updated:2004/10/16       
以前、Diaryでキンモクセイの話をしましたが、それはまだ九月でした。       
確かに、あの時期にキンモクセイが一度開花したのですが       
今年はちょっと花付きが悪かったなぁと、少し落ち込んでいたのです。       
すると、10月に入った途端、また次々とつぼみを付け始め       
今度は例年以上の沢山の花を付けてくれました。       
今年のキンモクセイは二度咲きで驚かせてくれたので       
今日はFlowersでのご紹介です(*^_^*)       
毎年10月になり、このキンモクセイの花が咲き出すと          
学校帰りの小学生や幼稚園の子供とお母さんの楽しそうな声が聞こえてきます。          
「お母さん〜このおうちは、とてもいいにおい!」          
「いいにおいだね、深呼吸しようよ♪」          
そんな可愛らしくて楽しい会話なのです(*^_^*)       
          
家を建てた時に、道路沿いの生垣を何にしようかと迷った末に          
母はこのキンモクセイを選びました。          
「北側で日も当たらず、砂利だけの痩せ地でも、沢山花を咲かせてくれる木」          
そんな母の無理難題に応えて、16年の月日を掛けながら大きく成長したキンモクセイは         
今では我が家のシンボルツリーになっています。          
「1メートルにも満たない細い苗木を、       
5本買い求めるのがやっとだった」と話す母の目の前には      
オレンジ色に輝く見事なキンモクセイが       
優しい香りを運んでいました。       
「この子達が大きくなっても       
ふわーっと風にのってきたキンモクセイの香りを感じたら       
我が家のキンモクセイの事もきっと思い出してくれるよ」       
そう話す母の言葉に大きくうなずけるほど       
今年のキンモクセイは心に残る香りでした。       
でも、私はキンモクセイの香りばかりに心を奪われ       
じっくりとこの花を見たことが無いと気がつきました。       
花が散って、オレンジ色に染まった路面を見て初めて       
キンモクセイの花の可憐さを知ったような気がします。       
本当に可憐な花なのです。       
「この小さな花の一つ一つの力が       
皆の心を捕らえる香りになるのだと思うと       
散った花も踏めないね」と話す母の言葉に       
また大きくうなずきました。       
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