updated:2004/10/31

小さな花を沢山咲かせるこの孔雀草は　　　　　　　 その名の通り、花の盛りの頃には　　　　　　　 まるで孔雀が羽根を広げて庭に舞い降りたようで　　　　　　　 本当に見事でした。　　　　　　　 花の一つ一つは野菊のようにとても清楚なのに　　　　　　　 次々に咲いた花全体は驚くほどににぎやかで　　　　　　　 花たちのおしゃべりが聞こえてきそうなほどです（*^_^*）

この孔雀草が見事に咲き誇る頃、母はその枝を切り　　　　　　　 ２７歳の若さで亡くなった母の兄さんの墓参りに行きます。　　　　　　　 私のおじさんの誕生日である１０月１０日の頃は　　　　　　　 我が家の庭では毎年この花が一番綺麗に咲いているのです。　　　　　 お墓の前で「今年で〜歳になったんだね」と言いながら　　　　　　　 明るく華やかなこの花を母は兄さんに届けます。　　　　　　　 弾むような声でおしゃべりしているような孔雀草を　　　　　　　 きっとおじさんも気に入ってくれていると思います。　　　　　　　 白の孔雀草は、母にとって思い出の花です。

この花が咲き終わると、もう冬が近くまで来ています。　　　　　　 母は「なんでこんなに秋が短いのだろう・・・」と　　　　　　　 ため息をつきながら　　　　　　　 寒さに弱い花々を部屋に取り込む準備をしています。　　　　　　　 Ｍｏｔｈｅｒ’ｓ　Ｇａｒｄｅｎで活躍しれくれた花々も　　　　　　　 もう冬を迎える準備をしなければなりません。　　　　　　　 北国の秋は本当に　　　　　　　 駆け足で去っていくような気がします。

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