今回は初夏の庭にご案内します。  
梅雨に入る頃には、我が家の庭も  
涼やかな装いになっています。  
背丈の高いピンクのアスチルベ、
ハツユキソウの名を持つ白い斑点のユーフォルビア、    
ラベンダー、アクセントとなっている丸いアルメリア、     
そして、それらの花を包み込むような  
黄色のふわふわとしたアルケミラが  
優しく混ざりあって風に揺れています。  

母はこの色合いと  
風を感じるやわらかな花の形がとても好きなようで  
いつも眺めています。
  

まだこの家に越したばかりの頃、  
庭の敷地は砂利で覆われていました。  
写真の左側には砂利が見えますよね。  
母が庭造りを始めた頃、  
ガーデニングという言葉はあまり耳慣れず  
素敵な庭を紹介している本も数少なく  
ただただ砂利の敷地に草花を植えていたそうです。  
そのうち、この硬い土地に咲いてくれそうな花を探し育て     
株分けやこぼれた種で数を増やして  
だんだんと緑が多くなってきたとのこと。  
私や弟の学費を捻出しながらの日々では  
花にお金をかける余裕は無かったと思いますが  
主婦の知恵が活かされていると  
この庭と母を見ていて思います。  

花の時期が終わって安くなった宿根草や  
強い日差しで弱った苗が安売りしてあると  
庭造りのチャンス(*^_^*)  
‘奥さんは花が好きだから全部もっていって‘と  
顔見知りの店員さんに苗をいただいては大切に育て  
そういう苗から次の年には  
綺麗な花が咲いたりしています。
  

この涼やかな庭の入り口に  
鮮やかな色を見せてくれているのは  
つるバラの一種で‘モーツァルト‘という名のこの花です。   
今年は玄関を覆うほどに成長してくれました。  
道行く人が‘涼しげな庭ですね‘と声をかけてくださると     
‘どうぞ見て行ってください‘と話す母の様子は  
嬉しそうです。  

‘野原のような、素朴で風の匂いが伝わる庭を‘  
母の想いが詰まった庭は     
このMother's Gardenにも広がっています。  

今日ご紹介した一つ一つの花を  
これからのFlowersで紹介していく予定です。  
どうぞ見に来てください(*^_^*)
  























Mother's Gardenの感想やみなさんのお庭の写真などはこちらまでどうぞ(*^_^*)