ノルウェー
このところ「ぜひとも○○へ行ってみたい」という場所が減ってきていて、どちらかと言うと「○○な感じの場所でのんびりしたい・・・」という動機で旅をすることが多い。今回の海外旅行は、「自然の風景がきれいなところでのんびりしたい・・・」ということでノルウェーを選んでみた。
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デンマークのコペンハーゲンで乗り継ぎ、まずは首都のオスロへ。ノルウェーは、日本と同じくらいの面積で、人口は500万人くらいしかいない。首都オスロでも人口は60万人。

オスロではムンク美術館や市場、公園などをぷらぷらした。写真で紹介するほどのものはあまりなかったので、海岸そばのアーケシュフース城の1枚だけ載せます。今も国の行事で使われているそうです。ちなみにノルウェーは王国で、国の成り立ちからはデンマークの兄弟というか養子というか、そんなイメージのようで。

入国してまず何が印象に残ったかと言えば、とにかく「物価が高い!」でした(苦笑)。日本も高いと言われるけれど、たぶん平均的に日本の2倍以上でしたね。ペットボトルの水が約500円! 福祉国家はこうして支えられているのだと強く実感した次第。
これはフロムから船で30分くらいのところにあるウンドレダールという小さな村。ヤギのチーズで有名らしいのだけど、ヤギは見つからなかった・・・。ところどころでヤギの「皮」が干してあったけど(苦笑)。
8月いっぱいまではちょっとしたツアーなどが催されていた形跡はあったけれど、私が行ったときはだーれもいなかった(苦笑)。でも、かえって静かで美しいフィヨルドを満喫出来てとても満足した。1軒だけ営業していた雑貨屋兼お土産物屋でヤギチーズをお土産に買ってきた。

そして、ここからフロムに戻る船で「イルカ」の群れを見つけ、大興奮したのでしたが、写真はさすがに遠くて撮れません!
「美しい風景を眺めてのんびりする」という目的は、もくろみどおりに達成しました。一方、食べ物は思ったほど美味しくは無く、土産物を物色する楽しみはほぼ皆無で、物価は驚くほど高かった・・・というあたり、期待外れと言えばそうなのですが、そういうことを体感することすら、旅の楽しみでもあるわけです。
知らない世界を知るのは、やはり、楽しいです。あ、ちなみに、ノルウェーの人たちはシャイな感じでしたが、みなさん親切で良い感じでした。
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オスロからはひたすら西へ。「ベルゲン急行」に乗ってミュールダール駅へ、そこから「フロム鉄道」に乗り換えてフロムへ。上の写真がフロム鉄道と途中にあるショース滝。ノルウェーは9月ともなると観光シーズンは終わりに近いようですが、各国からの観光客で賑わっていました。車窓の風景はとても雄大で美しかったです。
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左はフロムから車で30分くらいのところにある「ステーガスタイン展望台」からのフィヨルドの眺め。これが「海」というのが、頭ではわかっていてもやっぱり不思議な感じがします。
右はフロムにある「エーグル・ブリッゲリ」という、まぁ地ビール館ですね。5種類のビールとビールに合わせた料理が楽しめるメニュー。ノルウェーでも当然ながら日本人には「多すぎる」量が出てくるのが普通なので、こういうメニューは大変ありがたいですね。ちなみに、ノルウェーの食べ物は、「まぁ、悪くない」くらいのところが平均でした。この中では左端のエビが「美味しい」で、他はフツーかな。値段は・・・日本の感覚で捉えてはいけません(苦笑)。
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左は「スターヴ教会」というこの地域独特の木造教会の一つで「ボルグン・スターヴ教会」。独特の雰囲気があって美しいです。1180年創建だそう。右はすぐそばにある現役の教会で、こちらは中は観られませんでしたが外観はなかなか美しかったです。
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フロムからフィヨルドを船でのんびりクルージングしながらクドヴァンゲンというところまで行き、そこからバスでヴォスへ、そこからは再びベルゲン急行でベルゲンへ。書いてしまうとそれだけで、移動なので写真も無いのですが、途中の風景がとても美しいです。クルーズ中は、イルカの群れを何度も見た上に、アザラシらしき姿も2回ほど発見してこれまた大興奮していたのでした(笑)。
最後の滞在地ベルゲンはノルウェー第2の都市で人口27万人。左が「ブリッゲン」という世界遺産にも登録されたベルゲンの見どころ・・・なんだけど、正直、世界遺産??・・・という感じではありました(苦笑)。土産物も、正直言って今一つ・・・。これはここに限らなかったけれど、今回の旅では惹かれるモノがほとんど無かったですね。北欧と言うとおしゃれなデザイン・・・と言うイメージがありますが、どうやらそれはデンマークやスウェーデンなどのようで。あ、でも、ベルゲンの街としての雰囲気は悪くないですよ。右は魚市場でのお昼ごはん。これは、さすがに美味しかったです。
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最後の日は、迷った末に「モストラウメン」というところへ向かうフィヨルドツアーに参加してみた。下の小さな船で行って帰ってくるだけのツアーだったけど、途中の景色は思った以上に美しくて面白かった。
水面が鏡のよう。最後のところはとても狭い峡谷のようになっていて、激しい潮流を眺められるのがこのツアーのハイライトでした。
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あぁそして最後の晩餐(苦笑)。ノルウェーは意外とビールが美味しかった。左はHansaというブランドで、スーパーでお土産にも買ってきた。右はバカラオという塩漬けの干しダラにトマトの煮込みをあわせたもの。ノルウェーの定番料理で、これは美味しかった。塩漬けの干しダラは去年行ったポルトガルでも良く食べられていて、その普及範囲の広さに驚く。そもそもベルゲンは干しダラの輸出で発展した街で、ドイツ商人のハンザ貿易で発展したらしい。・・・というあたり、やっぱり世界史をもっと勉強したいですな(苦笑)。
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夕食後、名残を惜しんでホテルの近くを散歩していたら、この日はなんだか「文化の日」のようなことだったらしく、通常は15時くらいに閉まってしまう「ローセンクランツの塔」が夜間開館しており、しかも無料で入れるというラッキーなことに。
左上の写真の塔の屋上で、ご覧のようなベルゲンの夜景を最後に楽しむことが出来たのでした。なお、夜景と言うより「夕景」に近いですが、緯度が高い上にサマータイムなので、これが21時頃だったかな?