2003.08.07

道の駅 No.56 うたしないチロルの湯

札幌市から旭川市への大動脈である国道12号線、ほぼ中間の砂川市で砂川駅の先の道道を東へ向う。
そこから5キロも走らずに砂川市を抜けると歌志内市に至る。かつて炭坑で栄えた所であり、周辺の
砂川市、上砂川町、芦別市、赤平市はいずれも炭坑で栄えた街で歌志内市はその中心に位置している。
そして”道の駅 No.56 うたしないチロルの湯”は町役場から3キロ手前に設置されている。
道の駅スタンプラリー2003、57個目のスタンプはかつての炭坑街の中心地でゲットした。

ここには道の駅本屋にレストランと売店が入っているが、売店”チロルショップ”は歌志内市の物産品と
いうより皮細工やヨーロッパの民芸品が販売の中心となっているようである。また道の駅の裏手にある
丘の上には”うたしないチロルの湯”があり、こちらが道の駅のメイン施設という見方もある。

道の駅 No.56 うたしないチロルの湯


◎スイス風の景観づくり&歌志内炭鉱

道の駅の名前でも分るように歌志内市はスイス風の景観づくりを推し進めているようである。
それは観光施設にとどまらず公共施設や個人住宅のデザインにも取り入れられるようになった。
そういえば団地とかはかなりスイス風の建物が多かった。かつての炭坑住宅を建替えたのであろう。
スイス風の建物で写真に収めたのは道の駅ともうひとつ歌志内市郷土館”ゆめつむぎ”(左)である。
中はやはり炭坑中心の展示となっており、綾小路さんが目に留めたのは歌志内礦の巨大な石看板。(右)
国内の炭坑はすべて閉山となったので今となっては現場の実物は見る事が出来ないが、炭坑の入口に
掲げてあったそうである。こんな立派な看板を作るとは炭坑の重みが感じられる文化財である。

◎その他の観光 in 歌志内

倉本聡、脚本によるTVドラマ”昨日悲別で”は昭和59年に放映。歌志内町を架空の”悲別町”として、
ここから仕事を求め東京に出た若者と故郷に残った若者との心の交流を描いた物語だったらしい。
そのドラマの中で若者たちのたまり場が架空の”悲別ロマン座”だったとの事である。当初、綾小路
さんはストリップ劇場のたぐいと勘違いして見向きもしなかったが、ドラマのロケ地だった訳である。
元々は旧住友上歌鉱会館であって観光名所との事であったが行ってみると寂れたものだった。(写真)
温泉はもちろん”うたしないチロルの湯”が有名である。綾小路さんも3年ほど前に入った事があるが
その後に改装した話があって、今日は行ってみようかとも思っていたが時間がなかった。
他に”かもい岳温泉”があり、こちらもスイス風建築物となっているとのことである。
ここは”かもい岳国際スキー場”の麓にあり冬はスキーとのセットで欲張りに楽しめる。


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