2003.08.31

道の駅 No.80 むかわ四季の館

胆振地方の東南端というより日高地方への入口部、清流鵡川の河口で太平洋を臨むのが鵡川町である。
ここから東側の日高地方は先の台風10号によって甚大な被害を受け、復旧作業が始まったばかりである。
台風によりこの地方の漫遊はここまで自粛をしていたが復旧作業の邪魔にならないと判断したのでここに
至った。そして話には聞いていたが鵡川町に新しく道の駅が供用されていたのである。1997年に市街地
中央にオープンしていた鵡川温泉・四季の館に道の駅が併設された、”No.80 むかわ四季の館”である。
道の駅スタンプラリー2003、63個目のスタンプは”ししゃも”と”たんぽぽ”の町でゲットした。

ここのメイン施設は鵡川温泉・四季の館であるが温泉は有料である。もちろん施設内にはレストランや
物産館が営業している。

道の駅は当初、今年度の途中にオープンするものを含め76駅であったがさらに新しい登録が進んでいた。
すでに供用済みの駅もあり、来年4月オープン予定の駅まで含めると実に7つもの新しい駅が登録された
そうである。そのうち今年度のスタンプラリー参加は鵡川、白滝、鹿追の3駅である。この79駅のうちで
74駅以上のスタンプゲットで全駅完全制覇と認定されるらしい。しかしそんな事では綾小路さんは
満足しない。といってもこれから白滝や鹿追まで行く予定はないのであった。とにかくこの時点でまだ
白滝と鹿追はオープンしていないので綾小路さんは77駅制覇で全駅完全制覇とした。

道の駅 No.80 むかわ四季の館


◎ししゃも

冒頭には”ししゃも”と”たんぽぽ”の町と書いたが綾小路さんにとっては”ししゃも”が95%ぐらいである。
で残りの5%は温泉かな。居酒屋の定番メニューとなっている”子持ちししゃも”であるが、実は本物の
”ししゃも”でないことがよく知られている。”ししゃも”はサケ目キュウリウオ科シシャモ属で漢字では
”柳葉魚”と書くそうである。そして居酒屋や小売店の店頭等に並べられて、全国で市販されている
”子持ししゃも”の多くは、輸入物で柳葉魚の代用品であるという。これは北極海などに分布しているカラフト
シシャモというマロータス属の魚で、学術的、生態的にかなり大きな違いのある魚だとか。輸入量が
国内漁獲高より圧倒的に多く、外観や食感が似ていて、それなりの味が安く味わえるが、本物の風味には
とうていかなわないそうである。そして”カラフトシシャモ”のうろこは、とても小さくほとんどないように
見えるが、”ししゃも”のうろこは大きくはっきりと認められる事で、識別できるそうである。分るかなー。
そして鵡川町を流れる鵡川は本物の”ししゃも”の産地であり、鵡川町は日本一の”ししゃも”の町である。
さすがに本場、ここでは”子持ししゃも”だけでなく新鮮でないと味わえない”ししゃも”の刺身、寿司や
卵の軍艦巻きなどを味わえるそうである。綾小路さんも鵡川町でこそないが、刺身は札幌の行きつけの
居酒屋で何度か味わったものである。旨かったねえ。しかし今年は心配。台風10号の影響で河川が
荒れ、”ししゃも”の漁獲量が激減する恐れが大である。それはさておき鵡川町の秋の風物詩である
”ししゃもすだれ”がこの日は一軒だけ見られた。シーズンにはまだ早いので代用品なのかもしれない。

◎鵡川観光

綾小路さんはほとんど興味がないが、鵡川町は”たんぽぽ”の町であるらしい。河畔には町のシンボルである
日本一の規模を誇るたんぽぽの大群生地が広がり、毎年春の開花期(5月下旬)から、さまざまなイベントが
催されるという。一帯は”たんぽぽ公園”として親しまれているようである。
温泉は前述した道の駅本屋の四季の館。綾小路さんも入った事があるが、泉質はナトリウム塩化物・強塩泉。
温泉プールや筋力トレーニング施設などがあるトレーニングルームもあり、入浴料の大人500円で使用可。
浴場は2種類あって男湯と女湯が日替わりだそうで、もう一度別の浴場を楽しまないといけないか。
他には町民レベルのスポーツ施設はあるが本格的な観光施設はなく、今後の開発に期待したいところだ。


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