updated:2004/11/7      
秋の七草の一つに選ばれているフジバカマが       
11月に入ってもまだ咲いています。       
山里に咲いていた萩や葛もその元気を無くし       
庭の女郎花(オミナエシ)も姿を消したこの時期に       
少しずつ色褪せながらも「秋」を主張しているのです。       
周囲はもう紅葉の真っ盛りで       
鮮やかな葉の色に心引かれますが       
目立つこと無く咲いているフジバカマを見ていると       
なんとなく心が和んできます。       
こんなに頑張り屋さんのフジバカマは       
我が家の庭に来てもう10年になります。       
やはり花好きな方が持ってきてくださったのですが       
その時には、このくすんだ花の色が母はあまり好きではなく      
しばらくは植えたままにしていたとのこと。       
ところが、毎年株を殖やしながら       
沢山の花をつけていくフジバカマは       
今ではその背丈の高さを十分に発揮して       
庭の後方を見事に埋め尽くしています。       
「秋の七草」から和のイメージの強い花ですが       
セージと共に風に揺れる姿は       
イングリッシュガーデンの雰囲気さえ感じさせています。     
母の好みを見事に変えてしまったこのフジバカマは       
咲いている雰囲気がとても優しくて       
紅葉の艶やかさに負けない程       
控えめな美しさを持った花でした。       
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