きくちゃんとさくらちゃん
きくちゃんとさくらちゃん

うちのいちまさん、きくちゃん(昭和初期東光作)とさくらビスクのさくらちゃんで
す。
きくちゃんをお迎えしたとき、初めて手にするうれしさに、おもわず、「まああな
た、かわいいわねえ!」と叫んでしまったものです。                
                     

きくちゃんは最初他のビスクドールたちと並んでいたのですが、娘がこわい・・・
というものですから、別室の本棚にお引越ししました。でも、見に行くたびにひと
りぼっちで寂しそうなお顔になっていく ので、らりささんからいただいたお手玉
をもたせてあげました。                     
それで幾分優しげなお顔に戻ったのですが、さくらちゃんとなら仲良しになるだ
ろうと気が付き、いっしょにかざってあげたら、まあほんとに、にっこりとしたので
す。 娘も、あの子、こっちのほうを見て、笑ってるよといいました。        
                                    

      よく、能面は見る角度によって様々な表情を見せると言いますが、い
ちまさんにも同じことが言えるような気がします。物静かな表情はニュートラルな
ようで、ちょっとした視点の変化で、思いもよらぬ豊かな表情に変化するよう
な・・・・  そんなところがますます好きになるのでした。     

                         
                                            










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