2003.08.14
道の駅 No.35 オスコイ!かもえない
積丹半島の西端に位置して、奇岩・絶壁が連なる海岸線と澄んだブルーの海が美しいコントラストを
描く風光明媚な村が神恵内村である。積丹半島の海岸線を走る国道229号線が晴れて開通したのは、
平成8年とのこと。それ以前は古平町から内陸部のトーマル峠を経由して神恵内村に至っていたという。
そしてその翌年、”道の駅 No.35 オスコイ!かもえない”は古平町から国道229号線を積丹半島の
海岸線沿いに進み、絶壁地帯をトンネルで抜け市街地まで5キロほど手前のところに設置された。
道の駅スタンプラリー2003、58個目のスタンプは積丹半島の海岸沿いの村でゲットした。
ここは”ダイビングパーク大森”というスクーバダイビング施設内に道の駅が併設されたようである。
ダイビングスクール受講者や観光客用に宿泊施設があり、もちろんレストランや売店もある。
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道の駅 No.35 オスコイ!かもえない(右はダイビングスクールの様子)
◎袋澗(ふくろま)
積丹半島全域に袋澗と呼ばれる構造物が見られる。海岸線にそって石を積み上げた、ほぼ長方形の
堤防で一部分は舟の出入りのために切れ間があるものである。この袋澗はニシンが取れすぎて1日で
処理できないときや、波浪が強く陸揚げができないときにニシンを袋網ごと一時保管するための施設で
ある。積丹半島には全部で100ヶ所余り、そのうち50ヶ所程度が神恵内村にあったという。
そのニシン漁とともに神恵内村の歴史が始まったが、ご存知の通りニシンは獲れなくなり袋澗は残った。
現在はつくり育てる漁業に力をいれており、サケ、マス、アワビ、ウニ、などの養殖が盛んである。
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◎海岸沿いの景勝
西の河原(左)は今まで船でしか行けなかった秘境の霊地である。ここが現在では歩いていけるように
なったそうである。しかし急な上りがあり、駐車場から片道50分もかかるという。さらにマムシが発生する
おそれもあるそうで綾小路さんは遠慮した。窓岩(右)は岩の真ん中にぽっかり穴があいていて神恵内を
代表する奇岩だとか。ともにトンネルが開通して国道脇から見ることができるようになったそうである。
他にはシシャモナイの滝など、いまだに船の上からしか見ることができない秘境中の秘境もあるという。
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◎その他の観光 in 神恵内
神恵内青少年旅行村は神恵内漁港を見下ろす海岸段丘上に整備されている。テント、ロッジ、キャビン、
コテージ、バンガローなどのキャンプ施設が充実していてシーズン中のこの日はかなり賑わっていた。
なにも綾小路さんがキャンプに行った訳ではなく、ここに郷土資料館があったからである。展示室には
ニシン漁や袋澗などを中心に神恵内村の紹介がされている。
また、神恵内一帯の海岸線は春先から秋口にかけては釣りの好スポットとなるそうでホッケ、マガレイ、
ソイなどが釣れるそうである。しかし不届き者がいるようで道の駅のトイレで釣果の処理や道具の
手入れ等を行っている者が多いようで、禁止の貼り紙がしてある。
温泉は”リフレッシュプラザ・998”。綾小路さんも入ったことがあり、トーマル峠に向う道道998号線
沿いにある。かなりしょっぱい食塩泉だった。他には柵内ぬくもり温泉と温泉竜神荘がある。
◎本日のブランチ
積丹半島と言えば綾小路さんが大好物のウニが有名である。しかし神恵内村の食堂やレストランを雑誌や
テレビで見た事がない。食堂は国道を走っていてもあまり見かけない。したがって食べるとしたら道の駅の
レストランか西の河原付近のレストハウスだろう。しかし神恵内村に入る前に(神恵内村にとって)大きな
壁がある。それは積丹町である。積丹町こそがウニの本場であり、綾小路さんも今日は途中でウニ丼を
食べてきた。しかも最近知った事では朝の7時前後から営業しているようだ。これでは神恵内村で食べようと
いう気が起きない。積丹町手前の余市町には例の柿崎商店もある。神恵内村は漁業を中心としてきたが
国道の開通とともに観光にも力を入れだしたという。ここは名物料理の登場を期待したい。今もおそらく
あるとは思うが余りに宣伝不足の感がある。その点では積丹町は何度も雑誌、テレビで登場している。
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