我が家の初夏の庭の中でも、　　
一番の存在感を感じさせるこの花は　　
やはり母のお気に入り。　　
株分けをしながら大切に育てています。　　
その甲斐あって、通りから見える我が家の初夏の庭は　　
アスチルベの優しいピンクの色に包まれて　　
見ていても気持ちが安らいできます。　　

母の庭は、人目を引くような派手さはありませんが　　
いつも心地よく包み込んでくれるような気がします。　　　　　

このふわふわな花は　　
雨に濡れるとその重みで少し垂れ下がります。　　
そんなとき、梅雨の晴れ間を惜しむかのように　　
アスチルベの花を揺らしては　　
重くなった花を楽にしてあげたり　　
花がらを綺麗に摘み取っては　　
草花が病気にならないようにと　　
花咲人は忙しく動きまわっています（*^_^*）　　
この時期の庭の手入れは　　
一段と大変そうですね。　　

こんなに可愛らしく咲いていた花が　　
一年中咲き続けていてくれるのならと思うのですが　　
花も一つの生き物、人間と同じです。　　
季節を楽しみながら色々な花と出会えるなら　　
日々の苦労など気にならないのでしょう。　　

来年の今頃もまた、この優しい花が　　
我が家の庭に顔を見せてくれるはずです。　　
母に大切に守られて咲いたアスチルベの花は　　
いろいろな花に囲まれながら　　
さらに美しく見えます。　　

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