2003.09.01
道の駅 Ｎｏ．７５ コスモール大樹
十勝南部に位置し、太平洋と日高山脈に接して海、山、川、湖沼などの自然に恵まれた町が大樹町である。
市街地付近では日高山脈に端を発した清流暦舟川が町を分断するように西側から東側に向け流れていて、
町役場などは暦舟川の北側に建設されている。そして昨年の秋には、大樹橋を渡った南側の市街地中心部、
旧国鉄広尾線の大樹駅構内跡地の一部に”道の駅 Ｎｏ．７５ コスモール大樹”が供用開始された。
道の駅スタンプラリー２００３、６６個目のスタンプは清流暦舟川とコスモスの花で彩られる町でゲットした。
ここは特産品展示、観光情報コーナーや多目的ホールなどを備えた経済センターとショッピングセンターを
併設したのが特徴となっている。ショッピングセンター内にはファーストフード店も営業している。
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道の駅 Ｎｏ．７５ コスモール大樹（左が経済センター、右がショッピングセンター）
◎暦舟川
日高山脈に源をもつ歴舟川は、昭和６２年以降６回（最近では平成１２年）環境省の水質調査によって
”日本一の清流”と認められたそうである。この川では砂金が流れ出ていて、寛永年間（１６３５年）から
砂金採取が始まり、明治３０年代には全国各地から数百人もの砂金堀師が暦舟川や周辺の川に集まって
きたそうである。しかし避けては通れない資源の枯渇で昭和４６年には最後の堀師が引退したのであった。
ところが少ないながら今でも砂金をとることができ、毎年７月下旬には”砂金掘探訪会”も行われている。
上流部のカムイコタン農村公園にはオートキャンプ場もあり、カヌーや釣りなどが楽しめるようである。
また、大樹橋の横では４月中旬から５月上旬にかけ沢山の”こいのぼり”が上空を泳いでいる。３年前の
ゴールデンウィークではそれを見ることができたが、さすがにこの時期には何も泳いでいなかった。（写真）
◎その他の観光 in 大樹
”コスモール”とは町の花であるコスモスと宇宙のイメージを取り入れた造語である。コスモスは９月から
１０月にかけ、町役場近くのコスモスガーデンで見ごろになるとか。一方、大樹町の太平洋側、暦舟川河口の
北東部に多目的航空公園があり、宇宙開発に向けた実験が行われている。そのためこの名前が付けられた。
多目的航空公園では一般の人も使用料を払えば利用可能であり、熱気球やウルトラライトプレーンなどが
発着しているそうである。しかし綾小路さんの住む世界とはかけ離れているなあ。
さらに沿岸部を北東に行くと晩成温泉があり、雄大な太平洋を眺めながらの入浴ができるそうである。
隣接して晩成キャンプ場もあり、海岸沿いの丘の上という立地条件から、太平洋からの日の出を拝むことも
できるとか。近くのオイカマナイトー（周囲１２kmの海跡湖）ではカヌー、ローボート、マリンジェットなどの
マリンスポーツが楽しめるようである。またホロカヤントー（周囲５km）でもボートが楽しめるそうであるが
こちらは冬にわかさぎ釣りができるそうだ。周辺は原生花園となっていて夏にはハマナスなどを観賞できる。
最後に大樹ファーム。町の観光案内には載っていなく、日高地方の馬産施設とは違い育成牧場のようである。
ここで日本最強の名マイラーであるタイキシャトルが生まれ・・・。もといタイキシャトルは外国産馬なので
ここでは生まれていないな。ここで育成され中央競馬入りして海外のＧ１レースも勝ち、年度代表馬の座にも
就いた訳である。せっかくなので行くだけ行ってみた。（写真） 正門には勝負服にデザインされている”星”の
マークが施されていたが関係者以外は立入禁止となっていた。
◎本日のブランチ
昨年度のスタンプラリーの全駅制覇が間もない頃であっただろうか。道の駅ＮＥＷＳの１０月号をどこかで
入手した。そのＮＥＷＳは新駅ご紹介号となっていて、コスモール大樹がオープンしたと載っていたのである。
そこに紹介されていたのがショッピングセンター内のファーストフード店”リブレ”のカレーライスであった。
それが実においしそうに写っていたのである。しかし大樹町をはじめとした十勝地方はつい１ヶ月前に漫遊
したばかりであった。しかたない。来年のスタンプラリーの時に食べようと堅く心に誓ったのであった。
そして約１０ヶ月後の今日、念願のカレーライスをいただく事となった。なんでも仕込みに２日間かけると
いうこだわりのカレーライスらしい。そしてこれが美味しかったのである。普通こういうシチュエーションでは
はずす事が多い綾小路さんであったが、ここは大当たり！しかしシーフードカレーには嫌いなイカなどが
入っていないかと案じ、普通のカレーライスを食べたが、ここのシーフードは大樹産のツブ貝をふんだんに
使っているとか。あちゃー。４３０円に５０円増しで食べられるそのシーフードカレーが来年の目標となった。
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