updated:2004/9/12       
夏のジリジリした暑さから開放された庭では      
秋の草花が存在感を現し       
楚々とした秋の風情を見せています。       
その一つがこのオミナエシです。      
春の七草と同じように季節を告げる花として      
日本中で愛されています。         
  
母はこの花が咲くたびに、幼い頃から食べていた       
黄色のプツプツの粟が付いている「粟まんじゅう」を       
思い出すと話していました。       
ところが驚いたことに       
花の百科事典を調べてみるとオミナエシの別名が       
「粟花・あわばな。この花が粟つぶに似ているから」と      
記されていたのです。       
これには母も「やはりそうだ」と       
嬉しくなったと言っていました(*^_^*)       
花の名の由来としては、この他に、       
もち米で炊くおこわを「男飯」、       
粟ご飯を「女飯」と言っていたのが       
「おみなめし」そして「おみなえし」になったという説も       
あるそうです。       
花の由来を知らなかった母が見ても       
「粟まんじゅう」を連想されるほど       
このオミナエシの黄色い花は粟に似ています。                    
   
優しい黄色を持った小さな花の一つ一つが清楚に輝き      
秋風に楚々として揺らぐ姿が      
秋の七草として万葉の昔から愛されてきたのだろうと       
この花に触れたときに実感しました。       
さっそく母が近くのお菓子屋さんに       
「粟まんじゅう」を買いに出かけました(*^_^*) 
      
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