2003.08.16
道の駅 No.71 ライスランドふかがわ
札幌市と旭川市という北海道の2大都市(大きさにはかなり差があるが)を結ぶ大動脈が国道12号線となる。
沿線で旭川市の西側に位置するのが深川市である。ここからは留萌方面に国道233号線が分岐している。
そしてその分岐点付近に今年の7月1日にオープンしたばかりの道の駅がある。北海道で1番新しい道の駅、
”No.71 ライスランドふかがわ”である。どうやらオープン日と道の駅の番号は関係ないみたいである。
それとも登録順であろうか。ちなみに市街地は国道233号線沿いに石狩川を渡った対岸に位置している。
道の駅スタンプラリー2003、61個目のスタンプは隠れた米どころでゲットした。
ここは”米のまち深川”をイメージしたテーマ館となっていて、レストランはとことん”米”にこだわった
メニューが中心となっている。農産物中心の特産品販売コーナーもあるがコンビニも併設されていた。
今後の新しいスタイルかもしれない。
道の駅 No.71 ライスランドふかがわ
◎米のまち深川
深川市には石狩川とその支流である雨竜川、さらに他の支流がつくりあげた肥沃な大地が広がっている。
この石狩平野で収穫される米が自慢らしい。今までこのコーナーで紹介した米どころは当麻町、浦臼町、
雨竜町である。全て石狩平野で石狩川沿いの市町村である。広大な土地と水が米を作る条件であろうか。
ところがこれまで深川市といえば”そばどころ”のイメージが強かった。北側に隣接するのは全国一の
生産量を誇る幌加内町であり、東側に隣接する旭川市の江丹別地区もそばの産地として有名なのである。
また、実際に深川市は幌加内町についで全国で2番目のそばの生産量を上げているとのことである。
そういう訳で深川市で”米”が名物だったとは道の駅が話題に上った今春まで知らなかったのである。
そしてテレビで見たのがレストラン”駅逓(えきてい)”で出されるとことん”米”にこだわった、メニューで
あった。その番組では”釜めし”や”釜炊き銀しゃり”などが紹介されていた。米はもちろん深川産で
その他の食材は北海道を中心とした産地直送限定だとか。この両者に共通する”うり”は”炊き立て”である。
”釜めし”が炊きたてなのはあたりまえだろうが”釜炊き銀しゃり”も注文が入ってから炊きだすという。
綾小路さんもせっかくなのでこのどちらかを食べてみようと考えていた。しかし1階にメニューが
張ってあって調理時間は15分以上と書いてあったのである。うーん、結構時間がかかるな。
よく考えるとこれからご飯を炊くのだから当たり前であった。15分ぐらいなら短いほうである。
しかし現在の時間(18時すぎ)とこれから札幌まで帰る時間(2時間以上)を考えると迷った・・・。
よしやっぱり食べてみるか。そして意を決して2階のレストランに向ったのである。ところがそこで
綾小路さんは信じられない光景を目にした。レストランは満員で並んで待っている人もいたのである。
日曜日の夕食時で運が悪かったのだろうか?すごい人気である。綾小路さんはこれであっさり諦めた。
後日のリベンジを堅く心に誓い、この日は滝川の”合鴨丼”で満足した。ちなみにここのレストランは
かなり空いていた。あらためてテレビの力はすごいと感じた。
20日ほど後の9月6日、意外に早くリベンジの機会が訪れた。様々な食材があるのでどれにするか迷ったが、
綾小路さんのご注文は”釜炊き銀しゃり”の”焼き魚ご膳一の膳”、これはもちろん炊きたての深川産米と
おかずは襟裳産の銀聖鮭のしおびきである。おお、あの噂に聞いた銀聖ではないか。これは期待大である。
調理場の表側にはひとり炊き用のご飯の釜が数十個と見える。多分、ほとんどの人がこれを注文するんだろう
なと思っていたら違った。隣に座った年配の二人連れはラーメンだった。これは出てくるのは早かったね。
しかしおかずの調理時間でも10分ぐらいはかかるだろう。まさか料理が15分きっかりで出てくるとは
思っていないがそんなに余分な時間は無いはずである。結局は20分弱といったところで料理が出てきた。
釜をあけるとご飯が光っていて”銀しゃり”という言葉がぴったりである。もちろん蟹の穴も出来ている。
旨い。おこげも出来ていてこれはアイデア品だろう。銀聖は?これも旨い。ああしかし猫に小判か?
綾小路さんは他との違いなんて分らない。ご飯も鮭も!
◎深川観光
イルムケップスカイラインは音江町(道の駅から南部一帯)にある昔から親しまれている憩いの山”無名山”
への登山ルートらしい。頂上からの眺望は素晴らしく、石狩川が蛇行する石狩平野・暑寒岳連峰・十勝連峰・
東大雪連峰が望める。この存在は綾小路さんの道路地図に載っていなかったので知らなかった。しかし登山
コースではなあ・・・。と思ったら車でも行けるらしい。よっしゃ、車なら今度行ってみるか。
アウトドアはこれも音江町にある”まあぶオートキャンプ場”で楽しめる。オートキャンプ場と名前が付いて
いるが、フリーテントサイトやコテージもあるみたいだ。一方、深川市北部のダム湖畔である鷹泊自然公園でも
キャンプができ、多くの人が訪れているそうである。また、深川市にはパークゴルフ場が充実していて、桜山、
総合運動公園、多度志メロディー・パーク、さわやか広場、石狩緑地と5つもの施設がある。やっぱり本格的な
ゴルフを楽しみたいという人は深川カントリー倶楽部でナイスショット!
最後に温泉。綾小路さんの道路地図には国道12号線沿いの深川温泉(これは運転していても見える)と
深川市と芦別市との境界に近い湯の花温泉が載っているが、すでに廃業したのか営業していないという。
現在では市内で唯一だが都市農村交流センター”アグリ工房まあぶ”で堪能できる。
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