updated:2005/9/18   
秋の爽やかな風が,残暑で疲れた草花をいたわるかの様に       
Mother's Gardenを吹き抜けています。       
そして,その風は,秋明菊や萩,コスモスなどの秋の花を       
次々に咲かせ始めました。       
Mother's Gardenは,もう秋です。       
「秋の花は,風を運んでくるね」と話す母の傍で       
一際優しく風に揺れているのが,ハナシキブの花です。       
触れると壊れてしまいそうな,青紫のこの花を       
母は以前からとても気に入っていました。       
しかし,我が家のハナシキブは,Mother's Gardenの一員になった三年前から       
ずっと「ダンギク」と呼ばれていたのです。       
段々に咲く咲き方と,「ダンギク」の名で売られていたこともあって       
母は疑うこと無く「ダンギク」と思って育てていたようです。       
ところが,母は最近になって,北国の冬を越しては木質化している様子を見て       
「寒さに弱いダンギクとは違う・・・」と言って,インターネットで調べました。       
すると・・・       
「ハナシキブ: ダンギクに似ているが       
モンゴリカ種とダンギクの交雑により育成された園芸種」とあったようです。       

やっと疑問を解決してすっきりした母は       
「花式部」という古典的な名前の響きと,       
見ている人を「ほっ・・・」とさせる不思議な力を持つこの花を       
益々好きになったようです。       
確かに,繊細で淡い紫色の花のかたまりが
ふわふわと風に揺れているハナシキブを見ていると,心が和んできます。       
強く自己主張することもなく,儚げに咲くハナシキブは       
「優しい花のNo1!」かも知れないと,私も思いました。       
秋の澄んだ風が,またハナシキブの花を揺らしては       
Mother's Gardenに優しさを運んできます。        
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