果てしなき興奮

 

 新三郎103歳は、年を取っているとはいえ、元気だった。
「わしはまだまだ若いもんには負けんぞ! ほれ、」
 新三郎はパンツを下ろし、そのたけくるう一もつを誰彼となく見せ、周りの人々を驚愕させていた。

 あるとき、40歳の年増がやってきて新三郎に言った。
「あたしのどうかしら? 」
「おう、いい感じだな。相手をしてしんぜよう」
 年増は新三郎の一物で昇天した。

 あるとき、18歳の乙女がやってきた。
「あたし、初めてなの」
「心配いらん。労わってしんぜよう」
 乙女は痛さを通り越し天に昇った。

 あるとき、5歳の幼子がやってきた。
「あたし、何も知らないの」
「おお、教えてしんぜよう」
 新三郎は幼子のスカートをまくったところで、待機していた警官たちによって逮捕された。

 

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