美瑛
せっかく北海道に住んでいるのに、なかなか出歩く機会が無い。
そんなわけで、出張に絡めて出かけてきたそこは、観光地「美瑛」。
7月の観光シーズンの土日にもかかわらず、意外なほど静かで、物思うにも悪くない雰囲気でした。
美瑛に行く前に寄った、これは旭岳。
去年行こうとしたときには雨にたたられたけれど、今回はぎりぎりで見られた! ロープウェイ駅に戻ったと同時に大雨になったからねぇ。
たくさんの花が咲いていて、とてもきれいだった。残雪や池、硫黄の噴き出す荒地などが織り成す風景も、良い雰囲気。
美瑛と言えば丘。たしかにきれい。
こういう場所を開拓するのはものすごく大変だったろうし、いまだって耕作しやすいとは思えない。
かつての風景や動植物、そこで生きた人々の生き様というのがどうだったのか、と思わずにもいられない。
でも、結果として目の前に展開される風景に心が和むというのは、とても不思議な気がする。
麦畑の広がりと伸び行く電線。
その向こうの空。
私が立っている場所。
昼は曇りがちだったけれど、夜はそれなりに晴れて、星空がきれいに見えた。流れ星も一つ・・・。
これは何が植えてあるのかなぁ? よくわからない。きれいな緑の線が、消失点を作ってる。
畑の中を通る路。両側にはかわいらしい花をつけた草がいろいろ。広々として、風が通り過ぎて、陽射しがまぶしくて、気持ちいい。
白金温泉近くの森の中にて。露が針葉樹の幼木の葉について、きらきらと輝いていた。はかないけれど、たしかな美しさ。
車で通りがかりに見た風景。まるで現代美術の作品のよう。その配置に意図は無いのだろうけれど、何かを訴える意味があるように思える。
すっきりと晴れ渡った空。ありふれた草の何気ない風景でも、受け取る側の意識によっては幸せを感じることが出来ると思う。
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