高野山
数少ない未踏破県だった和歌山県。密教の聖地として興味があった高野山、古来から信仰深い土地として興味があった熊野・那智。ようやくまとまった休暇が取れて、訪れることが出来た紀伊の国の旅でした。
高野山金剛峰寺の通路です。どこの建物だったかは忘れました。木の香りって良いですよね。ここでは陽射しで生まれた明暗のコントラストを撮ってみました。
おなじく奥の院への参道。前の晩、ムササビが出るという話を聞いて、闇の中も歩いてみました。お遍路さんたちの錫杖の音だけが響く中、「ギャッ」という一声だけが聞こえましたが、ムササビだったかなぁ。いまいち自信の無いところ。
朝の光は、有名無名のさまざまな人の終着地であるこの聖地に射し込み、穏やかな空気を醸し出してくれていました。
高野山からは紀伊山地を縫って龍神温泉へ。これはその途中の峠で写した山並み。山深い土地とその向こうにある荒々しい海は、日本の歴史には欠かせない裏舞台を支えた世界ですね。
このあと川原湯温泉に泊まり、名のとおりの川原に掘った露天風呂で星空を眺めた・・・って、そらぁ、気持ち良いですよ! 熊野・那智は、写真がいまいちだったので載せませんが、やはり良いところでした。
奥の院への参道の杉木立です。焚き火の煙が静寂な空気の中でただよっていました。