夏秋冬


春が来たね。君と出会い、そして付き合い始めた季節。
私は君を一目見て好きになった。
何故だかは分からない。ただ強烈に惹かれた。
私とは正反対の性格の君。
オクテでとても大人しい君。
だけど好きだと思った。
それとともに苦しんだ。
初めて人を好きになる感覚。
恐ろしかった。
だけどとても心地が良かった。

だからこそ恐れた。







夏が来た。とても熱い季節。『暑い』ではなく『熱い』季節。
君と初めて出掛けた日。
心は躍る。
繋いだ手がとても暖かい。
体温がカッと上がるのを感じた。







秋が来る。
君と別れた季節。
せめて君から言って欲しかった言葉。
それを君の友達から言われた。
ショックだった。
つらくて、苦しすぎて、涙も出なかった。
目の奥は熱く。口の中はカラカラだった。
その後君がいなくなってから来た親友。
彼が来たから私は泣けた。
彼が居たから…冷たかった体が暖かくなった。


そして彼から言葉を告げられる。
こんな私を必要としてくれる人が居た。
こんな暖かい気持ちを与えてくれる彼を好きだと思った。







冬が訪れる。
彼はとても優しい。
とても好きです。
確かに君も好きだった。
でも今思ってみると違うの。
君にはきっと憧れだったのだと思う。
それと『恋』と言うモノを体験したかっただけなんだと思う。
ごめんね。
そしてありがとう。
君が幸せになる事。私はそれを願ってる。


私は一足先に幸せを実感したい。
君に悪いと思ってる。
申し訳ないと。
だけどそれ以上に愛しいと思える人が出来てしまったの。
だから私は彼を離さないように努力する。







懺悔ですかね。
なんとも言えません。
もしかしたらこれ撤去するかもです(苦笑)