BIWAKOビエンナーレ
ガラス作家の青木美歌さんに教えていただいて前回のBIWAKOビエンナーレを拝見してから早2年。
近江八幡などの琵琶湖周辺地域の文化にもすっかり惹かれ、今回の企画も迷うことなく観に行ってきた。
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作品は、廃屋となっている古民家などが設置舞台となっている場合が多い。
これはイベントのメイン会場のもの。左は障子の替わりになってる。右は暗い蔵の中、会場内にいる人数に応じて変化する光が無数の糸を照らして移ろっていく・・・
会場の特徴にあわせて、いろんな作家さんが個性的な作品を産みだされている。
右の写真の「掛け軸」は、今回の作品では無くもともとこの民家にあったものだそう。貝殻から人が産まれてるなんて、ボッティチェッリの絵みたいで面白いし、これと今回の作品が呼応している。
青木美歌さんの「未生命の遊槽」。前回制作され、その素晴らしさにより会期後も展示延長された作品。私は前回のときに2回、期間外に1回、そして今回が4回目の拝見。
何度観ても本当に素晴らしい。
今回は、作家さんおススメの「西日の差す時間」にばっちりだった。
今回限りで撤去されるかも…という話もあったのだけれど、幸いなことにまたまた展示延長に!
みなさん、ぜひとも近江八幡に行って観てみてください!(*観るには予約が必要です)
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近江八幡は豊臣秀次の政策に始まる商業・水郷の街で、「近江商人」たちが活躍した歴史を持つ。
街の荒廃や運河の水質汚濁など、いろいろ問題はあったし今もあるけれど、その再生に向けた取り組みも進んでいる。
このアートイベントは、単なる「アート」ではなくそのような地域再生とも強くリンクしたものとして企画されている。
面白いのは、越後妻有や瀬戸内のような大企業のバックアップがあるわけでなく、かと言って行政のリードがあるわけでもない。
小さなNPOさんが頑張っているのである。
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八幡山頂上にある瑞龍寺の作品。じっと見つめているとまるで動いているように見えてくる…
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左は八幡山からの琵琶湖大津方面の眺め。今回はお天気に恵まれてとても気持ち良かった。
アート以外にも、もちろん「食」も楽しみました。右は酒游舘さんでの昼食。近江牛や様々な琵琶湖の水産物、お野菜など、いろいろ入っていて美味しかった♪
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このイベントでは、「ナイトツアー」という企画もある。昼と夜では空間の雰囲気が変わり、作品が発するオーラも変わるので面白い。そしてだいたいにおいて、夜の方が魅力的なんだな。
…に参加すると夕飯が遅くなるので(それだけが理由かはアヤシイが)、琵琶湖の美味しい水産物を扱っている遠久邑(おくむら)さんで買い食い。左がそれで、テナガエビとワカサギの天ぷら。これ、いくらだと思います? なんと100円ですよ! しかもめっちゃ美味しいんです! もちろん他の品々も美味しいのでお土産も買い込みました。おススメのお店です。
右は、ナイトツアー開始を待っているときの運河の様子。静かな夕暮れ時。
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ナイトツアーにて。どちらの作品も、昼より数段魅力がアップしていた。右の写真は展示空間となってる蔵の雰囲気が写って無いのですが…
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ナイトツアーでももちろん青木さんの作品を拝見。いつまででも観ていたくなる…
右は、いつもお世話になっている民宿・八幡酒蔵工房さんでの夕食。近江牛と赤こんにゃくが入ったすき焼きです。美味いんだなこれが♪
それで…今回のイベントは近江八幡と五個荘の2会場で開催されて、翌日は五個荘に行ったんだけど…カメラを落としたせいかデータが無く(苦笑)。残念ながら報告できません(幸いカメラはその後復調しました)。
楽しいイベントだったし、近江八幡はやっぱり良いな。また青木さんの作品とお寺と食べ物(お酒も♪)を楽しみに行こうっと。