ちいさな子供といっしょにいると、いろいろ面白い発言をするよね。
「ねえねえ、どうして？」
どうしてって訊かれてもねえ、うーん、そういえばどうしてなんだろう？
「ねえねえ、なぜ？」
なぜって言われてもねえ、うーん、不思議な発想をするもんだなあ…
わが家には子供はいないけど、少年Ｍくんがいる。
飛行機や車を眺める時には、子供の目をしている。
野菜の芽に話し掛けていたりする。
「はやくおーきくなるんだぞー」
「でもあんまり大きくなると食べられちゃうぞー」
この人の中には、子供のまんまの部分が残ってるんだな。
意外なものに無邪気に反応したり、妙なものに執着を持っていたりして。
しかもそれは、昭和30年代の子供の発想だったりするんだよね。
だからねMくん、子供がいなくても退屈しないよ。
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