辛味(毒?)

 

    致死量

    一人の女が居た。

    女は『嫌な思いを繰り返す』という行為がこの世の何よりも嫌いだった。

    一人の男が居た。

    男の『学習機能』は一般的なレベルから少し劣っているようだった。

 

    女は常日頃、繰り返される過ちに頭を悩ませ…その都度、打開策を考えていた。

    男は常日頃、頭を下げて反省していたが…その後、同じ事を繰り返していた。

 

    一人の女が居た。

    女は『嫌な思いを繰り返す』という行為がこの世の何よりも嫌いだった。

    一人の男が居た。

    男の『学習機能』は一般的なレベルから少し劣っているようだった。

 

    やがて、悩む事に疲れた女は悩む事を止めた。

    いつからだろう、悩みが無関心へと変貌したのは。解らない。ただ一つだけ解るコト…

    「途中からこうなる事は解っていた。」

    日々の鬱積。いつかは自分の許容値を超えるはずだ…と。

 

    グラスにワインを注ぎ続ければいつかは溢れる。ただそれだけの事。

    It is no use crying over spilt milk.

 

 

    2006年・春

    え〜と、

    拒まれているコトにも気がつかずに延々と言い寄ってくる♂を表現するのに、今風なアレンジも加えた良い

    言葉が浮かびました。

    ソレは…

    『キモ・ウザイ』

    ん〜、ブラボー!おお、ブラボー!!!完璧だよ、花京院くん。(大謎)

 

 

    ながい愛

    とても身近な人(というか身内)が宝くじで7千万円をGET!しました。(驚)

    いやぁ、すごい!当たる人っているんですねぇ。

    ちなみに分け前は頂いておりません。(^^; 以下の事情があるので…。

 

    その人は主婦です。話を聞いた瞬間は「すごいねぇ!羨ましい!」と思うだけでしたが…

    「コレで生活費の不安はなくなった!(嬉)」と…

    ダンナと離婚しました。(核爆)

    夫婦間でのコトですので、色々と事情はあるのでしょうが…

    「金さえあればダンナは不要♪」というその直裁と、

    また「生活費の心配があったから。」という理由のみでそれまで継続されていた夫婦生活の空虚さに

    心が痛みます。もとい、悼みます。(爆)

  

    最近、思うコト…

    この年になっての恋愛は…自分の意志とは関係なく、否が応でも『結婚』を意識せざるをえないトコロが

    あります。

    結婚は…なるべくなら人生で0回か1回にしたいモノです。(^^; というか1回以下にするべきです。(爆)

    と思いつつも…「人間の感情がこの先一生変わらないモノか?」という点については疑問が残ります。

  

    結婚…?

    自分のコトは固く決心して、自分の意志で制御していけばなんとかなるであろう。しかし相手の心を司る

    のは自分ではない。相手が心変わりを起こす可能性は否めないし、ソレを詰るコトもできない。

    また、自分の心なのに制御できず苦しむコトもあるかもしれないし、そういった気持ちが生まれた時は

    自分に素直になれば相手が苦しむし、相手と人道を慮れば自分が苦しむコトになる。

    そしてなにより…

    自分の気持ちが相手の元にないにも関わらず、戸籍上の問題で側に居続けるのは相手に対して最上の

    侮辱だと思うし、

    相手の気持ちが自分の元にないにも関わらず、戸籍上の問題で側に居続けられるのは自分に対して

    最上の屈辱だと思う。

    自分に対して気持ちの無い相手に、紙切れ一枚の問題で側に居られたら…

    他の人間を愛している者に、自分の存在をむしろ邪険に思われながら側にいられたら…

    そんな惨めな状況はまっぴらごめんです。

    『恋人』から『夫婦』になると色々な現実が露わになって、『気持ち』なんてものがどれだけ頼りなく稀薄な

    モノか否が応でも理解する羽目になるけれども…

    『責任』だけで日々流れてゆく夫婦になるのはイヤだなぁ…。

  

    そんなコトを考えていると…結婚を意識せざるを得ないので恋愛からは遠ざかってしまうのです。(;´Д`)

    「最良の人であるか?」よりも「最良の人だと信じられるか?」が大切だとはいえ…なんだか心もとない

    モノです。

  

    って…

    いっつもいっつも「コレが最後の恋!」と言いながらダメになってばかりだから逃げ腰になっているだけ

    ぢゃないかっ!(爆死)

  

    こんな心配は普通のカップルには不要だよなぁ…。

    「ずっとラヴラヴねっ!?」「うんっ!」「きゃ〜、嬉しい♪」みたいな…。(死)

 

 

    ルーティン…

    私は機械ではないので…仕事でもない限り同じコトを繰り返すのはあまり好きではないし、またしたくも

    ありません。

    同じコトを繰り返して諫めなくてはならないとか、

    同じテーマで同じ討論をしなくてはならないとか、

    同じ悲しみを何度も味わわなければならないとか、

    同じ辛さを何度も乗り越えなくてはならないとか、

    …って、そんなの好きな人はいないか。^_^;

    「同じだ。」と嘆くのか、些細な違いに目を向けるのか…と、それは楽しいコトに関して当てはまるコトで、

    ネガティブなコトに関しては些細な違いがあろうとも繰り返したくないな…。

 

 

    捨てネコさんと通いネコさん

    何か、色々なトコロで出てきますが…捨てネコじゃなくても、見かけたネコ(@多分ノラ)に餌を与えてしまい

    たくなるコトは多々あります。(^^;

    会社帰りに寄るコンビニに、通いネコなのか何なのかやはりネコがいます。

  

    あ…ネコさん、コッチ来た…。

    うぉ…足元に絡みつく…かわえぇ…。(≧∇≦)

    ノドを撫でてみよう…あぁ…目を細めてゴロゴロ言っている…。

  

    そこで「食べるかな?」と魚肉ソーセージを買ってしまう私のドコがいけないのっ!?(爆)

    #いや、ホントはいけないコトだと…。(汁)

  

    でもでも…すり寄ってくる子を突き放すなんて私にはできません。;;

    良くも悪くもできません。

    いけないコトだとワカっていても、冷たくするのは苦手なんです。

    今この瞬間に可愛がってしまったために、次に会った時にさらに甘えてくるコトが目に見えていても突き放す

    なんてできないんです。

    だってだって、

    すごく退屈で遊んでほしいのかもしれないし…

    すごく寂しくて甘えたいのかもしれないし…

    すごくお腹が空いていて、食べ物がほしいのかもしれないし…

    突き放したトコロで自分の人生に何ら影響が無いコトを理解しつつも、私は餌を買います。

 

    …って、餌を与えたトコロで満足すればドコかへ行ってしまうんですけどね。気まぐれだから。(苦笑)

 

 

    優しすぎる悲劇

    『優しさ』って何でしょう?

    例えば…道を歩いていたら、か弱く小さなネコが箱に入れられ捨てられていたとします。

    衰弱しきって…身体は痩せ細っています。歩み寄って、指で首元を撫でてみようとすると、その指を弱々しく

    甘噛みします。お腹を空かせているのかもしれません。

    飼うコトはできないのですが…あまりにも可愛そうに思い、ゴハンの一つでもあげたくなりました。

  

    そこでですが…

    飼うコトのできない捨てネコに、餌を与えるコトは残酷ですか?

  

    自分で飼うコトができないのなら、飢え死にするのを見過ごすコト、それが優しさですか?

    少しでも生き長らえ、良き飼い主に巡り逢うコトを祈りながら餌を与えるコト、それが残酷ですか?

  

    全てを引き受けるコトができない相手であれば、苦しんでいるのを無視するコト、それが人間愛ですか?

    一時的な錯乱から解放し、人生に希望を持たせてあげたいと思うコト、それが罪ですか?

  

    …「チカラになりたい。」という気持ちで人と触れ、後に残るのは罵声のみ。

    「君の優しさは罪だ。」

    「最後まで面倒を見るコトができないのなら、優しい言葉なんてかけてくれるな。」

    「自分がダメになったのはお前のせいだ。」

    「君と出逢わなければ良かった。」

    …『無能者』どころか『厄介者』扱い。

  

    『依存』 『甘え』 『誤解』 『錯誤』 『強要』 『憂鬱』 『怒り』 『失望』 『嘆き』 『裏切』 『忘却』

    …明るいモノが生まれません。

  

    か弱く小さいネコが、生き長らえて良き飼い主と巡り逢い、日だまりで戯れるように、

    「君のおかげで、人生のどん底から這い上がれた。」と、誰か幸せそうな笑顔をくれぬものでしょうか…。

 

 

    甘やかし

    他でも書きましたが…私は年下の男性から想いを寄せてもらうコトが多いです。

    といっても、悩み事などの相談に乗っているうちに…という良くありがちなパターンのみですが。

    (容姿に惹かれて。とかは一生ありえねぇな。自爆)

    根は甘えたい性格なのですが…周囲から見るにお姉さんタイプなのか何か、頼られるコトが多く、ついつい

    相談に乗ってしまいます。

    心底「チカラになりたい。」と思っている相手なら別なのですが…実はあまり好きではないんです。悩んでいる

    最中の異性と接触するコトは。

    #同性の場合は除きますよ。バンバン頼っていただいてます。(笑)

    不安定になっている時は…誰かに頼りたい気持ちがあるのは当然で、それが異性であればそのまま恋愛

    感情に移行してしまうコトは想像に易いコトです。

    しかも、そういう感情は…刹那的なモノであったり、本質的ではなかったり、あとあと「気の間違い?」と

    言わざるをえないような薄いモノであることが多いです。

 

    もちろん…放っておくと危険な状態の人間は除きます。正直、お節介者です。(苦笑)

    捨て置けない状況の人間を見た時が…イチバン悩むんですよねぇ、どうしたものか。悩んだ末、結局

    お節介を焼いてしまうので…私の周辺はいつも波風立っているような、穏やかさとは無縁の状況が続き

    ます。(死)

    あぁ…平穏な生活が欲しい…。(切実)

 

 

    守ってあげたい?

    過去に、心理についてごく軽〜くお勉強しました。

    心療上のケースで…『依存症』というのがあるのをご存じですか?

    (注・アルコールについてではありませんよ。^^;)

    鬱病などとは全く別で…逆に精神的にまいっている人間を見た時に

    「私が側にいてあげなくては。」

    「私がいなきゃこの人はダメになっちゃう。」

    などと思い込み、付きっきりで面倒を見ているうちに当人まで飲み込まれて共倒れしてしまうような状況の

    人間を指します。(正確には『共存依存症』だったかな?)

    …多分、ここまで読んだ方は「お前のコトぢゃん?!」と思われるかと。(汗)

    完全に否定できないのが悔しいのですが…ちょっと待って下さい。一部が違います。だって私は『依存症』

    というものについて認識していますから。

    認識しながらも、放っておけないのは…だって死なれたりしたら余計夢見が悪いんだもん。(爆)

    ウソよ、ウソ!人間死んじゃっちゃあ、もともこもありませんから。

    取り返しのつかないような状況になってから後悔するのはイヤなので(イヤというか私の中では十字架と

    化しているんだって。汗)結局、巻き込まれ放題。(汁)

    わかっちゃいるけど〜やめられないの〜。

 

    『依存症』という言葉の中に真理を発見しました。

    −−−『頼られている』というコトに対して生きがいや自分の存在価値を見いだし、結局は迷える子羊を

    踏み台にして自分がイイ気になろうという、ねじ曲がった根性を持つ人間がかかる病気。

 

    …涙も枯れました。(わっはっは)

    確かに頼られるって、嬉しいコトですけどね。

 

 

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