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1999/9/18
The Boom(東京:NHKホール)
取れた席は3階席の一番後ろだと思ったら、なんとその後ろに補助席が。3階席までほぼ満員だったけど、ちょうど私の前は空いていて、かなり見晴らしはよかったです。もう天井から見下ろしてるって感じなんだけど、見易いし、音もそこそこいいしで、かなり満足できる席だったです。舞台セットは極めてシンプル。各人の楽器が並んでいるだけ。中央に結構広いスペースがとってあって、その周囲に楽器が置いてありました。なんで中央が広いのかは後で納得。うん。
開演時間から10分ほど経って、ようやく照明が落ちて、メンバーが静かに静かに出てきて、ピアノのどっしりした伴奏からはじまったのが1.ねんねこよ。うわーっ、最初っから泣かせるつもりなのねっという気合いを感じました。
で、2.Electronic Parade 3.敬称略 4.SHOOT ME DOWN 敬称略の栃木さんのドラムってかなり私好みかもしれない。まっきーのところでは「槙原敬之は永遠に一流のミュージシャンだ」というようなセリフだったと思います。久保田くんのコーラスも素敵。知ってるからだけなのかもしれないけど、耳にこびりつくような声なんですよねー。SHOOT ME DOWN、ミヤさんステージ中央でスカっぽいステップで踊っております。最初っから激しいっ。このあたりのぐい〜んとしたノリは私もかなり好きで、負けずに踊らせてもらいました。
その後最初のMCはごく簡単に。5.TOKYO LOVE 6.そばにいたい。この2曲のミヤさんは非常になめらかというか、強すぎず、弱すぎず、絶妙な歌いまわしをしていて、「あ〜、今日は喉が絶好調なのかもしれない」と思いました。「そばにいたい」のメロディが最近非常に好きだったのでとっても嬉しかったです。次の7.風になりたいでメンバー紹介。ミヤさんがサポートメンバーから一人一人「スーパー○○、なんとかかんとか」ってなフォーマットで紹介していきました。で、いよいよ久保田くんの紹介になったのですが、「スーパーギタリスト、くぼたひろじぃぃぃぃ」。(^^;;;;。思わず、「よーじだよっ」って叫んでしまった私(すいませんです)。あとでも書くと思いますが、この日のミヤさんは「MCの貴公子」にあるまじき諸行を何度か行い、ご本人もふにゃふにゃ状態だったように思います。でも、その分、非常にリラックスしているようにも見え、MCとかもアットホームな内容でした。
ここで、ドラムの栃木さんが前に出てくる訳なのですが、なんとへ〜んなダンスをふりふり踊りながら出ていらっしゃいます。それを評してミヤさん、「自分もこのダンスを練習してるけど、どうしてもこうはいかない。藤井隆並みにスゴイ。彼ほどキレがないところがまたイイ」などと色々とおしゃべり。で、本メンバーが4人、前に揃ったところでそれぞれから短いコメントの後、古い曲コーナーへ。
8.夜道 9.なし 10.釣りにいこう 11.からたち野道。なしは嬉しかったな〜。ぜひ、一度、生で聞いてみたいと思っていたから。このあたりは周りのファンの子たちもおキマリ(?)の手振り身振りで楽しそうです。私も即席ぶーまーのフリをさせていただきました。かなり、楽しかったです。で、「からたち野道」、これは本当に圧巻でした。もう熱く、熱く、濃く、濃く歌うミヤさん。でも、決して声が乱れたり、歌が破綻したりすることもなく素晴らしかったです。あぁ、「うた」の世界って本当に深いんだ。こんなに「うた」って凄いんだと久々に背筋にゾクゾクするものがありました。本当によかったです。
12.墓標 いよいよお待ちかねの久保田くんの三糸。素朴な音色にメロディなんだけど、じっくりと心に響く音でした。この日の久保田くんは総じておとなしいというか抑え目で、ライブ全体の音に気を配って、音を作ろうとしているという感じがとってもしましたね(全くの主観ですけど)。13.オキナワは長かった。ギターとベースの人が延々と演奏をする後ろで、ミヤさんが延々とあのスカダンスを続けるという異色の曲。で、色々と考えてしまいました。まとまらない考えが頭の中をぐるぐる回って。で、あ、昔、こんなことがあったなーとかタイムスリップしちゃったよう不思議な気分になりましたね。14.不自由な運命の中で 15.月に降る雨。このあたりちょっと私が疲れてきちゃってなんか覚えてないっす。あ、月に降る雨でね、後ろにミヤさんの下半身のシルエットが映るのですがそれが異様にエッチで、もうエッチで、笑えないものがありましたわ(あはー)。16.帰ろうかな。この日かなり大人しかった久保田くんの最大の見せ場。クールに格好よく決めていました。巻き舌な感じが久保田くんが好きなビートルズを髣髴させてくれてましたです。でも、ちょっとクールすぎかな。もうちょっとハジけた久保田くんが見たかったな(でも、ブームのライブだもんね。あんまり無理言っちゃだめだよね)。
で、次のMCタイムではミヤ様ご乱心状態(いつもこんな風?)。まずはなぜかお尻の話(笑)。現代人は肛門が緩い。でも、どうしたら穴を緩められるのか?僕はよく知りません。渓流釣りをする人の3人に1人は痔だとか、なんか立て板に水状態。なにかあったんでしょうかねぇ(笑)。で、その後、「3、2、1、ダーッ!」をするってことになったんですが、どうもタイミングが合わない。ちょっとミヤさんの1,2,3が早すぎるのよぉ。その上、本当は3,2,1、なんだからーっと悶えに悶えたひととき(笑)。でも、こんなちょっと抜けた感じのミヤさんもよかったですね。あー、やっぱりイベントとは違うな。すっごくリラックスしてライブを楽しんでるんだなという感じでありました。
で、一休みしまして、やっぱり待ってましたの、17.大阪でもまれた男。もうせーのっ!!って感じですっごくノリよかったです。自分でもこんなにスカが好きなんて思ってもいなかったくらい。もうNHKホールの3階席から落ちんばかりでしたけど、せっかくのノリノリスカ、踊らなきゃソンソンで。でも、踊るのに夢中になっていて、久保田くんが舞台最前列に出てきたのを見逃してしまいました。ミヤさんが久保田くんの両肩に手を掛けてジャンプしたりーの絡みもあったりして、すんごく嬉しかったです。そうそう、途中オセロ出演。これもなかなか楽しかった。そろそろフィナーレも近そう。大好きな18.ブランカ 19.真夏の奇跡。まだ、暑いんだけど、夏休みの終わりっぽい、秋の気配がするそんな感じでした。真夏の奇跡での久保田くんのアコギフレーズはよかったな。とっても存在感のあるギターでした。
ブームのライブ初体験の私はここで本編終了かと思ったんですが、ここでMCが入るんですね。故郷の話をブラジルの話を交えながらとつとつと話していました。こういう木訥な話し方も素敵だなあと聞き惚れてたりして。で、20.故郷になってください、を歌い上げて、ステージを去りましたです。
で、アンコールなんですが、インターネットで呼び掛けがあったようで、みんなで「ありがとう」(だったと思う)の大合唱。みんな上手いんですよねー。キレイな声がホールに響いてとってもよかったです。ブームのファン、熱いね。凄いねー。で、メンバー登場。ミヤさんの「じゃあ、一緒に歌おうか」という言葉がとっても可愛かったです。アンコールは2回。1回目が21.星のラブレターと22.島歌。2回目が23.ありがとう。ミヤさんのハーモニカっていいよねー。たっぷりとした音があって。ありがとうもイベント(MEET)の時よりずっとこなれていて、本当に聞き惚れてしまいました。あー、ほんと、満足。お腹一杯です(^^)。また、行きたいな。1年に1回ブームを聞きたいな、そしてずーっと聞きつづけていきたいなと思ったのでした。(久保田くんって誰?という方は ここ へ)