updated:2005/5/10     
母が幼い頃、この花はひなぎくと呼ばれ       
どこの庭にも野生化して沢山咲いていたそうです。       
そして、ポンポンと楽しそうに咲いているのを見ると嬉しくて       
花を摘んでは髪に飾ったり       
花びらを散らしてままごと遊びに使っていたと       
母が話していました。       
「春の庭にはこの花がないとね」と言いながら       
懐かしそうにデージーを眺めています。       
寒さに強く、早春から初夏まで咲き続けてくれるこの花ですが       
暑さには弱いために、夏越しがなかなか難しいとの事です。       
「昔は植えたままでも、次の年には沢山咲いてくれたのに・・・」       
そう言いながら、なかなか増えてくれないデージーに       
頭を悩ませています。       
母の幼い日の友達だったデージーは       
その花弁の多さから       
イギリスでは昔、恋占いに使われていたそうです。       
私なら「愛してる・愛してない・愛してる・・・」と花びらを全て散らす前に       
疲れて寝てしまうかも・・・しれません。       
「メジャー・オブ・ラブ」       
愛のものさしと呼ばれたデージーですが、私にとっては       
愛をはかるよりも、根気をはかるものさしのような気がします。       
でも、春の光を受けて恥ずかしそうに輝いているデージーからは       
やはり恋する乙女の可憐さが伝わってきて       
本当に可愛い花だと思いました。       

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