updated:2004/10/3       
「秋明菊」の名の通り、       
この花は静かな秋の庭に明るさを添えながら       
綺麗に咲いています。       
寒さに強く横に這う地下茎で殖えるこのシュウメイギクは     
古くから多くの家の庭に秋を告げてきました。       
母がこの花を知ったのは中学生の頃で、       
自然な姿で咲いている花の美しさはもちろんのこと、       
ハラハラと散る白い花びらと       
最後に残った黄色の芯の美しさを       
今でも思い出すと話していました。       
シュウメイギクには一重だけでなく八重もあり      
また白だけでなくピンクもあるのに       
母はこの方から頂いた一重の白だけを       
沢山咲かせています。       
風に揺れる姿は一重のほうが優しく感じられ      
ハラハラ散る色はやはり白が美しいと       
話していました。       
やわらかな日差しを受けて       
優しく微笑むシュウメイギクに       
「中学生の頃の母を覚えていますか?」と       
たずねてみたくなりました(*^_^*)       
今から16年前、父と母の故郷である       
この地に戻ってきた時にも       
母が中学生の頃に見たシュウメイギクは       
同じお宅の庭に咲いていたそうです。       
以前から母を知るそこのおばあさんが       
「あなたは花が好きだから」と       
この花を一株持ってきてくださったのが       
我が家のシュウメイギクの始まり。       
今では庭のあちらこちらで       
秋風に揺れて咲いています。       
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