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ここは「梨ノ木地蔵」と呼ばれるお地蔵さんのいらっしゃるところで、周りにはたくさんの小さなお地蔵さんが置かれています。子供の病気を治してくれるそうで、治ったらお礼にお地蔵さんを奉納するのだとか。この数の子供たちが元気になったのだと思うと、暖かい光景に見えてきます。

なお、この場所は川島小鳥さんという人の『未来ちゃん』という写真集の中でも印象的なシーンで出ています。
私の写真に写っているのは、ウサギの足跡。
こちらは、最後に寄った加茂湖畔の高台にある「湖鏡庵」という美しい名のお寺さんで、門の梁にいらした飛天さんたち。

大きな島だからと思って5泊にしたけど、直前になって「やっぱり日が多すぎたかな?」と思ったものの、ぜんぜんそんなことはありませんでした。夏場だったらもっと自然の中にも入りたいし、お能や人形劇も観てみたいから、さらに時間が必要なことでしょう。
また違う季節にも訪ねてみたいです。
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国仲平野に戻り、こちらは「国分寺」。左上が薬師さんのいらした瑠璃堂。いまは薬師さんは別なところにいらっしゃるらしいけれど、建物は素朴なのに美しい。右上は本堂。大みそかなので、かがり火を焚く準備がされてる。年越しに来たら素敵なんだろうなぁ…とか言いつつ、この日の夜は(も)、夕食時のお酒で酔っ払ってすぐに寝ちゃいましたけど(笑)。
右は、門の梁にいた虎? おどけた感じがかわいい♪
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こちらは五重塔で有名な「妙宣寺」さん。私の父方は日蓮宗系らしいのだけれど、自分自身はあまり日蓮宗系のお寺さんはお参りしていない。今回は、こちらも含めていくつかをお参りさせていただいた。五重塔はもちろん、境内の雰囲気も清々しい良い感じだった。
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宿に向かう途中、国仲平野から大佐渡の山並みを写してみた。孤島ではあるものの、その位置、地理的特徴、歴史的経緯などから、いろいろな要素を持っている島だなぁ…と思う。何年か前に行った対馬との違いを考えてみたりして…
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佐渡に行くにあたっての楽しみの重要な要素の一つは、言うまでも無く「海の幸」♪ これは大みそかの夕食。寒ブリは毎日食べてました(笑)。そして写真は無いですが、お米もやっぱり美味い。お酒は辛口で、私の本来の好みとは違いますけど、ここの食事にはやっぱり合うかな? お酒ってそういうもんですよね。
ちなみにこちらのお宿も『未来ちゃん』の撮影に使われたとのことで、なんだかちょっと嬉しかった。
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そして元旦の朝食。豪華♪ お雑煮も美味しかったな〜
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元旦は、有名どころのお寺さんを中心に周りました。左上が「長谷寺」(ちょうこくじ)さんの五智堂、右上が「慶宮寺」さんの八祖堂、右は「清水寺」(せいすいじ)さんの救世殿。
いずれも、やはり有名どころだけあって良い感じでした。
長谷寺さんは堂内を見せていただくには予約が必要と言うことで、翌日に出直しました。出直して良かった…です。すてきな仏様がいっぱい。ご住職さんのお話も聴けるのでありがたいです♪
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こちらは加茂湖の近くにある「牛尾神社」さん。お寺さんだけでなく神社さんにも初もうでをしておきたかったのでお訪ねしてみた。高台にある良い雰囲気の神社さんでした。
右は能舞台。佐渡は世阿弥が流された島なので、お能が今も残っているらしい。ぜひ観たいところだけど、夏場しかやってないみたい。人形劇も盛んらしく、これらはまた別な季節に再訪して…
ところで、この神社さんをお参りした理由の一つは…実は長谷寺さんで「一年を占う」つもりで引いたおみくじが「末吉」でちょっと…な感じだったので、あらためて「神様」にお伺いしてみようと思ったわけ(笑)。結果、「中吉」でランクアップしたけれど、書いてある内容はほとんど同じような感じで、そういう意味でも示唆的でありました。はは。
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元旦に泊まった宿からの加茂湖の眺め。カキの養殖いかだとカモたちの姿が見えます。
正月2日は小佐渡の南東海岸を走りましたが、途中から「通行止め」になってて引き返す羽目になりました(苦笑)。あらかじめレンタカーやさんでどこが通行止めか聞いておいたんですが、そこは言ってなかったのに…
その道々の風景は、峠も海岸もとりたてて特別なものも無いのですが、やはり見ておくことは重要で…
この日の夕方、佐渡博物館に行ったら、宮本常一さんの『私の日本地図 佐渡』があったので購入しました。夜に宿で読みふけったのですが、旅の復習にはまさにぴったりの本でした。無駄足かと思ったような道々の風景も、この本を読んで思い返すと「そうかぁ…」と思うこと、多々あり。
ほんと、宮本さんはすごい人です。
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最終日の3日は、これも有名な「長安寺」さんへ。辰年にふさわしい彫り物が。
宝物殿は鍵がかかっていたので、お寺の方に声をかけてご案内していただいた。そこにいらした阿弥陀さんも、すごく素敵だった。

ただ、残念な話も。ご住職が一昨年にお亡くなりになったそうで、今はその奥様がお一人でお寺を守っていらっしゃるそう。宮本さんの本を読んでも、こちらのお寺に限らずどこも盛衰の歴史を歩んできたようだけれど、こういうお寺さんの灯火が消えてしまうようなことがあったらとても寂しいと思う。
とは言え、私に何ができる、ということでも無いのだけれど…
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