updated:2005/8/9   
こちらでも梅雨が明け、夏本番を迎えています。       
梅雨の花であるツルアジサイを、梅雨明け宣言前に更新する予定でいましたが       
私のPCが故障してしまい更新が間に合いませんでした。       
真夏の今、時期はずれの花となってしまいましたが
綺麗に咲いた花をみなさんに見ていただきたく       
以前書いていた文章と共に更新しようと思います。       
 梅雨明け宣言が待たれる東北の空の下で       
Mother's Gardenの紫陽花も少しずつ色あせてきました。       
それでも梅雨時の長雨が、様々な色の紫陽花たちを
まだまだ活き活きと輝かせています。       
 今年の紫陽花の中で、特に母を喜ばせたのは       
小さな苗から育てて四年目にしてやっとその花を見せた       
ツルアジサイでした。       
初めて見るその花は、周囲に甘い香りを放ち       
線香花火のような両性花を沢山つけて白く輝いていました。       
その姿をカメラに写した母は       
「なんて写真写りのいい花なんでしょう」と       
驚きの声を上げたほどです。       
そして私も、この優しくてふわふわしたツルアジサイの花が       
一目で好きになりました。       
母が、昔から日本に自生するツルアジサイを知ったのは7年前。       
それも、海外の庭を紹介した雑誌の中で       
白いガクアジサイのような花が       
レンガの壁一面を覆っている写真を見たときだったそうです。       
「紫陽花が壁を這うなんて・・・」        
そんな驚きと、あまりの花の見事さに       
母も育ててみたいと思ったようですが、苗がなかなか見つからず       
見つけても全く花を付けてくれないツルアジサイに       
頭を痛めていたとのこと・・・。       
しかし、我が家の家の生垣に絡めたツルアジサイは       
繁殖力があり、緑の葉も厚みがあって美しく       
晩秋には鮮やかな黄色に紅葉してくれるため       
母は「花は咲かなくとも大切にするよ」と       
話しかけていたようです。       
そんな母の気持ちがこのツルアジサイに聞こえたのか       
今年はどの紫陽花よりも早く咲き       
そして早く散っていきました。       

庭全体が紫陽花色に染まっていたMother's Gardenも       
そろそろ夏の風が感じられるようになり       
ベルガモットやミソハギが咲きだしました。       
ジリジリとした太陽の下で       
夏の花たちに囲まれながら梅を干す母の姿を見るのも       
もうすぐです。       
Mother's Gardenの感想などはこちらまでどうぞ