、布団の下に敷いて寝るというススキの穂みたいなのも配られた。 最後の最後、帰られるダライラマの姿を見ることができた。 俺たちは明日、カッキーとともにダウンダラムサラへいく。パキスタンのラホールまで、久々の三人旅になりそうだ。
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インド・パキスタン国境 |
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