updated:2004/12/13    
晩秋から咲き始めたサザンカが       
花のない冬の花壇の主役になっています。      
母はこの花が咲きだすと       
「サザンカ サザンカ咲いた道       
 たき火だ たき火だ落ち葉たき・・・」       
と歌いたくなるようです。       
そして、しもやけの手をこすりながら       
小学校へ通った寒い朝の光景を       
私に話してくれます。       
車など無かった時代に       
胸まである雪をかきわけながら歩いた事       
友達が集まってくるまで       
寒くないようにと祖母がたき火をしてくれた事など       
本当に歌に出てくるような光景です。       
ただ、この歌の歌詞からは       
暖かい地方の匂いがすると母は話しています。       
なぜなら私たちの町では       
寒さでサザンカの蕾が傷ついてしまい       
なかなか沢山の花を見ることができないからです。       
ところが、今年は暖かいせいか       
今までにないくらいの美しい花を咲かせてくれました。       
母の幼かった頃に比べると       
雪の量も少なく、寒さもだいぶ違うようです。       
でもこのサザンカの咲いている所だけは       
いつも‘ポッ‘っと暖かく       
見ていると心が弾んできて歌いたくなるのは       
今も変わらないと母は話していました。       
確かに暖かい花だなと、私も感じました。       
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