updated:2004/10/24       
この花は暑さ・寒さに強く       
放任したままでも毎年綺麗な花を咲かせてくれます。      
母は昔から「ハナトラノオ」と呼んでいました。       
茎の切り口が四角形なので       
カクトラノオ(角虎の尾)とも呼ばれているようです。       
母がこの花の名前を教えてくれたとき       
「ハナトラノオ・ルリトラノオ・オカトラノオなど       
 なぜ日本には居ない虎の名前が付く花が多いのか       
不思議だよね。」と話していました。       
確かに・・・そう言われると母の疑問も解ります。       
なぜ身近な動物である「猫の尾」ではなかったのでしょう・・・。       
「全部同じトラノオ科の仲間なの?」と聞く私に       
「そんな科は無いよ。ルリトラノオはゴマノハグサ科で       
 このハナトラノオはシソ科だよ」との事。       
 つまりは、植物の分類がなされる前は       
ただ何かに似ているというような見た目の様子から       
「そんな感じ!」ということで名前がつけられていたのでしょう。       
この花を見て、実際には見たことのない虎の尾を       
想像したのかもしれません(*^_^*)       
1mものまっすぐな茎の先に20cm位の花穂をつけ       
その下から次々と咲き上がる姿は       
とても華やかで見事でした。       
この唇のような形をした花の花期は長く       
切花にも使われています。       

母の庭を見ていると、昔から各家々で咲いていた花を       
好んで植えているような気がしますが       
このハナトラノオも幼い頃遊んだ庭に       
きっと咲いていたのでしょう。       
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