金華山・宮島
岐阜から広島へ。そのわけのわからない行程は、まったく別な目的のものが同じ時期にしか見られなかったため。岐阜の金華山で見たかったのはサシバという鷹の集団の渡り。広島の宮島で見たかったのは、勅使河原宏のインスタレーションの舞台で行われる武満徹の追悼コンサート。そしてこの旅は、台風の直撃を受けて波乱万丈。あやうく\20,000のコンサートチケットが紙くずとなるところでした(笑)。
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サシバの渡りを見る会は、いまは無き岐阜ユースホステルの行事として行われました。これは前の日の夕方、ユースの屋上から岐阜市街の夜景を眺めたもの。フィルムからスキャンしたんでいまいちな絵ですが、実際はきれいだったんですよ〜。

ところが、肝心のサシバは、次の日の台風でほとんど見えず・・・。しかも、広島移動の新幹線が止まってる!! 幸い、チケットは翌日のコンサートに振り替えてくれるということで、やむなく岐阜に連泊。結果的には、次の日の朝にサシバがたくさん飛んでくれてラッキーでした。

この竹のインスタレーションが故勅使河原宏さん(草月流の家元だった方)によるものです。厳島神社の建物、静かな波と風にとてもよくあっていました。
こんな感じで、しなった竹が風と波で揺れてるんです。
間近で見た構図。月夜の晩、インスタレーションがライトアップされると、いよいよコンサートの始まり。
舞台裏もこんな風にきれいになっています。

コンサートは、もう、それはそれはとても良かったです。武満徹の曲というのは、実はそれまでまったく聞いたことが無かったのですが(苦笑)、この雰囲気にものすごくあってました。というか、あわせて設定されてるんでしょうけれど。宮島という舞台を借りて、一流の芸術家による一流の芸術家の追悼イベント・・・これほどの素晴らしい機会はそうそう無いでしょうねぇ。貴重な経験でした! チケット\20,000は高くない! 新幹線が動くまで待っててホント良かった!(笑)
これは翌朝、宮島内を散歩したときのもの。陽射しがいい感じで焚き火の煙を照らしてくれてました。

そういえば、宮島で食べたアナゴ丼がものすごく美味しかったっけなぁ・・・。おすましのアサリ汁が添えてあって。う、また食べたい・・・。

説明するまでも無く、安芸の宮島の鳥居です。台風一過の晴れ渡った空が、暮れていくさなかでの一コマです。

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