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お待ちかねの夕食!
左上から右回りに、シビマグロの刺身、ソーキと野菜の煮物、アラと豆腐の汁、もちきびごはん、タコの炒め物、ニガナの和え物。
ココの泡盛は久米仙でした。
もちきびごはんも美味しかった♪
2日目は、島の北側を目指して歩き始めた。左は役場のすぐそばのあたり。
なんでこんなところを写したかと言うと、この見えている範囲が、たった25mしかない、最短の「県道」だとのことにて。

右は、遊歩道を歩き始めてすぐに見つけたヘビの死がい。鳥にやられたか草刈り機でやられたか ・・・・だろうか。種類はどうやらアカマタらしい。とあるHPによると、本種は気が荒いらしく、ウミガメやハブの子供なんかも食べちゃうらしい。
実はこの集落のメインストリートと周辺の一部では、フットライトが設置されている。
宵になるとこんな感じで幻想的。GW期間とは言え谷間の平日でもあり、観光客がわらわら歩いているわけではなく、至って静か。泡盛と美味しい食事で良い気分になりながら、いつまでもふらふらと歩いていたくなる・・・

と言ってもすぐに路は終わってしまう(笑)。
とりあえず港まで行って街灯を写して家に・・・じゃなくって、宿に戻った。網戸から入り込む涼しい夜風を受けながら、心地良い眠りに・・・
午後、ここでもせっかくだから・・・と、あがり浜で泳いでみた。
堤防周りにはそこそこ魚が居ついていた。一人じゃなければもっと沖まで行って、珊瑚のあたりを見たかったなぁ・・・
海から戻って休憩した後、歴史民俗資料館へ向かった。途中、この家も良い感じだな、と思って写してみた。
普通は玄関先に目隠し兼魔よけの「ひんぷん」と呼ばれる壁が立っているのだけれど(この島ではソーンジャキと呼ぶらしい)、この家ではそれが無く、替わりにかどうかはわからないけど、パパイヤ?が植わっていた。それとも勝手に生えてきたのかな?

資料館は、1部屋だけだったけれど、そこそこ面白かった。
遺跡からの発掘物や近代の民具などがあった。遺跡からは人骨も出ていて展示されていたが、こういう島だと、この人の子孫が今まさにこの島にいるのかなぁ?と思えるのだ。
そしてついにチェックアウト。たった2泊しかしてないのに、宿から離れがたい気分。名残を惜しんで写してきた。
帰りの船は15時過ぎだったので、今度は島で自慢の電気カーを借りた。民宿ふくぎの宿泊者は1500円で借りれるのだ。
実は前日から沖縄は梅雨入りしており、前日こそ本島付近では晴れていたものの、さすがにこの日は雨。それもあったのと、また展望台まで行きたかったのと、単にこの車に乗ってみたかったので借りてみた(笑)。
なかなか快適だったけれど、横からの雨は防げないので、結局たいして乗りまわせなかった。でも旅行期間中、ずっとイマイチな予報の割にずいぶんと晴れてくれたので、感謝感謝ではあるのだ。
ただ、最後に御嶽にお礼参りに行けなかったのが心残り。また島に来い、ということなのだろう。
ところで、この車の裏にはこんな文字が記されている。実はこの車にしても、復元された宿泊棟群にしても、この米軍絡みの補助金が使用されているのだ。そう思うと、入砂島から聞こえる不愉快な音が、複雑な音色を帯びてくるのである・・・
宿の食堂に置いてあった村の街づくり計画などを眺めていると、財政なども当然記載されていた。それによると、村の収入のうちで自主財源の占める割合は2割に満たないらしい。海水淡水化施設も、米軍使用地が無ければ作れなかったのかもしれない。不自由なくシャワーを浴びたり、水洗トイレを使えるのは何故か。立派なごみ処理場があるのは・・・
「あなたのところの収入だけでやりくりしていってね」と言われた瞬間、この村は立ち行かなくなるわけである。そしてそんな自治体は日本中にある。もはや国自体がそれに近いけれど・・・
以前は沖縄には「現実逃避」に来ていた気がするけれど、いろいろ知れば違う現実が見えてくるのは仕方のないところ。
とりあえず、また東京の現実にもどらねばならない・・・
左はフェリーの接岸の様子。と言っても、私が乗る前の午前便である。船体は同じだけどね。
雨降るターミナルで、「あぁ、次の便で帰るのか・・・」と思いつつ眺めていた次第。
ちなみにこの日は、この港の中でもウミガメが泳いでいた。なんでこんな中に入ってくるんだろう?
そして最後、また西門さんまで行って昼食をいただいた。美味しかったです。ありがとうございました。
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北側の遊歩道もなかなか眺めが良い。
右上は、入砂島という隣の小さな島。ここも渡名喜村に含まれる。「ちゅらさん」のオープニングで使われた島と言えば、「あぁ」と思う人もいるだろう。昔は人も住んでいたらしいし、聖地もあるらしいけれど、今は誰もいない。どころか、あろうことか、米軍の射爆場とされているとのこと。上にある前夜の夜道をふらふらしている時も、遠くから耳障りな音が聞こえてくるのである・・・

左は遊歩道で出会ったルリタテハ。翅の裏は地味だけど、表はとてもきれい。いつもすごいスピードで飛んでしまうのだけど、この時はゆっくり停まってくれたので写せた。この島にはルリタテハも多かった気がする。
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そしてこの日の夕食。これがこの旅での最後の夕食である。
左上から右回りに、グルクンのから揚げ、エーガと呼ばれる魚のマース煮(塩煮)、島らっきょう、ソーキと野菜の汁、ごはん、ふーチャンプルー、シビマグロとサザエの刺身。

次にこういう食事にありつけるのは、何時になるだろう・・・
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久しぶりの沖縄は、一人でゆっくり楽しめた。
沖縄では見知らぬ島人や旅人との出会いも楽しみの一つだけれど、今までは友人も一緒だったから、一人でとなるとまた違った味わいがあることが今回でわかった。

与那国も渡名喜も、今までの他の島々とは違った際立った個性があって面白かった。
どちらもまた行きたいけれど、こうした新たな発見があると、やはり行ったことのない他の島々も行きたくなるのである。

時間もお金も限られているけれど、やはり今後も旅に出たい気持ちは抑えがたいだろうな・・・