2003.05.12

道の駅 No.27 おびら鰊番屋

札幌から石狩を通り国道231号を北へ、留萌を過ぎると国道232号となる。
この区間を含めた小樽から稚内まで続く日本海沿いの道路は日本海オロロンラインと言う。
そのオロロンラインのほぼ中央に小平町がある。
市街地を過ぎてなお10キロ、道の駅 No.27 おびら鰊番屋に到着する。
綾小路さんはこれとは逆にオロロンラインを南下してきてここに到着した。
そして道の駅スタンプラリー2003、10個目のスタンプのゲットとなった。

ここは小平町観光物産館がメイン施設で道の駅が併設されている。
中には食堂もあり日本海の新鮮な海の幸を味わえる。

道の駅 No.27 おびら鰊番屋 敷地内の旧花田家番屋と同じイメージで作られている。


◎鰊の町小平

昭和30年まで日本海に押し寄せたという鰊。
古くは江戸時代から小平では鰊漁が行われていたようである。
おびら鰊番屋には、当時の網元の栄華の様子を今に伝える歴史的建造物・旧花田家番屋が敷地内にある。
これは明治30年台に完成した鰊番屋を解体・修復したものとの事である。
国の重要文化財にも指定されたこの建物は必見である。
と言っても綾小路さんもまだ見学した事がない。
しかしこの文章を書く資料を見ていて見学したくなってきた。次回はぜひ。

その道の駅の食堂では鰊そばを食べた事がある。
最近も”じゃらん”に載っていて名物料理のようである。
実は綾小路さんは鰊そばをここで初めて食べたのである。
鰊が柔らかく煮込まれていて絶品であった。

◎06.23のブランチ

この日綾小路さんは再び小平町にやって来た。
目的は3つ。
まずは冒頭の道の駅の写真を撮る事、これが大前提。
次に旧花田家番屋の見学、最後に鰊そばを食べる事であった。
しかしここに至るまでに葛藤があった。
今日も羽幌方面から南下してきたが道の駅の北側の鬼鹿港付近は”うに丼”の店が多いのである。
うにもいいなあ、しかし当コーナーで紹介した以上鰊を食べる事を優先したのである。
そして道の駅に到着、食堂は食券制となっていて券売機の前に立った。
何か赤いランプがついている。
えっ、ひょっとして売り切れ?
と思ったら鰊そばではなかった、ほっ。
食券を購入して店員に渡して待っていると何とこれがラストオーダーとなった。
おお、なんてラッキー。先に鰊番屋を見学してたらアウトだった。
普段は運が悪い事が多い綾小路さんだったが今日はついてた。

◎旧花田家番屋(06.23)

引続き旧花田家番屋の見学。
本当に道の駅にそっくりだ、と言うか道の駅が旧花田家番屋に合わせて作られたのである。(左)
日本最北端の重要文化財とパンフレットに書いてある。
この中に当時200人もの人を収容していたとも。
中には鰊漁の船の模型や鰊網他漁の道具も展示されている。
しかしそれらはしょせんはおまけ。
この建物自身が重要文化財であり見ものである。
玄関(写真中央部)を入ると中庭(土間)がありそこから左側は座敷となっていて
”はなれ”など親方が居住した部分となっている。
そして右側が板の間となっていてヤン衆(漁夫)が居住した部分であった。
ヤン衆居住部分の中央部は”だいどころ”としてヤン衆の生活間となっていて”いろり”も設置されている。
そしてその周辺に寝所が中2階部分も含めて3段に配置されている。(右)
今は静まり返っている鰊番屋、しかしこの静けさで逆に当時のヤン衆の喧騒が伝わってきた。


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