updated:2004/12/20    
江戸時代の書物にも記載されていたほど       
この葉牡丹は昔から多くの人に愛されてきました。       
しかし、母がこの花?この葉?       
なんとも表現できないこの植物を身近で見たのは       
16年前の農業祭だったとか・・・。       
白菜や大根と一緒に安定感の無い大きな葉牡丹が       
鉢に植えられているのを見たときに       
‘なんで結球しないキャベツが売られているのだろう‘と     
思ったそうです。
       
皆が‘見事だ‘といって買って行っても       
母はこの不恰好な葉牡丹を好きになれなかったようです。       
そんな母が葉牡丹を植えるようになったのは       
小さな種類が出回るようになってからのこと。       
今では我が家の冬の寄せ植えの定番になっています。       
寒さに強いパンジーと共に         
長い冬を頑張ってくれるこの葉牡丹が庭に無かったら       
きっと淋しい風景になっていたと思います。
       
この葉の重なりをじっくり見ていると       
色のグラデーションがとても美しく       
葉についた朝露はまるで宝石のようです。       
特に写真に写ったその姿からは       
とてもキャベツと同種類だとは思えないほどの       
魅力がありました。       
春になると、その葉の間から花茎が伸びてきて       
アブラナ科特有の花が咲いてきます。       
菜の花に似て地味ですがそれも趣があっていいものだと      
母は話していました。       
花よりも葉のほうに観賞価値があるというのも       
不思議な気がしますが       
葉色の重なりで花にも負けない美しさを見せるのですから      
この‘葉牡丹‘はその名前の通り       
‘牡丹‘に値するのだと思いました。       
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