updated:2004/8/2     
耐寒性が強く丈夫で大きく育つこの花は       
古くから各家々で育てられていたようで       
幼い頃の母の記憶に強く残っているそうです。       
夏のギラギラした暑さの中で       
真っ赤な花の固まりがまるで燃えているように見えて       
幼心にはショックだったと話していました。       
その花の名前が       
‘タイマツバナ‘(松明花)と呼ばれている事を知ったのは      
ずいぶん後になってからだとか。       
花好きな母には珍しく       
「植えたくない花No1」にリストアップされていたようです。       
しかし、我が家の後ろのお宅で       
この白くて背の高い花が咲いている様子を見た時に        
一目で好きになり、その株を分けてもらったのです。       
あの燃えるような真っ赤なタイマツバナと       
この涼やかで優しく揺れる白い花が       
まさか同じベルガモットだとは知らないで・・・       
その後、真っ赤なベルガモットの株を分けてくれるという       
花友達の好意をお断りしながら       
母が育てているのはこの白のベルガモットだけ。       
赤のタイマツバナが母の庭に咲くことはなさそうです。       
後ろのお宅から頂いた一株の白いベルガモットも       
こんなに大きな株になり       
夏の花壇を独り占めにしています。       
そして庭に向かう小道は       
この白いベルガモットと大きくなったくちなしの白い花で       
涼やかに演出されています。       
これは母の庭計画の一つのようです。       
本当に夏の庭にはベルガモットがよく似合います。       
涼やかな白でも       
可愛らしいピンクでも       
そして燃えるような真っ赤でも・・・。     
  
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