2005年4月23日 鵠沼花壇
鵠沼海岸(くげぬまかいがん)駅の線路と道を仕切る塀の空間に、何時からかいろんな種類の花が咲くようになり、 道行く人の目を楽しませている。向い側にも花がいっぱい咲いた小さな家があり、丹精している様子が見て取れる。 この家の庭と道の向いの塀の空間を見比べると、大きい花弁のものは庭へ、小ぶりの花は塀の空間に種を蒔き分けているようだ。 こぼれ種から咲いた花が適度にミックスされて、目に見えない「種の道」が続いている。 たくさんの種類の花を次々と咲かせるには、計画的に種まきをしているのだろう。 駅側も共犯者になって、ここの家の人が種を蒔くのを黙認しているのかもしれない。 本人はボランティアの意識はないかもしれないけど、たくさんの人がこの花たちに癒されている。 自分の楽しみが同時に他の人も楽しませる、それがいいなと思った。

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