座間味島
今回の年末年始の滞在先は座間味島。
どうだったか? うーん・・・どうも、感想がうまく言葉にならない。こんなことは今まであまり無かったのだけれど。
もやもや〜、もやもや〜、としている。だけど、「あぁ、やっぱりそうなんだよね」という感覚は、彼の地でいろいろ感じたように思う。だけれど、明確に言葉に出来ないような・・・
今回の旅は、天気に恵まれなかった。
ただ、これも正確な表現ではないかもしれない。
無事に行けて、無事に帰れただけで良かったとも言える。
私は友人たちより一足先に本島入りし、初日は平安座島(へんざじま)、浜比嘉島、宮城島、伊計島までレンタカーで行ってみた。
思ったよりも広く、起伏もあり、島ごとの個性もあってなかなか興味深かった。平安座島は島ごと石油備蓄基地になってしまってるので、個性も何もあったもんじゃありませんが、この島が今の沖縄の生活を支えているのも現実なのでしょう・・・
これは宮城島の高台から、一瞬日が射した風景。
伊計島と浜比嘉島は・・・なんと言って良いだろう? 聖地にはむやみに近づいちゃいかんな、と言う感じ。
座間味での、2007年最後の日の入りです。
この年は、私の人生の中でも良くない方に位置づけられる年でした。
“良くない”という言い方も正確では無いのでしょう。
そういう経験だって、きっと必要なことなのでしょうから。
座間味で予定していたホエールウォッチングやシュノーケリングは、どちらも時期尚早&悪天候のため出来ませんでした。
では何をしていたかと言えば、島中をサイクリング。起伏があるのでなかなか良い運動になります(笑)。
で、そんな天候ですら、このくらいの美しい風景にはお目にかかれるのです。さすが沖縄。
島の外側はものすごい風と波。
私の2008年もこんな状況?? 勘弁して!(笑)
この海のどこかにザトウクジラたちが泳いでいるはずなんですよね。見たかったな。
座間味は太平洋戦争で米軍が最初に上陸した島なんだそうです。集団自決に追い込まれた人々の鎮魂の碑などもあり、手を合わせる場面もあり・・・
「日本人」として物思わされる島でもあります。
(もちろん、沖縄のどこの島もそうなんでしょうが)
こんな風に穏やかに清くありたいものなんですが、どうしてそう行かないんでしょうかねぇ?
穏やかな陽を浴びて、優しい風に吹かれる・・・これ以上の幸せって無いんじゃないでしょうかね?
初日の出は見れず、これは「初日の入り」です。
曇っているがゆえに感じられる陽射しのありがたさ、美しさ・・・と言う感じでしょうか?
朝方にスコールがあり、日の出の代わりに「初虹」を見ることが出来ました。
それもまた有難いことですよね。
左の写真は、島の西側にある展望台から眺めた慶良間の島々です。
真ん中辺にある小さな無人島、安慶名敷島(あげなしくじま)に渡ってみました。それが右の写真。
珊瑚のかけらがたくさん落ちていて、歩くとカラカラと良い音が響きます。白い砂もきれい。
こういう場所に来ると、心の開放度がよりいっそう大きくなって行くのです・・・
逆に言えば、日常においていかに心と感覚を閉ざしているのかを強く実感させられます。
そんな生活を続けていて良いのでしょうかね・・・良いわけないか(苦笑)。
うーん・・・良い年にしなければ!